超📖基礎英語🙄「私は8時に学校へ行きました」
I went to school at eight. の意味を知っていますか?
「I went to school at eight.」を日本語に訳しなさい、という問題には、だいたいの人は答えられるだろう。
「私は8時に学校へ行きました」が正解です⭕。
ほとんどの人は正解できたことでしょう。
けれども、この簡単な英文は、けっこう誤解している人が多い。
日本語で「8時に学校へ行きました」というと、家を出て学校へ向かったのが8時だ、と勘違いしている人が多いのではないだろうか?
「I went to school at eight.」は、「8時に学校に『到着した』こと」を意味する。
「学校へ向かって、家を出たのが8時だった」と言いたいのならば、
「I left for school at eight.」と言う。
「to」という単語の「コアの意味」(中核となる意味)は、「相対(あいたい)する」「(2つの人あるいは物が)向き合っている」である。
だから、「to」は「(到着点)・・・まで」という意味にもなる。
似て非なる「to」と「toward」
2つの英文を比べてみよう。
①He went to the store.
②He went toward the store.
①は、「到達点」を意味する「to」が用いられているから、「お店まで(実際に)行った」という意味。
②は、「方向」を意味する「toward」が用いられているから、お店まで到着したかどうかまではわからない。
toの意味展開・拡張
「to」の「コアの意味」(中核の意味)は、「相対する」(面と向き合う)である。
「移動動詞」(go,comeなど)と共に用いられると、「到達点」を表す。
The situation went from bad to worse.
(状況はさらに悪い状態になりました)
その他の例
I teach mathematics to children.
(私は数学を子どもたちに教えている)
→(I teach mathematics) to (children).
「私が数学を教えている」という状況と「子どもたち」が「相対している」ということ。
Open your textbook to page 10.
(テキストの10ページを開いて下さい)
→ニュアンス的には、1ページずつ開いていって、10ページまでたどり着いて下さい、という感じ。
Three is to nine as one is to three.
(3対9は1対3に等しい)
→(Three is to nine) as (one is to three)
「3が9に向き合っている状況」は「1が3に向き合っている状況」と同じだ、ということ。
an answer to the question
(その問題に対する答え)
the key to success
(成功の鍵)
→到達点が成功になる鍵、ということ。
To make matters worse, ~
(さらに良くないことには)
→状況が悪くなった行き着く先は~、ということ。
結び
今回は、「to」という言葉を深掘りしてみました。
もちろん「to」には、「前置詞」(後ろに名詞・動名詞がつづく)の用法と、「不定詞」(後ろに動詞の原形がつづく)の用法があります。
しかし、いずれにしても「to」という言葉の「コアの意味」(相対する、向き合う、到達する)は変わりません。少し意識すると、今までと違った目で英文を読めるようになるかもしれません。
「コアの意味」は、当然のことながら、「to」だけでなくすべての「英単語」にあります。
辞書の語釈にすべて目を通して、自分なりの「コアの意味」を把握しておくと、単語や言い回しが覚えやすくなります💞。
田中茂徳(著)「表現英文法」(コスモピア)を参考にしました。
この本は面白いです😄。
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記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします