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弱い人間。弱い人間でごめんなさい。 少しずつ...

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弱い人間。弱い人間でごめんなさい。 少しずつ...

マガジン

  • 街の選曲家

    昔編集したカセットテープのように、プレイリストの一部のように、選曲しています。

  • TWS

    TWSについて、またはTWSのトホホについて、また、それにまつわる話についてまとめています。

  • ゲームセンタービジュアライズ

    ゲームセンター、そこには世界があったし、世界だった。今ではないが、過去への旅、単なる思いで、追憶。

最近の記事

街の選曲家#ZZ1111

音楽が好きというのはどういうことなのだろうか、と考えたりする。分からないけどね。私の好みはどう積み重ねられてゆき、どう作られてきたのだろう。そしてこれからどう作られるのか。経験をし物事を知れば、さまざまなものに対する感じかたも変わってくる。世界に音楽は蓄積され、淘汰されているように見えても、どこかに残り続ける。それはどうなるのだろうか、そんなことを考えたりする。どうでもいいこと。たけどたまに見えるような気がする光は、なにかを指し示しているような気もしなくもないなあ。どうだろう

    • あなたと見つめあい 口がひらく ここにいた わたしもね 触れられない手と手 交わることば あなたとは テトラポットとその場所に 探しましょう そこにいればね いつか触れられる 求めていれば わたしたち 落ちてくるのは光の中の影 目さぐりで あなたを わたしを 見いだしたい 平穏さ

      • 扉と扉の間 現実が迫る意味 息を殺し 時間が経つのを待った いつの日か 記憶に残る事柄は 夢か現か木目の床か 戸が三枚だけの直方体の部屋 体を拭うだけ 閉じこもり 閉じこめられ 腹が鳴る その意味を見出したら 少しずつ時間が過ぎるのを待ち 降りてくるれば 広がりをコントロールする

        • 機嫌がよいときは 右から左 流れる文字を言葉に変えるだけ そういった軽口はベタベタせず残らない フッ素やシリコーンの気持ち 気分が晴れないときは 発熱と二酸化炭素を吐き出す泥沼の中 どんよりと目は開き 乾きつづける活版に油を塗る 拾う文字は難解な呪文 簡単なアジり 難しい顔ばかり

        街の選曲家#ZZ1111

        • あなたと見つめあい 口がひらく ここにいた わたしもね 触れられない手と手 交わることば あなたとは テトラポットとその場所に 探しましょう そこにいればね いつか触れられる 求めていれば わたしたち 落ちてくるのは光の中の影 目さぐりで あなたを わたしを 見いだしたい 平穏さ

        • 扉と扉の間 現実が迫る意味 息を殺し 時間が経つのを待った いつの日か 記憶に残る事柄は 夢か現か木目の床か 戸が三枚だけの直方体の部屋 体を拭うだけ 閉じこもり 閉じこめられ 腹が鳴る その意味を見出したら 少しずつ時間が過ぎるのを待ち 降りてくるれば 広がりをコントロールする

        • 機嫌がよいときは 右から左 流れる文字を言葉に変えるだけ そういった軽口はベタベタせず残らない フッ素やシリコーンの気持ち 気分が晴れないときは 発熱と二酸化炭素を吐き出す泥沼の中 どんよりと目は開き 乾きつづける活版に油を塗る 拾う文字は難解な呪文 簡単なアジり 難しい顔ばかり

        マガジン

        • 街の選曲家
          19本
        • TWS
          10本
        • ゲームセンタービジュアライズ
          5本

        記事

          アイシテル

          ぼくがあなたを大切なのは 好きもあるけど尊敬も 広い地平 ことばの重さを知っていたら 地平はゲルのやわらかさ または液体のような波紋 いつもただのバカ話 愛の語らい 足元から沈んでゆく 影にいるものを知っていて 重いものも背負い足を引きずった そうした中でも進むとすれば おたがいに こんにちは アイシテル 頁の奥をめくってみると 包まれる あなたのことば 散りばめられる温度と湿度 ここちよさを感じればもう ハートが咲き乱れるのさ ふたりでいてもひとりでいる 深いものを知ってい

          アイシテル

          いいことがあった日は ナルシスティック いつかの歌 情景はどこかの日常と同じ よくあること 気にいっている 一点に集中すれば わたしも似たような場所 見えただけ 光がはじければ そこらじゅう広がる よろこびと繊細さ 細さ やさしさ 分からないけど分かっている それだけの想像 高揚

          いいことがあった日は ナルシスティック いつかの歌 情景はどこかの日常と同じ よくあること 気にいっている 一点に集中すれば わたしも似たような場所 見えただけ 光がはじければ そこらじゅう広がる よろこびと繊細さ 細さ やさしさ 分からないけど分かっている それだけの想像 高揚

          いま頭によぎったことを、もう憶えてもいずに。そうなると夢の中、はっきりとしたものが次の瞬間には朦朧とし、記憶は曖昧なものだと気付く。人間としてのいくらかの基本能力を失っている、または放棄している。そして基本的な動作を行えなくなったいま、わたしは何者だろう。風景に固定された存在か。

          いま頭によぎったことを、もう憶えてもいずに。そうなると夢の中、はっきりとしたものが次の瞬間には朦朧とし、記憶は曖昧なものだと気付く。人間としてのいくらかの基本能力を失っている、または放棄している。そして基本的な動作を行えなくなったいま、わたしは何者だろう。風景に固定された存在か。

          あいかわらずの感受性 - 最近何をしたか 4/29-5/8

          Crush! 最近Appleの新型iPad ProのCM、"Crush!"が不快だと話題になっていると知った。知る前に偶然Xのポストにて内容を知らずその動画を見ていた。最後に出るiPad Proの製品名や社名までは見ていなかったし、それに対して私はまったく不快な気持ちにはならなかった。どうみてもCGっぽい世界の話しだし、別にこの世の中ではどうでもいいことだからだ。それに製品や社名が出るまで見なくても言いたいことは分かるというのもあるだろう。そして話題となっているのを知り、も

          あいかわらずの感受性 - 最近何をしたか 4/29-5/8

          本当の痛みを知るには どうすればいいのだろうか 存在するとすれば どれだけの苦しみが そこにはあるの わたしの感じたつもりのそれは まぼろしだった なんて、 思うこともままならず 底辺に沈み込むだけ 映るのは割れた鏡に ステンドグラスのようなわたし あなたもそうでしょう 教えてよ

          本当の痛みを知るには どうすればいいのだろうか 存在するとすれば どれだけの苦しみが そこにはあるの わたしの感じたつもりのそれは まぼろしだった なんて、 思うこともままならず 底辺に沈み込むだけ 映るのは割れた鏡に ステンドグラスのようなわたし あなたもそうでしょう 教えてよ

          すべてが水に流されて 分からなくなった夜 いつもと変わらぬ冬の風音 国道のトラック 随分静かになった時間 身のまわりを 分からない不安と 矛盾する安心感 わたしを捨ててしまったような 後戻りのできないポイント ここだ この一点を中心に世界は変わるようだ それを少しばかり待っている

          すべてが水に流されて 分からなくなった夜 いつもと変わらぬ冬の風音 国道のトラック 随分静かになった時間 身のまわりを 分からない不安と 矛盾する安心感 わたしを捨ててしまったような 後戻りのできないポイント ここだ この一点を中心に世界は変わるようだ それを少しばかり待っている

          夢が追ってくる 悪夢でもないが 似た空間が私を包み 追いつかれ 捕らわれる 同じ登場人物のプレイが続く 破天荒は私をいくつも重ね それでいて定まらない 一味の高笑い 手下のロシアンルーレット 少しずつ色を変え 繰り返し 覚醒と共に打破しても あやふやな回帰 省略できる主語のように

          夢が追ってくる 悪夢でもないが 似た空間が私を包み 追いつかれ 捕らわれる 同じ登場人物のプレイが続く 破天荒は私をいくつも重ね それでいて定まらない 一味の高笑い 手下のロシアンルーレット 少しずつ色を変え 繰り返し 覚醒と共に打破しても あやふやな回帰 省略できる主語のように

          散りぬるを

          太陽が落ちたような日だまり 地平線に見える陽炎のような 眠い朝の静けさのような その場所にいて節度を示す でも寒いんだ ただ回りを見つめてる 立っていても維持することは難しく しゃがんでしまいそう だから落ち着いて ここは電子の伝わる地平で さらわれてしまう 多様な物語に飲み込まれて機能停止した その目覚め 液体の充満した頭の中はくたくたで 抜かないといけないから 漂う余韻に朝のメスが入る 否応なしに選択を求められ 止まってしまう だが二度機能停止するのもいいだろう 逃亡

          散りぬるを

          なにも見えない 雫 黒のなかの黒 入れ子 盲目 音さえも 言葉を好きに狩りたいやつら 聞こえず見えないとすれば 感じたい 悪意と本質との 明確なずれ 地平の平行に到達すれば 気づきもしない薄さ いや どこから見ても 透明で 存在感のなさ 恥を知れ

          なにも見えない 雫 黒のなかの黒 入れ子 盲目 音さえも 言葉を好きに狩りたいやつら 聞こえず見えないとすれば 感じたい 悪意と本質との 明確なずれ 地平の平行に到達すれば 気づきもしない薄さ いや どこから見ても 透明で 存在感のなさ 恥を知れ

          踏み固められて生きてきた 規格外の存在 植物の中に菌類も存在しているだろう 自然なり 湿度につつまれ 色や形 違う毒々しさ 大和の撫子淡い放射やさしさ わたしの明白な時間の積み重ね なにからも切り離されている自由分子 いるけれど 真っ赤な毒のかさ じめじめとした土から 伸びている

          踏み固められて生きてきた 規格外の存在 植物の中に菌類も存在しているだろう 自然なり 湿度につつまれ 色や形 違う毒々しさ 大和の撫子淡い放射やさしさ わたしの明白な時間の積み重ね なにからも切り離されている自由分子 いるけれど 真っ赤な毒のかさ じめじめとした土から 伸びている

          救いと絶望

          現実的な音楽 最近日本で音楽が売れないなどという話を聞いた、よく聞いてみるとそれは偏ったアーティストや楽曲が大量に売れ、そうでないものは縮小しているということらしい。それは印象なのか事実なのかは分からないが、そう感じる人は一定数いるようだ。事実としては日本の音楽ランキングにおいて洋楽の占める割合は、去年のBillboard JAPANの年間チャートにおいてゼロに近づいているという。それと同じように国内のアーティストでもある程度以上の大きな偏りがあるというのだろう。 だが、

          救いと絶望

          ぼくはサッド公爵 悲しみの囚人 アルコールとドラッグ塗れの狂騒 嗤笑と悲痛な叫びが行き交えば くるくる回り踊り続ける 笑い続ける狂人 悦ぶことのない快楽 求め続けても終わりはなく 突き落とされ起き上がれば また 奈落の反復 ちらばった悲しみが大きくうねり 底には海 サッドな公爵さ

          ぼくはサッド公爵 悲しみの囚人 アルコールとドラッグ塗れの狂騒 嗤笑と悲痛な叫びが行き交えば くるくる回り踊り続ける 笑い続ける狂人 悦ぶことのない快楽 求め続けても終わりはなく 突き落とされ起き上がれば また 奈落の反復 ちらばった悲しみが大きくうねり 底には海 サッドな公爵さ