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地域で「人」を育てる【せと未来トークvol.1】

愛知県瀬戸市へ、「せと未来トークvol.1」に参加しました。

これから開校する「瀬戸専修スクール」が主催するイベントで、6社の企業が登壇し、以下の流れであっという間の2時間が展開されました。

パネルトーク

登壇する企業の方にマイクを渡して進みます。
主催・司会の一尾さんからテーマが投げかけられ、企業の方が応えます

Q0.企業紹介
Q1.なぜこのイベントに参加したか
Q2.どのようなことを地域課題として感じているか
Q3.どんな人と働きたいか

あっ、と思ったのはQ3の中で出てきた「働き方改革」の文脈です。
勤務時間を遵守する働き方改革の中で、スキルアップを果たすには自己育成が不可欠であること。
研修に勤務時間を充てることが難しくなると、「自分で学ぶ力」が問われること。
しかし学ぶ大人は全体の10%という統計もあり、実態として自ら学ぶ人は少ないこと。
この辺りが課題として挙げられていました。
どんどん身につけようとする未就学児の子どもたちと、学ぶ意欲を失っていた中学校の教え子たちとの間にあるものを感じてしまいます。

さらに、一緒に働きたい人の像として「笑顔」「自己ベストを意識する」「他者意識」「挑戦」「誠実」「健康」など。
もし教育現場でこれらを扱っていないとしたら、学習者が自身で獲得しなければならないということになります。

会場の瀬戸SOLAN小の校舎見学

後日、別記事でまとめます

クラス会議的トークタイム

先ほどの企業の方を交えて、参加者でサークルを作ります。(椅子で車座)
「まずは自己紹介」となりそうだけれど30分の設定時間がもったいない。
そう思っていると一尾さんが、「アイスブレイクとして、自分が言ってもらいたいことを隣の人に言ってもらいます」
これが面白い。

・自分で言ってもらいたいことを初対面の隣の人に伝え、それを言ってもらう。
・言われた方は思わず笑顔になる。
・それを聞いている周りの人が拍手する。

文字にするとこれだけなのですが、一周すると、この輪が安心して言葉を発せられる場になっていました。
自己紹介は安心な場を作る必要条件ではありませんでした。

その後、企業の方から課題意識を抱いていることについて話題提供があり、それについて順に意見を言っていきました。
短時間ですが、さまざまな切り口の意見が出てきます。
参加者の安心感、多様な意見が出ることによる企業側参加者の満足感など、さまざまなところに短時間で応える活動でした。
一尾さん恐るべし。

こういった活動をベースにして展開していく「瀬戸専修スクール」
どのように教育活動が展開されていくのか、目が離せません。

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