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「一緒に食べる」で共有したい時間

先日とても美味しいイタリアンに出会った。
サラダからアクアパッツァ(残ったスープをリゾットにまで仕立ててくださった)、パスタ、ティラミス、何でも美味しかったのだが、初めて食べた「カルツォーネ」という包み焼きのピザ(見た目は餃子で、今年は1月の中国といい、3月の胡椒餅といい、パオに縁のある年かもしれないと思った。)

カルツォーネ。中にはチーズのクリームとキノコやベーコンがとろりと入っている

美味しいものを食べた時に、「これはあの人と食べたいな」と思うことがある。このカルツォーネがそうだった。『クレモナ』のメンバーと食べたいな、そう思った。みんなでわいわい言いながらこのピザを切り分け、つつく。美味しいねえ、と言いながら食べているのを想像するだけで楽しい。


30セットのカーネーションギフトをたくさんのお客さまにお求めいただき、完売。


昨日母の日だったのでカーネーションとコーヒーのギフトを販売した。カーネーションは苗だった。苗をもらったらきっと土に埋める人もいるだろう。うまく育てば、あの時もらったカーネーションだときっと何度も思い出すだろう。プレゼントついでにコーヒーを渡してたとえば一緒に飲んだとしたら、きっと他愛もない話でも良い思い出に変わるのだろう。母の日の思い出として。苗もコーヒーも、それ自体はもちろん、「時間」のプレゼントだと思う。


時間は色んなものの間にある。予定と予定の間、仕事と仕事の間、そして人と人との間である。私は時間芸術と呼ばれる「音楽」を生業にしているから、時間について考える多い。しかし本当に面白いのは音符と音符の間の時間よりも、人と人との間にある時間であり、時間と空気を演奏会では共有する。どちらも目には見えないが、その間に血が通うのがわかる。生きている。



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6月22日の演奏会に向けて本格的なスタートを切った。演奏を通して、表現を通してより多くの人に出会いたい。

20240513

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