短編小説 | お手紙

お元気ですか？
この前はごめんなさいね。
突然、お手紙を送ってしまって。
この前あなたが初めて私に微笑みかけてくれたのが、とても嬉しかったから。
眩しくってほんとうに。

昨日あなたと一緒にいた女性は誰かしら？あなたが女性と一緒にいるなんて、私、初めて見ました。

若くて可愛いけど、あなたには似合わないわね。顔とスタイルはいいけど、中身がないと思うのよね。あなたに一番似合うのは、自分でいうのもなんだけど、私だと思う。

こんど、私とお話してくれないかな。
あなたと知り合って、もう３年になるけれど、まだ一度もちゃんとお話してくれないから。

私とお酒でも飲みながら、朝まで一緒にいたいなぁ。
じゃあ、またね。今度から毎日、お手紙をあなたの、このアパートのポストに入れておくね。楽しみにしててね。エッチな想像なんてしちゃダメよ😊。

じゃあ、また。
あなたのことを
一番愛しているのは
わ・た・し💝

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それから毎日、手紙が届くようになった。見知らぬ女から…