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【本】ルポ 森のようちえん SDGs時代の子育てスタイル

おおたとしまさ著「ルポ森のようちえん」を読みました。

各地にある森のようちえんを訪れ、そのレポートをもとに保育や教育の実際に迫る一冊で、手に取った当初よりも読後感のインパクトがありました。

「森のようちえんって何?」
「森のようちえんに行って小学校に上がってから大丈夫なの?」
「森のようちえんに行けば非認知能力が高まって将来が安泰である」
などの思い浮かぶ問いに色々な人の言葉が応えてくれます。

後段で、著者のおおたさんが「理想の教育があるという幻想を抱くことからボタンの掛け違えが始まる」と訴えているように感じます。
前述の問いも「保育観」、「教育観」が朧げだから浮かんでくる印象があります。
子育て、教育はともに子どもを通して大人が自らの「保育観・教育観」を問い直す営みでもあるのだなと思った次第です。

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