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続・洋酒チョコは春夏も売れるか?

1ヶ月ほど前に、いつも冬季限定で
発売しているロッテの「バッカス」が、
「春夏仕立て」なる商品を発売した
ことを取り上げました。

その後の店頭において、どの程度
商品が回転しているか
を興味深く
見守っていたのですが、やはり
今ひとつ盛り上がっていない
ように見受けられます。

チョコレートの正確なPOSデータは
入手もチェックもしていないので、
あくまでも目視で近場のスーパーや
コンビニ数店舗を定点観測した状況
からの憶測
となる点はご容赦ください。

今回ロッテは、「バッカス」発売
60周年を記念
して、
特別に「春夏仕立て」商品たちを
「期間限定」で発売しました。

発売された商品は、以下の3つです。
・バッカス 春夏仕立て
・ラム×レーズン ~ナッツを添えて~
・ストロベリー×ラズベリー

前回の記事でも触れましたが、
二つ目の「ラム×レーズン」は、
なぜか「ラミー 春夏仕立て」とは
名付けなかった
のですよね。

これは、明らかに売上を鈍くする
要因
となっている気がしてなりません。
というのも、いつも買っているあの
「ラミー」と同じだ!という認識を
持ってもらいにくい
からです。

更に「ストロベリー×ラズベリー」
至っては、「ラミー」「バッカス」
関係なく、ただただ「お酒のチョコ」と
いうのが共通点なだけ

3つとも置かれていた店舗では、
「バッカス 春夏仕立て」は比較的
残り少なくなっていますが、
他の2つはかなり足が遅いのが
見て取れるのです。

これは、明らかにネーミング、
あるいはブランディングにおける
失敗だったと推測
するところ。

いつもの「ラミー」を想起させる
パッケージデザイン
にしたり、
せめて「ラミー」ブランドを前面に
押し出し
て売ろうとしない限り、
売場における視認性が不足していた
のではないでしょうか。

もう一点、これは私自身が今回の
商品を食べてみて思ったことなの
ですが、やはり「お酒のチョコ」が
秋冬に売れるのは、時期的に相応しい
から
なのではないか、ということを
体感したことを指摘しておおきたいと
思います。

春の爽やかな陽気のときや、
夏の陽射しまぶしいときに、
まったりタイムを演出してくれそうな
「お酒のチョコ」は少々不釣り合い

あるなぁということを感じた次第。

もちろん個人差のある話ですし、
一般的には私の結論と真逆の嗜好が
消費者の間で確認される可能性が
なきにしもあらず。

ですが、努めて客観的に、
「お酒のチョコ」が消費されるで
あろう場面を想像
するに、
やはり春夏の爽やかな天気ではなく、
秋冬の室内でまったりした空気感の
方がしっくり来る
気がするのです。
私の感覚が「分かる!」という人も
多いのではないでしょうか。

「春夏限定」とは書かず、
「期間限定」と書いてあるので、
在庫が残ってもしばらくは販売継続
できるでしょうが、売れ残り感が
出てしまうとますます売れなくなる

ので、この先の取り扱いがどうなって
いくか、少々気がかりです。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。