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マーケターを生業として20年超、化粧品や生活雑貨のカテゴリーで豊富な経験と実績を積んで…

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マーケターを生業として20年超、化粧品や生活雑貨のカテゴリーで豊富な経験と実績を積んできた。 ビジネスでも人生でも、マーケティングの原理原則を学ぶことが極めて有用、いや不可欠だ。 そんな信条の下、noteで毎日発信を継続中。

マガジン

  • DAF

    ドラマティックアカデミーフェス、通称「DAF」に関連する投稿を集約しています。

  • 読書日記

    読み終えた本の備忘録ならびにアクションアイテムを書き留めた記事たち。

  • マーケティング事例集

    具体的な商品(製品/サービス)の成功・失敗事例に関する記事を集めてみました。

  • 意思決定基準たち

    仕事や生活をより充実したものにできる、あるいはより効率・効果を高められる、そんな「意思決定基準」を日々打ち立て、あるいは改善していく。

  • マーケティングの基本概念

    マーケティング、ブランド、セグメンテーション/ターゲティング/ポジショニング、などなど、基本的な概念に関わる記事を集めました。

記事一覧

固定された記事

見晴らしの良い地図を手に入れる

マーケティングを学ぶということは、 ビジネスにおける地図を手に入れる ことだと言っても良さそうです。 ビジネスを成功させる上では、 様々な課題をクリアしていく必要…

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2週間前
17

「DAF36」まで1ヶ月を切りました

本日は5月17日。 次回「DAF36」が6月16日開催ですので、 丁度1ヶ月後ということになります。 「DAF」というのは、 Dramatic(ドラマティック) Academy(アカデミー) Fes…

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5時間前
7

世界は経営でできている

大分前に、先輩から勧められて Kindleでこちらの本を購入しました。 依然としてすべては読み終えて いないのですが、割と巷で話題に なっているという噂も聞くので、 そろ…

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1日前
10

続・洋酒チョコは春夏も売れるか?

1ヶ月ほど前に、いつも冬季限定で 発売しているロッテの「バッカス」が、 「春夏仕立て」なる商品を発売した ことを取り上げました。 その後の店頭において、どの程度 商…

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2日前
13

「白湯」が売れる時代

昔は、「水と安全はタダ」という 言葉がまかり通っていたと聞きます。 しかしながら、時代は変わり、 水も安全も相応のコストを払わなければ 手に入らない時代ですよね。 …

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3日前
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ミッション・ビジョン・バリュー、そしてパーパス

週末土曜日の午後、対面形式での ワークショップに参加してきました。 私にとっていくつかある 「サードプレイス*」のうちの一つ、 「大人の小杉ゼミ」の企画で、 組織開発…

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4日前
17

進化心理学の入門書を読み終えて

ゴールデンウィークの 前半3連休と後半4連休で、 『進化心理学から考えるホモサピエンス』 という書籍を、読書会仲間と 共に読み進めておりました。 その「本質」部分、「…

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5日前
20

競合のシェアを奪うより

どんな商品であれ、 またはブランドであれ、 どこかしらの「戦場」で戦っていると 言えます。 その「戦場」のことを、 「市場」「マーケット」と呼んだり、 「カテゴリー…

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6日前
12

組織再編にあたってまず何をするか

女性用の下着メーカーといえば、 まず真っ先に名前が上がるのは ワコールでしょう。 京都を代表するメーカーでもある ワコールは、現在組織改革の只中 にあるとのこと。 …

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7日前
19

プロと素人の境目

突然ですが、質問です。 プロフェッショナルか否かの境目は どこにあるのでしょうか? そう訊かれたら、 何とお答えになりますか? 訊き方を変えると、 プロフェッショナ…

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8日前
9

十人十色、百人百色

TVを観る機会が極めて少ない私も、 Amazon Primeのお陰で、話題作に ありつけることが時折あります。 例えば、5月6日に行われた世紀の一戦 「井上尚弥 v.s. ルイス・ネリ…

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9日前
17

学内木鶏会の増加がもたらす希望

私の愛読雑誌である『致知』は、 「人間学の学ぶ月刊誌」 とのテーマを掲げています。 この『致知』をテキストにして、 勉強会を開いている人たちが 全国各地にいらっしゃ…

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10日前
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『営業の科学』とSFA/MA

高橋浩一著『営業の科学』のさわりを 一昨日ご紹介しました。 上記の記事で書いた通り、 「さわり」とは「要点」のことです。 あくまでも、要点を簡潔にご紹介した だけに…

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11日前
18

トンネルを抜けると、そこは、、、

川端康成の小説では、 それは「雪国」でした。 本物のトンネルではなく、 比喩的に「トンネル」という言葉を 使うときがありますよね。 その場合だと、「雪国」の代わり…

ahiraga
12日前
12

『営業の科学』のさわり

『無敗営業』という強烈な本があります。 かれこれ20年程購読しているメルマガ、 「平成進化論」発行人の鮒谷周史さんが 発売当初に激推ししていたので、 間違いないだろ…

ahiraga
13日前
30

美しい日本を守るには

先般の衆院補選結果を見て、 日本のこれからの行く末に 益々不安を感じる今日この頃。 自民党が勝たなかったこと自体は、 昨今の岸田政権の行状を考えると、 確かに良かっ…

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2週間前
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固定された記事

見晴らしの良い地図を手に入れる

マーケティングを学ぶということは、 ビジネスにおける地図を手に入れる ことだと言っても良さそうです。 ビジネスを成功させる上では、 様々な課題をクリアしていく必要が あるわけですが、マーケティングは その課題解決に大いなる力を発揮する ことは間違いありません。 マーケティングというカタカナ、 横文字にアレルギーのある人は、 今やかなり希少人種だと思いたい ところではありますが、 普段使っていない言葉だとすると、 耳にスッと馴染まないのは致し方の ないところです。 しかし

「DAF36」まで1ヶ月を切りました

本日は5月17日。 次回「DAF36」が6月16日開催ですので、 丁度1ヶ月後ということになります。 「DAF」というのは、 Dramatic(ドラマティック) Academy(アカデミー) Fes(フェス) の頭文字を取った スピーチ中心のイベントでして、 その36回目の開催ということで 「DAF36」と命名されているわけ ですね。 私は今回10回目の出演を果たす ことになりました。 よもや10回も、しかも連続で 出演することができるとは、 当初は思っても見なかったこと

世界は経営でできている

大分前に、先輩から勧められて Kindleでこちらの本を購入しました。 依然としてすべては読み終えて いないのですが、割と巷で話題に なっているという噂も聞くので、 そろそろ紹介してみようと思います。 読む前までは、もっと硬い本なのかと 思っていたのですが、読んでみたら なんとまぁ、シニカルさにあふれた、 その独特の毒づき方加減に思わず 引き込まれました。 章立てが、すべて 「○○は経営でできている」 という形で統一されており、 結局のところ人生そのものが 「経営」であ

続・洋酒チョコは春夏も売れるか?

1ヶ月ほど前に、いつも冬季限定で 発売しているロッテの「バッカス」が、 「春夏仕立て」なる商品を発売した ことを取り上げました。 その後の店頭において、どの程度 商品が回転しているかを興味深く 見守っていたのですが、やはり 今ひとつ盛り上がっていない ように見受けられます。 チョコレートの正確なPOSデータは 入手もチェックもしていないので、 あくまでも目視で近場のスーパーや コンビニ数店舗を定点観測した状況 からの憶測となる点はご容赦ください。 今回ロッテは、「バッカ

「白湯」が売れる時代

昔は、「水と安全はタダ」という 言葉がまかり通っていたと聞きます。 しかしながら、時代は変わり、 水も安全も相応のコストを払わなければ 手に入らない時代ですよね。 もちろん、諸外国に比べれば、 日本は非常に安価に、品質の高い水道水を 飲むことができる点で、まだまだ恵まれて いるのは間違いありません。 とはいえ、本当に美味しい水を飲もうと 思ったら、ペットボトルで売られている 天然水などの方が良いでしょう。 我が家では、ペットボトルを毎回 空けるのもどうなんだろうと思い、

ミッション・ビジョン・バリュー、そしてパーパス

週末土曜日の午後、対面形式での ワークショップに参加してきました。 私にとっていくつかある 「サードプレイス*」のうちの一つ、 「大人の小杉ゼミ」の企画で、 組織開発について学ぶために 10人ほどのメンバーが集ったのです。 *自宅でも会社でもない第三の居場所 ちょうど一年前に、 同じく組織開発の学びということで 「ポジティブアプローチ」の ワークショップを行いました。 今回はもっとオーソドックスな ところで、「MVV」などと略される ミッション(Mission/使命)

進化心理学の入門書を読み終えて

ゴールデンウィークの 前半3連休と後半4連休で、 『進化心理学から考えるホモサピエンス』 という書籍を、読書会仲間と 共に読み進めておりました。 その「本質」部分、「さわり」を まとめてみたのがこちらの記事と なります。 7日間では全てを読み終えることは かなわず、半分ほど読み進めた ところで一旦終了。 残り部分は、独りで読みました。 折角読み終えたので、自分なりに 総括を言語化して残しておこうと 思い立ち、こちらで紹介させて いただきます。 まず、全体を通して、我々

競合のシェアを奪うより

どんな商品であれ、 またはブランドであれ、 どこかしらの「戦場」で戦っていると 言えます。 その「戦場」のことを、 「市場」「マーケット」と呼んだり、 「カテゴリー」と呼んだりするわけですが、 その「市場」や「カテゴリー」には ライバル/競合が存在するのが常。 その「市場」「カテゴリー」に新しく 参入するプレイヤーは、 そこで既に大きなシェアを持っている ライバルから、そのシェアを少しでも 奪おうと考えることが多いでしょう。 手っ取り早いのは、そのライバルより 値段を安

組織再編にあたってまず何をするか

女性用の下着メーカーといえば、 まず真っ先に名前が上がるのは ワコールでしょう。 京都を代表するメーカーでもある ワコールは、現在組織改革の只中 にあるとのこと。 その中核を担っているのが、 京都大学出身の生え抜きで、 最年少取締役として活躍する 篠塚厚子氏。 この「oggi.jp」の記事は、 ちょうど1年前。 その直前に、ワコールは 「販売、商品、マーケティング」の 3つを軸とした新体制に移行、篠塚氏は 取締役執行役員マーケティング本部長 として、200人もの組織を束

プロと素人の境目

突然ですが、質問です。 プロフェッショナルか否かの境目は どこにあるのでしょうか? そう訊かれたら、 何とお答えになりますか? 訊き方を変えると、 プロフェッショナルとは何ですか? という質問となります。 この質問に対する答えは、 様々な人が様々な形で答えており、 唯一無二の正解があるようなもの とは言えないかもしれません。 それでも、自分自身で何をもって プロフェッショナルというのか、 その定義を心の中に持っておく ことは、非常に大切なことなのでは ないでしょうか。

十人十色、百人百色

TVを観る機会が極めて少ない私も、 Amazon Primeのお陰で、話題作に ありつけることが時折あります。 例えば、5月6日に行われた世紀の一戦 「井上尚弥 v.s. ルイス・ネリ」が もしTVだけでの放映だったら恐らく 観ていなかったのですが、Primeで ピンポイント視聴できるのを知って、 しっかり堪能させてもらいました。 また、『ゴジラ -1.0』も、たまたま GWにタイミングが合ったので、 アカデミー賞視覚効果賞をアジア映画 として初受賞したとのニュースに 影

学内木鶏会の増加がもたらす希望

私の愛読雑誌である『致知』は、 「人間学の学ぶ月刊誌」 とのテーマを掲げています。 この『致知』をテキストにして、 勉強会を開いている人たちが 全国各地にいらっしゃって、 その会を「木鶏会」と呼称して いるのは、ご存知の方も多いかも しれません。 この木鶏会を、高校や大学の運動部で 実施する動きが、最近増えて来ている 印象があります。 単に、『致知』でそのような動きを 紹介する頻度が増えているだけなの かもしれませんが、取り上げるに足る 実績が出て来ていることの裏返しと

『営業の科学』とSFA/MA

高橋浩一著『営業の科学』のさわりを 一昨日ご紹介しました。 上記の記事で書いた通り、 「さわり」とは「要点」のことです。 あくまでも、要点を簡潔にご紹介した だけにとどまるので、より具体的に、 詳細かつ精緻な行動にまで落とし込まれた 数々のアドバイスは、是非とも実物にて 確認してください。 今日は、少しアプローチを変えて、 実際に読んでみて気になった点を 軸に、自分の頭の整理をしながら 書いてみます。 本書の冒頭付近に出てくる 「SFA」 はご存知でしょうか? 「Sa

トンネルを抜けると、そこは、、、

川端康成の小説では、 それは「雪国」でした。 本物のトンネルではなく、 比喩的に「トンネル」という言葉を 使うときがありますよね。 その場合だと、「雪国」の代わりに 色々な言葉が入れられるような 気がします。 長い、暗い、トンネルのような毎日。 そこを何とか通り抜けて、明るい出口が 見えてきたそのとき。 一体何に遭遇できるのか? それはきっと、トンネルの中を 走っていたときの自らの態度や 心構えによって、かなり変わって 来るのではないでしょうか? 客観的に見ても「不

『営業の科学』のさわり

『無敗営業』という強烈な本があります。 かれこれ20年程購読しているメルマガ、 「平成進化論」発行人の鮒谷周史さんが 発売当初に激推ししていたので、 間違いないだろうと即買いしたのを 覚えています。 それから4年半ほど、著者の高橋浩一さんが 更に進化した決定版をお出しになりました。 それが、『営業の科学』です。 まだ全部を読み切ってはいないのですが、 とても再現性の高い、効率的かつ効果的な 営業を実践する上でのバイブルとなる本 だと断言できるでしょう。 私自身はマーケ

美しい日本を守るには

先般の衆院補選結果を見て、 日本のこれからの行く末に 益々不安を感じる今日この頃。 自民党が勝たなかったこと自体は、 昨今の岸田政権の行状を考えると、 確かに良かったと言えなくもない でしょう。 しかしながら、立憲民主党系が全勝 という結果は、日本国民の民度が 本当に大丈夫なのだろうかと心配に ならざるを得なかったというのが、 正直な気持ちです。 結局のところ、選挙結果というのは その時点における国民の民度が そのまま表れているだけだとも 言えるので、徐々に徐々に、 地