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高速フィードバックループ

ゼミ仲間の授業実践を録画し、映像を見ながら授業検討を行なっています。
これが非常に興味深い。
授業者にも参観者にも高速のフィードバックのループが回っています。

協同的な学習場面が大半なので、私たちが話す内容は教師の指導内容に触れることはほとんどありません。
話題に上がるのは以下が中心です。(たぶん。これを分類して分析するのどうでしょう?だんだん変わっていくかも?)
・授業中の生徒の発言、行動
・授業のワークシートへのかきっぷり
・授業者の授業デザインの意図とインストラクションの言葉選び
・各々の場面での授業者の思いや考え
・今後の授業づくり

人がメタ認知を深めている状況を観測するのは自分にとっても学びが多いのだなと再確認します。
改めて、これまでの授業見学において「一度見ただけではわからない」と言われた意味も再確認します。

自分だったらどう振る舞うだろう
自分だったらどう在るのがより自然だろう
自分だったらそんなに「待ちの構え」を取ることができるだろうか
そんなことを自然と思い描きます

参観者の我々としたらこの後、ある意味で授業がさらに向上していく見通しがなんとなくあります。
でも本人はそこに懐疑的というか不満足というか不全感を訴え続けています。
きっと参観者から見て授業がさらに「よくなった」と感じても、本人はより先を探っていくのだろうと感じます。
そして、その姿勢がさらに授業改善を促していくのだろうと感じます。

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