コット

人との繋がり、学びと、言葉を糧に生きています。イギリス在住。書くのも描くのも好きです。

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マガジン

  • サントリーニ島の冒険

    長年憧れたサントリーニ島での一人旅について綴った日記です。

  • ハトとねこ

    ロンドンへ移住した普通のわたしの日々を綴っています。

  • The Kindness of Strangers

    見知らぬ人の親切を綴ります。

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22時のスクリブル

art by cot

    • ep.13 初めて海を泳ぐ | サントリーニ島の冒険

       バスの中、隣に座ったご夫婦はおしゃべり好きで、運賃を集めるお兄さんにお金よりもジョークを出しているかのようだった。その内ドライバーにも目をつけて「ハンサムじゃない」と彼をも巻き込み始めた。確かにフロントミラーに映るその顔は、キリッとしていて何かの広告に出ていそうである。そんなことを全く気にも留めないドライバーの彼は、とてもエキゾチックなラテンっぽいノリの音楽を大音量でかけている。そう、先日から気づいていたが、サントリーニのローカルバスドライバー達は音楽をガンガンかけて運転す

      • あなたもパンオショコラ食べたカッタ

        フランスから帰ってきて、パンのレベルが上がってしまった。 美味しいパンを毎日のようにいただいていたフランス滞在。 普段の生活に戻った今も、パン・オ・ショコラのことが頭から離れません。 Emily in Parisのエピソード1で、随分美味しそうにパン・オ・ショコラを食べるもんだから、忘れようとしていたその熱がぶり返してしまった。 夕焼けに染まり始めた空のした、パン・オ・ショコラを求めてスーパーへとくりだす。 一つ目のスーパーは、なんだか美味しくなさそう。 二つ目のスー

        • 蛍光灯を見るしかなくて

          なんでもない普通の一日になる予定だった でも気になってた写真展 明日で終わっちゃうからって、とりあえず向かった しばらく読んでなかった本を持って いつもより早足で歩いた 曇ってる、風のない日 写真展と本と 別に意図してなかった二つが 偶然合わさって 心を覆いつくす波になった 深い青か、もう黒に近いような 波の中 無防備で入ってしまったら めくりすぎちゃった蓋から出るみたいに 感情が溢れ出て そうなったら止める術もなく そのままその波に流されてい

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        22時のスクリブル

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        • サントリーニ島の冒険
          14本
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        • The Kindness of Strangers
          5本

        記事

          フランス旅行の準備

          そろそろフランス旅行が近づいてきて、フライトに荷物を追加するか決めなきゃいけないけど、なかなか重い腰が上がらない。 ロンドン出発の数日間の旅行。 noteに書きながら準備するのは楽しそうかと思って、やってみよう。 金曜日だし、旅だし、宇多田さんのTravelingを聴こう(Yay)! フライトに持ち込める荷物のサイズは、 max. 45 x 36 x 20 cm <持ち物リスト(入るかな?)> パジャマ 着替え 水着 ビーチサンダル 小さいタオル タコ(凧揚げフェス

          フランス旅行の準備

          今年、それぞれの目標

          目標立てるの遅いけど、それぞれ意気込んでいるみなさん。 #ハトとねこ #pigeonandcat

          今年、それぞれの目標

          ep.12 乗り過ごす人、見逃す人 | サントリーニ島の冒険

           アラームをセットしておいたものの、日の出が始まって10分後という、素晴らしく悔しいタイミングでハッと目が覚める。スウェットをガバッと頭からかぶり、起きたままの髪でホテルの小さな敷地内をウロウロ。ひらけた場所を見つけ、昇ったばかりの太陽を眺める。  少し先に農家の人たちがもう仕事をしている。手作業で働く農家の人たちの姿がただ美しい。彼らにとって日の出は、作業を始める自然の合図なのだろうか。朝ごはんにほうれん草のパイを買いに行くため、昨日のパン屋に向かうことにする。朝からずら

          ep.12 乗り過ごす人、見逃す人 | サントリーニ島の冒険

          靴下の穴

          「ホリデー」と刺繍の入った靴下。 何年か使っていたけれど、先日のイースターホリデーが終わった時に、偶然穴が開いた。 ホリデーの終わりを告げるかのような親指の穴を、私は珍しく早く縫った。 ホリデー靴下に穴が開くのはどうも放っておけなかった。 縫うのは下手なのだけれど。このついでにボタンがとれかったまま一冬を終えたウールのコートと、夏物の生地が薄いカーディガンがどんどん裂けていっている肩周りも、これからの季節に備えて縫った。 時にはメンテナンスデーも大事だなと思った。

          靴下の穴

          ノッティングヒル | ロンドン写真

          よく晴れた日のノッティングヒル 賑やかな一日でした。 最後までご覧いただき、ありがとうございます。

          ノッティングヒル | ロンドン写真

          ロンドン 写真集 | 曖昧な日曜日

          photo by cot

          ロンドン 写真集 | 曖昧な日曜日

          追伸|マグを買いました

          クリーミーなマグ。 たっぷり入るLargeサイズにした。 いつものコーヒーの量だと少なく見えるくらい。 新しいからなのかな。洗い心地もつるっとしていてなんだか簡単! マグを買った帰り道、よりによってマグの入った紙袋をコトっと落として、また割ってしまったかと思うも、包み紙を開いてみると大丈夫でした。ほっ。 こちらのお店は前に住んでいたイーストロンドンで、よく行った大好きなお店の一つ。 日曜日にコロンビアロード・フラワーマーケットで賑わう通りにある。

          追伸|マグを買いました

          花の名前を覚えよう|レンデンローズ

          花の名前を覚えよう|レンデンローズ

          絵の具を塗りたくなって

          絵の具を混ぜて白い紙の上に筆で線を引きたくなった。 このボトルのデザインが大好きで、大きなコショーを描くことにした。 久々に開けたアクリル絵の具の箱には白がなかったけど、白なしで描いたら案外楽しいもんだ。 そのあと雨の中、お散歩に出て、結局白の絵の具のことを考えてて、お店に見に行ってみたらこんな大きいのしかなかったよ。

          絵の具を塗りたくなって

          Salt and Pepper

          My life gets peppered. It sometimes is salted. Then I'm dried, dried, and dried till no water comes out from my eyes. Now I’m flattened. Sooner shredded. Mixed. Well, that doesn’t taste any good. Do I like some more salt and pepper?

          Salt and Pepper

          ハリーポッターが執筆されたカフェ

          大人になってから再びハリーポッターにはまったのは、イギリスという地にいたことと、コロナ中でおうち時間がたっぷりあったからだと思う。 私がその頃部屋を借りていた家では、ハリーポッターがイギリス国内で初めて出版されたその当時にまさしく、真新しい一冊の本を買って読んでいたという夫婦と、その子どもたちと一緒に暮らしており、彼らの歴史がつまったその本は子どもたちへと受け継がれ、親から読み聞かせしてもらっていた。 その内に私も読みたくなり、本を貸してもらった。そこまで本好きではなかっ

          ハリーポッターが執筆されたカフェ

          What a good film does

          It is no longer raining, but I feel it from the soaked pavement. Out of the cinema, I sense things quietly differently. That’s what a good film does. Cars leave a fading sound. The bus is not as red as it has been. People on the stre

          What a good film does