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短編小説 | 初デート

「あっ、・・・」
「うん、・・・」

「・・・」
「・・・」

「どこ行こうか」
「・・・、どこでもいいよ」

「暑いね、、、」
「うん、、、」

「山がいい、それとも…」
「海がいい、か、な」
「そう。じゃあ、海にしようか?」
「、、、どこでもいいよ」


「見えてきたね」
「、、、青いね」
「きれいだね」
「、、、なにが?」
「海が」
「そうだね」

「歩こうか」
「近くまでね」
「足、つけてみる?」
「お先にどうぞ」

「意外と熱いね」
「でも気持ちいいね、あっ」
「あっ、、、」
「もう取れないね」
「ごめんね」
「悪くないよ。でも、、、」
「歩けないね」
「おんぶしてくれるかな?」
「わかった」

胸の膨らみが背中にあたった。。


「サンダル、買いに行こう!」
「うん。ありがとう」

「、、、今日はなんか… …」
「サンダルなくして、サンダルを買ってもらいました」
「なにしに来たんだろうね」
「サンダルを買いに。楽しかったよ」
「ありがとう」

彼女がそっと目を閉じた。。。


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