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短編 | 合作エッセイ | "嫌う"と"嫌われる"のあいだ

はじめての合作エッセイになります。
緊張しています((( ;゚Д゚)))


山根あきら&山田亜希子(著)

"嫌う"と"嫌われる"のあいだ


山根あきら

 人を好きになるのが自由なら、人を嫌う自由もある。
 人を好きになったからといって、人からは好かれないことはよくあるだ。
 しかし、人を嫌いになったら、たいてい人から嫌われる。

 自分にも理由なく人を嫌うことがあるのに、他人から嫌われると何か必ず理由があるのだろうと考えてしまう。

 人間ね、そんなにいつも理性的でもなければ、論理的一貫性なんてない。
 だから人から嫌われたと思ったときには、深く考え過ぎず、今日は機嫌が悪かったのね、で済ませましょう。
 ずっと機嫌の悪い人なら無理に近づく必要はないし、今日悪くても2、3日で変わるかもしれないから、即断して嫌われてるなんて思う必要もない。


山田亜希子

 ってゆうかさぁ、あきらさん、何かあった?人間関係で、もめたことが最近あったとか。前置き、なげーよ。
 そんな観念的に難しく考える必要ないじゃん。相手の機嫌が悪けりゃほっとけばいいし、楽しそうなら一緒に楽しめばいいんだよ。
 機嫌が悪い人は、自分のことでいっぱいいっぱいだから、ほっとくしかない。こっちから話しかけたって、結局こっちの気分が悪くなるだけじゃん。


 まぁ、亜希子さんの言うとおりね。
 それより、亜希子さんって友達が多そうだけど。


 友達ってゆうか、知り合いは多いけどね。広く浅くってゆう感じで。やりとりは多いけど、仲がいいって感じでもない。ただ反応してるだけっつー感じで。
 いざってゆうとき、助けてくれそうな人はいないな。みんなワーワーゆうだけで、なんにもしなさそう。コーヒー1杯くらいはおごってくれそうだけど、それ以上は。。。


 それ以上は求めないと…


 求めても何もないし、求める気もない。それでいい。何かもらっても、余計気が重くなるだけだから。
 1人でいても寂しさを感じるだけなら、1人でもいいんじゃない?
 人の中にいる方が、余計に孤独を強く感じることも多いし。


 そっかぁ、亜希子さんみたいに自分軸があるといいんだけどなぁ。


 あきらさんて、ホント、バカだよね。自分軸なんて、あきらさんにだってすでにあるでしょ?
 他人なんか気にせず、思ったことを言って、やりたいことをやってればいいだけ。難しく考えちゃダメ。わかった?


 ん、まぁ。わかった。頭では。


 なんだそりゃ。めんどくせー女だな。


 私もそう思う。


 分かればよろしい。


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