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十人十色、百人百色

TVを観る機会が極めて少ない私も、
Amazon Primeのお陰で、話題作に
ありつけることが時折あります。

例えば、5月6日に行われた世紀の一戦
「井上尚弥 v.s. ルイス・ネリ」
もしTVだけでの放映だったら恐らく
観ていなかったのですが、Primeで
ピンポイント視聴できるのを知って、
しっかり堪能させてもらいました。

また、『ゴジラ -1.0』も、たまたま
GWにタイミングが合ったので、
アカデミー賞視覚効果賞をアジア映画
として初受賞
したとのニュースに
影響されたミーハー魂で、
楽しませてもらいました。

このAmazon Primeは、有料の動画配信
サービスとして、会員数国内No.1
だと
目されます。
正確な数を比較した最新の情報が意外と
見つけづらかったのですが、こちらの
noterさんの記事がよくまとまっていて
参考にさせていただいてます。

実数ではなく、調査した人数の母数の中で
順位を確認したものであれば、下記のような
ニュースリリースなども見つかりました。

しかし、相対順位を確認するにはよいものの、
絶対的な数の確認ができないので、今ひとつ
スッキリしない感じが否めません。

いずれにしても言えることは、今の時代、
とにかくメディアが無数に存在していて、
大手独占など望むべくもない状態だと
いうことです。

昭和の時代、TV番組の選択肢はごく僅か
でした。
その中で人気が出る番組というのも
おおむね限られてくるので、
話題作は誰もが観ている、
少なくとも噂では知っている
ような
状態だったように思います。

それが、今や選択肢の数が多すぎて、
正確にその数を把握することすら困難

ですよね。

「十人十色」と言いますが、
選択肢の数が十では到底足りません。
タイトルにふざけて書いた通り、
「百人百色」の時代だと言えるのでは
ないでしょうか。

5月1日の日経MJ『消費を斬る』
コーナーでは、

若者に広がる「朝から動画視聴」

とのタイトルで、12~29歳の若者
目覚まし代わりに、あるいは「朝活」
的に動画視聴サービスを利用している

様子が紹介されていました。

多様なコンテンツサービスが現に
存在するということは、
それだけ多様なニーズを持つ視聴者も
また存在するというわけです。

その日経MJの記事に書かれていた

これほどメディアとの付き合い方が複雑化してくると、よく話題にのぼる「個人視聴率」や「世帯視聴率」だけでは生活者の実態を捉えきれない。

との指摘に、深く頷かざるを得ません。

「マスマーケティングの終焉」
などという言葉を、ひと頃よく
耳にした記憶があります。

また、「スモールマス」という言葉を
耳にするようになってから、
優に5年以上は経ちました。

メディアの細分化が更に進行する
ことで、マスマーケティングの土台が
更に揺らぎ、「スモールマス」や
「パーソナライゼーション」がより
一層加速化していく流れ

もはや止まらないのでしょう。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。