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弱い人間。弱い人間でごめんなさい。 少しずつ...

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弱い人間。弱い人間でごめんなさい。 少しずつ...

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  • 街の選曲家

    昔編集したカセットテープのように、プレイリストの一部のように、選曲しています。

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    TWSについて、またはTWSのトホホについて、また、それにまつわる話についてまとめています。

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    ゲームセンター、そこには世界があったし、世界だった。今ではないが、過去への旅、単なる思いで、追憶。

記事一覧

進化と不幸 - 水月雨 Space Travel

もう一年以上前になるが、結果的にではあるが"拾う神 - TWS結果的に長期レビュー"という形で、これまでの不遇がなかったような、そんな日々を過ごせるようになり、思ったよ…

pid
14時間前
1

そこに行くのを止めることはないだろう
ぼくは
かつて人体カプセルだったガラスの瓦礫は
ただのイメージ
変身サイボーグやミクロマンは存在せず
思いは踏みとどまり
現実だけが重くのしかかる
息がつまるような重圧
その重々しさは
衝撃を従い波及する
超えることはできず
カプセルは割れた

pid
1日前

そこに倒れていた看板
どこかの誰かだったのかもしれない
もしくはわたし
立派なアドバタイズだったはずの
目新しいままの屍
システムに組み込まれていれば
動いた
そんな思い
確証はなく
なにも変わらず
倒れているのは状態で
現象のはずなのに
認識できない
どのような表現か
真か偽か

pid
2日前

今でもあなたの猫
見つめてる
つながってはいなくて
猫や食べ物や空の向こう
そしてあなたのなにか
ぼんやり
その先には
なにが見えるのだろう
今ではなく
見えているのは過去だ
あなたの行動が止まったのか
別の世界へ活躍の場を移したのか
分からない
だから今
あなたの猫
見ていたい

pid
3日前

感想と損失

やさしさを発揮すると しおれてしまう 規格外の刺激 手の表面は泪色 それがゆっくりと血にそまってゆく 振り返るうしろめたさを感じれば ぽとぽとと落ち 振り払わなければ…

pid
4日前

ぼくは歩いている
耳から飛び出すのは昨日の夢
流れるようにあふれだす騒がしい登場人物
耳から入ってくるのは素晴らしく
いつもの素敵な音楽
悲しい事
透き通る声
時に汗をかくように
どんな時でも緑が茂る木々の間から
太陽がまぶしく
呼んでいる
示している
その距離を思いながら進むよ

pid
5日前

知っていたはずの水面下
真偽を測ることができないくらいの
薄くて透明度の高い氷の上
立って下を上を見ている
すぐそこにあって
全く違う
そして同じ世界
足の裏についていて
氷の下に足が沈んでいる
幸いわたしの意識下で
存在を確認できたが
そもそも気づかない生命力の
ベクトルはゼロ

pid
6日前

痛み - 最近何をしたか 5/12-5/22

痛い、肉体の痛み。顎関節症になった。いや、以前から顎関の症状は時々出ていて、具体的には食事において、硬い物を何度も咀嚼すれば起こる顎の痛みがあった。そして始まり…

pid
7日前
1

暗黒の現実が続いていたら
頭の中のライトがひとつ
そしてまたひとつ
ぼんやりと
しぼむように消えてしまう
過ごしやすい中でも
街角では落ち着いていられない
自分の場所を知っていても
そこにはいられなくて
ライトは消えたまま
抜けたこころで見上げると
太陽というライト
いたよ
そこ

pid
8日前

静寂の中で耳をすましていれば
分かってしまう
誰かのこころ
遠くから響いてくる
雷雨と小鳥のさえずり
向かい飛んでくるくちばしに刺され
身はえぐられる
電極と化す鳥に落雷
待ち望んだ感電のパワー
わたしをめぐる
目から耳から鼻から髪から
指からも大放電で
分かってしまう
この全知

pid
9日前

人にやさしさを運ぶのは
人じゃないのかも
物とかね
例えば宇宙人は人かな
もの分かりがよすぎて困る
人のこころを縛るのは
愛情なのかもしれないな
気づかないところで地響き
大地に抱きつき聞いていると
離れられない
転がりまわればすっと
引き寄せてくれる
離さないのも同じと
分かる

pid
10日前
1

おさまり

古い洋館 革巻きのブレスレット 淀んだ光 平気を知っているけどそうするのは困難で 立ちどまる 歌を口ずさむと気分は晴れるけど 平気じゃない どこでも同じ光景 自信に満ち…

pid
11日前
1

信じるものさえあれば
生きてゆける
そう聞いていたが
自分の足元を見ると
百合の花
開いてばらけて
どこかに飛ぶよ
ピンセットの先と
逆のバランス
つかむものもつかめないアンバランスは
歩くにもゆらゆら揺れて
誰がなにをとか
その逆も
永遠の平行線
そんなふうに感じている
本当は

pid
12日前

たったそれだけ
衝動でもなく
指先一つによって失われたもの
意思が伴わない行動は
間違いか
いや
思いがあったとしても
時間を超えて失い続けるリフレイン
もっとアナログでもいいんだと
きみの掌に触れた
マシンよりいいな
やわらかい
きみの方が好きさ
脂肪のやわらかさ
体温
好きさ

pid
13日前

街の選曲家#ZZ1111

音楽が好きというのはどういうことなのだろうか、と考えたりする。分からないけどね。私の好みはどう積み重ねられてゆき、どう作られてきたのだろう。そしてこれからどう作…

pid
2週間前
3

あなたと見つめあい
口がひらく
ここにいた
わたしもね
触れられない手と手
交わることば
あなたとは
テトラポットとその場所に
探しましょう
そこにいればね
いつか触れられる
求めていれば
わたしたち
落ちてくるのは光の中の影
目さぐりで
あなたを
わたしを
見いだしたい
平穏さ

pid
2週間前
進化と不幸 - 水月雨 Space Travel

進化と不幸 - 水月雨 Space Travel

もう一年以上前になるが、結果的にではあるが"拾う神 - TWS結果的に長期レビュー"という形で、これまでの不遇がなかったような、そんな日々を過ごせるようになり、思ったよりも時間が過ぎていたことを書いた。使っているTWSはその時点で一年近く使用していたので、現在ではは二年以上使用していることになる。Haylou GT1はバッテリの保ちの問題があったが、時間が経つにつれバッテリの保ち時間が短くなってき

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そこに行くのを止めることはないだろう
ぼくは
かつて人体カプセルだったガラスの瓦礫は
ただのイメージ
変身サイボーグやミクロマンは存在せず
思いは踏みとどまり
現実だけが重くのしかかる
息がつまるような重圧
その重々しさは
衝撃を従い波及する
超えることはできず
カプセルは割れた

そこに倒れていた看板
どこかの誰かだったのかもしれない
もしくはわたし
立派なアドバタイズだったはずの
目新しいままの屍
システムに組み込まれていれば
動いた
そんな思い
確証はなく
なにも変わらず
倒れているのは状態で
現象のはずなのに
認識できない
どのような表現か
真か偽か

今でもあなたの猫
見つめてる
つながってはいなくて
猫や食べ物や空の向こう
そしてあなたのなにか
ぼんやり
その先には
なにが見えるのだろう
今ではなく
見えているのは過去だ
あなたの行動が止まったのか
別の世界へ活躍の場を移したのか
分からない
だから今
あなたの猫
見ていたい

感想と損失

感想と損失

やさしさを発揮すると
しおれてしまう
規格外の刺激
手の表面は泪色
それがゆっくりと血にそまってゆく
振り返るうしろめたさを感じれば
ぽとぽとと落ち
振り払わなければならない

落ちるのはわたし
先延ばしにしていた結果
中心
手の中は硝子細工の骨組み
信じるほどに失ってしまい
積み上げる信用と引き換えに
不安をとどめる麻薬
いらだち続ける景色の中
こなごなにしてしまう
求めていたのに今はもう

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ぼくは歩いている
耳から飛び出すのは昨日の夢
流れるようにあふれだす騒がしい登場人物
耳から入ってくるのは素晴らしく
いつもの素敵な音楽
悲しい事
透き通る声
時に汗をかくように
どんな時でも緑が茂る木々の間から
太陽がまぶしく
呼んでいる
示している
その距離を思いながら進むよ

知っていたはずの水面下
真偽を測ることができないくらいの
薄くて透明度の高い氷の上
立って下を上を見ている
すぐそこにあって
全く違う
そして同じ世界
足の裏についていて
氷の下に足が沈んでいる
幸いわたしの意識下で
存在を確認できたが
そもそも気づかない生命力の
ベクトルはゼロ

痛み - 最近何をしたか 5/12-5/22

痛み - 最近何をしたか 5/12-5/22

痛い、肉体の痛み。顎関節症になった。いや、以前から顎関の症状は時々出ていて、具体的には食事において、硬い物を何度も咀嚼すれば起こる顎の痛みがあった。そして始まりは今回も同様だ。現在は口が開けにくく食べるのも苦痛。以前は一日程度で元の状態に戻っていたが、今回はそういうことがなくもうずいぶんと時間は過ぎていてる。根本的な原因は分かっていて、昔行った歯科での治療後の噛み合わせの問題だ。当時も分かっていた

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暗黒の現実が続いていたら
頭の中のライトがひとつ
そしてまたひとつ
ぼんやりと
しぼむように消えてしまう
過ごしやすい中でも
街角では落ち着いていられない
自分の場所を知っていても
そこにはいられなくて
ライトは消えたまま
抜けたこころで見上げると
太陽というライト
いたよ
そこ

静寂の中で耳をすましていれば
分かってしまう
誰かのこころ
遠くから響いてくる
雷雨と小鳥のさえずり
向かい飛んでくるくちばしに刺され
身はえぐられる
電極と化す鳥に落雷
待ち望んだ感電のパワー
わたしをめぐる
目から耳から鼻から髪から
指からも大放電で
分かってしまう
この全知

人にやさしさを運ぶのは
人じゃないのかも
物とかね
例えば宇宙人は人かな
もの分かりがよすぎて困る
人のこころを縛るのは
愛情なのかもしれないな
気づかないところで地響き
大地に抱きつき聞いていると
離れられない
転がりまわればすっと
引き寄せてくれる
離さないのも同じと
分かる

おさまり

おさまり

古い洋館
革巻きのブレスレット
淀んだ光
平気を知っているけどそうするのは困難で
立ちどまる
歌を口ずさむと気分は晴れるけど
平気じゃない
どこでも同じ光景
自信に満ちあふれた人もいるけど
紙のように見えるから
自分を表現しようともがいている
そんなあなたを知る
ただ強くなりたい

そんなことを思い出したから
巻き戻ってしまう
角の社
八畳程度の敷地
苔の道は石
狭く長い蛇
左右に家や崖があり

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信じるものさえあれば
生きてゆける
そう聞いていたが
自分の足元を見ると
百合の花
開いてばらけて
どこかに飛ぶよ
ピンセットの先と
逆のバランス
つかむものもつかめないアンバランスは
歩くにもゆらゆら揺れて
誰がなにをとか
その逆も
永遠の平行線
そんなふうに感じている
本当は

たったそれだけ
衝動でもなく
指先一つによって失われたもの
意思が伴わない行動は
間違いか
いや
思いがあったとしても
時間を超えて失い続けるリフレイン
もっとアナログでもいいんだと
きみの掌に触れた
マシンよりいいな
やわらかい
きみの方が好きさ
脂肪のやわらかさ
体温
好きさ

街の選曲家#ZZ1111

街の選曲家#ZZ1111

音楽が好きというのはどういうことなのだろうか、と考えたりする。分からないけどね。私の好みはどう積み重ねられてゆき、どう作られてきたのだろう。そしてこれからどう作られるのか。経験をし物事を知れば、さまざまなものに対する感じかたも変わってくる。世界に音楽は蓄積され、淘汰されているように見えても、どこかに残り続ける。それはどうなるのだろうか、そんなことを考えたりする。どうでもいいこと。たけどたまに見える

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あなたと見つめあい
口がひらく
ここにいた
わたしもね
触れられない手と手
交わることば
あなたとは
テトラポットとその場所に
探しましょう
そこにいればね
いつか触れられる
求めていれば
わたしたち
落ちてくるのは光の中の影
目さぐりで
あなたを
わたしを
見いだしたい
平穏さ