訪日客が発見する「ネオ冨嶽三十六景」
1月29日の日経MJに、
「ネオ冨嶽三十六景 訪日客が発見!」
という記事が載っていました。
ローソン、踏切、商店街といった、
訪日客からすると「異国情緒」、
「日本らしさ」が漂うものと、
ザ・日本とでもいうべき富士山との
組み合わせが、とても「映える」と
評価されているようです。
夏に富士登山に行き、下山後に
地元の勝手知ったる友人のガイドで、
本町商店街まで足を伸ばしたのですが、
正にここが、MJで取り上げられている
商店街のこと。
写真はありませんが、本町のど真ん中の
交差点には、危ないから車道に出るな!
という趣旨の貼紙が多数。
それだけ、訪日観光客が車道で堂々と
写真を撮りまくっているのです。
新倉山浅間公園のように、
「富士山+五重塔+桜」という、
ザ・日本のフルコースのような場所
であれば、人が殺到するのは我々にも
理解しやすいところですよね。
この記事を読んで感じるのは、
お客様が何に反応するかは、
どんなに予測したところで、
そう簡単に当たるものではない、
ということ。
昭和レトロな商店街そのものや、
踏切の色づかい、コンビニの店舗
そのものに「日本ぽさ」を感じる
という彼ら訪日外国人の感覚は、
私たち日本人の感覚からはなかなか
先回りして理解できるものでは
ありません。
しかし、現場におけるそうした
反応をタイムリーに捉えていけば、
ビジネスチャンスをものにできる
ということでもあります。
「事件は現場で起こってる」
ということを改めて思い出させて
くれた記事となりました。
この富士山や富士吉田市は、
訪日客が元々多く、
オーバーツーリズム状態が続いて
います。
そんな場所であっても、
市内全域が混み合っているわけでは
当然なく、特定のスポットのみが
賑わいを見せている状況でしょう。
今はまだ賑わっていなかったとしても、
どこに「意外な魅力」が詰まっている
かは分からないものです。
部外者の目から見て、
自分たちにも誇れる資産があるの
ではないか?
「映える」ものを持っているの
ではないか?
そんな問いを立てるところから、
光明が見えることもあるのかも
しれませんね。
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。