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「白湯」が売れる時代

昔は、「水と安全はタダ」という
言葉がまかり通っていたと聞きます。
しかしながら、時代は変わり、
水も安全も相応のコストを払わなければ
手に入らない時代
ですよね。

もちろん、諸外国に比べれば、
日本は非常に安価に、品質の高い水道水を
飲むことができる
点で、まだまだ恵まれて
いるのは間違いありません。

とはいえ、本当に美味しい水を飲もうと
思ったら、ペットボトルで売られている
天然水などの方が良いでしょう。

我が家では、ペットボトルを毎回
空けるのもどうなんだろうと思い、
やかんでこまめにお湯を沸かして、
それを冷ましたものを飲用や料理用に
使うようにしています。

さて、最近、ペットボトルに入った
「白湯」が隠れたヒット商品
になって
いたのはご存知でしょうか。

仕掛けたのは、アサヒ飲料
こちらの記事は1年以上前のものですが、
今年の冬も「白湯」は順調に売れていた
と認識をしています。

ただの「水」が当たり前のように
売れるようになって久しいので、
ただの「お湯」が売れることも
そこまで驚くべきことではないの
かもしれません。

それでも、世の中になかなか商品が
出てこなかったのは、記事中にもある
過去の失敗が尾を引いたのでしょう。

また、水道からタダ同然で汲める水
ポットに入れてさえおけば、
自動的に白湯はつくれるわけで、
わざわざペットボトルの白湯を買う
人は相当レアだと思われてきたに
違いありません。

しかし、「ポットに入れる」という
そのひと手間が面倒くさい、
やりたくない、何とかラクできないか

そのように考える人もいるのです。

その手間を解消することが、
お客様のメリット、ベネフィット
なるからこそ、お金を払うに値する
価値
があると思ってもらえるからこそ、
商売として成り立つのですね。

そもそもの消費者のニーズも、
大きな変化があった
ようです。
これまた上記記事にある通り、

白湯を飲む人の割合が09年には1割だったのが、22年には6割に伸びていた。

ということで、白湯を日常的に飲む
人が圧倒的に増えていた
のです。

1ヶ月ほど前の日経MJでも、
「手軽な温活」として、「白湯」が
男子にも受け入れられている
という
話題が取り上げられていました。

こうしたトレンドが表面化する前から
消費者動向を早めに捉え、
過去の失敗に囚われずに見事に上市

「白湯」を成功に導いたアサヒの
担当者にとって、このヒットは
「会心の一撃」だったに違いありません。

私のように、やかんでお湯を沸かす派に
とっては、こんなお助けアイテムも
あるようです。

「白湯専用」とうたうことで、
他のマグカップとは用途が異なる
ことが一目瞭然ですよね。

こうしてターゲットを絞りすぎると、
売れなくなるのでは?
と思われがちですが、
むしろ「これが私にピッタリ!」
気付かれやすくなって、売上は伸びる
ものです。
マグカップとしては比較的高いと
思われますが、
Amazonにてここ1ヶ月で600個も
売れている
とあったので、
結構人気ですよね。

体を温める、特に腸を冷やさないように
するのは、健康維持に大変効果的
です。
そんな「温活」「腸活」に役立つ
「白湯」を、皆さんも生活に取り入れて
みてはいかがでしょうか?

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。