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「羽生結弦選手の挑戦に拍手」

 本日(2022.2.27)の徳島新聞「読者の手紙」に私の拙文が掲載されました。読んでいただければ幸いです。

 北京冬季五輪が終わりました。日本は18個のメダルを獲得し冬季大会過去最多となりました。連日の熱戦に胸躍り、スポーツの持つ力を実感しました。強さと美しさ、そして芸術性。人間が持ち得る才能と努力の結晶がそこにあります。
 私は、フィギアスケートの羽生結弦選手の五輪3連覇を期待していました。ショートプログラムでリンクにできた溝にはまるというアクシデントがあり、最終的にメダルには届きませんでした。
 しかし、後半のフリーの演技では、世界で誰も成功させていない4回転半ジャンプに果敢に挑みました。転倒しましたが、国際スケート連盟の公認大会で初めて4回転半ジャンプとして認定されました。金メダルを超えた世界への一歩に、努力が報われたようでした。
 記者会見で「挑戦とは?」という質問に、彼は「みんな生活の中で何かしら挑戦している。それが生きるということだと思う」と語っていました。日常に散らばっている小さな挑戦へ、一歩ずつ前向きに進む勇気をもらいました。
 「オリンピックって特別だなって思いましたし、けがしてても立ち上がって挑戦するべき舞台です。また滑ってみたい気持ちはもちろんあります」という発言にほっとしました。今後も彼のあくなき挑戦を応援したいと思います。

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