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インフラについて。

「#暮らしたい未来のまち」という募集記事を見かけてから、インフラについて考えています。

インフラ(infrastructure)を英和辞典でひくと、「基礎構造」、「基幹施設」、「社会基盤」などの訳語が当てられています。また、「インフラ」という言葉は、土木関係のものだけではなく、「法律」のような「制度」を表すことも多いようです。

今回は「土木関係」のインフラについて、思うことをエッセイ風に書こうと思います。

土木関係のインフラというと、あまりに身近過ぎて意識することが少なかったのですが、興味をもつようになったきっかけは「タモリ倶楽部」でした(*私は何でもタモリさんから学んでいるのです(-_-;))。

身近にある代表的なインフラというと、「橋」がありますね。特に意識していなかったのですが、同じ橋と一口で言っても「桁橋」「つり橋」「斜張橋」「トラス橋」「ラーメン橋」(*ラーメンはドイツ語で「枠組み」の意味)など、様々な種類があります。

その他、「川」関連のインフラには、「ダム」や「堤防」もあります。
設計の仕方といった詳細を理解することは難しいですが、「橋」や「ダム」や「堤防」は、ただ眺めて「愛でる」だけでも楽しいし、癒されることもあります。

もう1つ別な代表的なインフラと言えば、「道路」があります。公共事業の無駄遣いと批判されることも多い道路ですが、さまざまな工夫がなされています。

数学の啓蒙書か何かで読んだのですが、インターチェンジの「グルグル🌀」は、ドライバーのハンドル操作を容易にするため「クロソイド」曲線が利用されています。
また、高速道路やアウトバーンでは、直線的に道路が作れるにもかかわらず、敢えて曲げて作ることでドライバーが飽きることがないように工夫されています。

「道路」関係でいうと、「信号」もインフラですね。
一般的に左側通行の日本では、信号は左から「青🟦・黄🟨・赤🟥」となっていますが、街路樹が伸びてしまっても赤🟥(止まれ!)が見やすいように、配列されていると、聞いたことがあります。(*右側通行の国では逆?かもしれない)

デザインの面から言って面白いのは、ドイツ🇩🇪の信号機です。はじめて知ったのは、NHK教育「ドイツ語会話」でした。
日本では歩行者用信号の人の形は、大体似たようなものですが、ドイツの信号の人の形はたくさんあります。

信号機のキャラクターは「アンペルマン」と呼ばれていて、グッズの専門店があるくらい人気があるとか。

もともと「アンペルマン」は東ドイツのもので、ベルリンの壁が崩壊して以降、廃止されてもおかしくなかったそうですが、根強い人気があり現在にいたっているようです。子供をかたどったものだけでなく、マルクス、プレスリーといった実在の人物が「アンペルマン」になることもあるとか。
また、アンペルマンは、ベルリンの壁崩壊以降、もと東ドイツに住んでいた人々の郷愁を象徴する、精神的なシンボルでもあります。

「インフラ」って奥が深い。深すぎる。
ガードレールだって、交通標識だって、調べればたくさん歴史がありそうですよね?

#暮らしたい未来のまち

専門家でもなんでもない私が言っても説得力がないですけど、「身近なインフラ」について考えるいいきっかけにしてはどうでしょう?

「未来のまち」がテーマなのですが、私は古墳などの遺跡と調和した街にあこがれます。行ったことはありませんが、水道橋や古い道路の遺跡に囲まれたローマは、素敵だと思います。「過去」と「未来」が共存できるといいですね!

記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします