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2023春~初夏、てんとう虫記録 

プランターにカラスノエンドウを植えています。
てんとう虫に来てもらうためにです。

プランター植えのカラスノエンドウはすぐにアブラムシがつきます、
大地に根を張るものと比べるとやはり弱いということなのだろうと思います。

自然生えのそれらを尻目に 早々にアブラムシたっぷり
「さあ、いつでもどうぞテントウムシさん」
そういう状態なのですが 肝心のお目当ての彼女、彼らたちは
そう簡単にはやって来てくれません、
ちょっと特殊な秘密スポット的ですし 気づいてもらいづらいのかな、と思ったりしてみます。

あるとき一匹のテントウムシがやって来ておりました、
が 次の日にはもう姿はありません。
がっかりしましたが このとき僕は
ひとつの妄想をしておりました。

「ここは貴重な餌場、穴場スポット」
そう考え そっと卵を隠して
立ち去ったのではなかろうか

果たしてその時のそれが ほんとうにそうなったのかはわかりませんが
それから数週間後、
プランターには てんとう虫の幼虫がたくさんうごめくようになりました。

ただいくら穴場スポットとはいえ
成虫にまで成長するのは大変なことらしく
数は減っていきます。
見えないところで蛹になったものもいるのでしょうが
ぷよぷよに成長するとカエルにけっこう食べられているような気配がします
カエルにとっても穴場スポットになっているのかもしれません。

もうアブラムシも底をつきそうだ、
新しく幼虫が育つだけの環境ではなくなってしまったなあ、
そんななか プランターのへりに
一匹の蛹の姿が見えます。

「うまく成虫にまでたどり着けたらいいな」
そう最後の希望の星のように朝晩 チラ見していましたが
ついに、

しかも
運良くその日僕は倉庫での作業をしていました。

そこで見せてもらえたのは


まさにちょうど羽化中のてんとう虫です



おもしろいことに
出たあとすぐになぜか標本のような
横並び姿に☆
蛹の時より大きさ5割増しくらいに見えます

久しぶりにみた羽化のようす
黄色い姿が新鮮で あざやかです。


ところで、

「このテントウさんは このあとどんな姿になったの?」

希望の星は 何ホシになった?

そう気になりませんか、

約二時間半ほど経ったあと見に行ってみました


うっすらと
紋様が浮かびあがっていました
ナミテントウさんですね


翌日にはもう プランターにはその姿はありません、
だってもう餌もないのですから

しばらくゆっくりしてもらえるだけの餌が残っていたらなあ、
そう思わないわけではないのですが

結果的、
必然的にいいタイミングで
新たな場所を目指して
自由に、たくましく送り出せる環境になってよかったな
そう思います。

「お元気で」


かわいいふたり



たのしいふたり







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