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コメント一往復という格率について

割引あり

はじめに


 「格率」(かくりつ)とは、平たく言えば「マイ・ルール」のことである。
 哲学用語としては、自分の頭で考えた上で「こうありたい」「こうあってほしい」という、いかなる事情があっても例外なく守るべきマイ・ルール。

 私自身の格率はそこまで厳格ではなく、その時の気分によって変わる緩慢なルールである。
 noteにおける私の格率にしている1つに「基本的にコメントは一往復」というものがある。
 あくまで私のルールだから、他人に強制するつもりはないただ理解してほしいだけである。そして、私自身の記事のコメント欄では、私の格率を尊重してほしいと望む。あなたのコメント欄では、あなたのルールに従うつもりだ。

 以下では、「コメント一往復」の理由を述べる。


基本的なことの確認


 私自身の考え方を書く前に、基本的な一般論を書いておく。

 noteにおいて、「自分の記事にスキを押されたら、相手の記事にスキを押さなければならない」とか、「自分の記事にコメントされたら、コメントをかえさなければならない」というルールはない。

 「スキがえし」や「コメントがえし」をしなかったからといって、それは相手の事情や判断によるものであり、他人がどうこういう問題ではない。
 リアルな世界においても、コンビニの店員や通りすがりの学生に挨拶されたからといって、すべての挨拶に反応しなくてもいい。「冷たい」と思われるかもしれないが、人格まで否定するほど、糾弾されるほどのことではない。

 「スキがえし」「コメントがえし」をしなかったとしても、非礼でも何でもない。もしそれを非礼だと考えるなら、それはあなたの勝手な思い込みに基づく考え方に過ぎない。仮に、あなたが非礼だと思うならば、そういう相手とは仲良くする必要も義務もない。もし自分の考え方にそぐわないと考えるならば、ストーカーのように追いかける必要はない。

 あなたがどう思おうが、私は「こうすべきだ」とあなたに対して言いたくないし、私の考え方をあなたに押し付けたくもない。
 君は君、僕は僕。考え方をすべて一致させなければ仲良く出来ない、というわけではない。
 自他との「一対一の関係」は、相手によって変わるのが自然だ。

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