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恋文・ラブレター

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みんなのフォトギャラリーでイラスト・画像をご利用してくださった方の記事。 そして💬コメント欄には、書ききれない熱い想いをここに綴ろうと思います。ラブ❤️レター💌といっても、同性に対… もっと読む
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#青ブラ文学部

重症

重症

山根あきらさんのnoteにあった言葉が気になりました。
企画に参加させて頂きます。

さてさて考えた。
まずは他の人の口癖。

会話ややり取りの途中でその人の口癖に気付く、気になることはあるのだけれど、その後は正直言ってすっかり忘れてしまっている。

その人に興味がないのか、自分の記憶力が悪いのか。

そもそも話の内容を憶えていることさえも怪しい。

まさに

なんのはなしですか

そうなることが

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~6/9  [青ブラ文学部]| お題 | 気になる口癖

~6/9 [青ブラ文学部]| お題 | 気になる口癖

「気になる口癖」というお題で、記事を投稿してみませんか?

 上司、先生、親友、パートナーなど、印象の残る口癖ってありますね。

 ふだんの「青ブラ文学部」は、小説や歌詞、詩など、文学的な作品からお題を探していますが、今回は池辰彦さんのこちらの記事を拝読して決めました。

 「適当に」「要するに~」「なるほど」など、なにげなく口にする言葉にその人の考え方や人柄が現れるようです。
 実生活の人間観察

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【ショートショート】君に届かない(761字) #青ブラ文学部

【ショートショート】君に届かない(761字) #青ブラ文学部

 仕事帰り、スーパーに寄った。買い物を済ませて外に出ると日が傾き始めていた。買い物袋を片手に坂道を下りながら、空はどんどん色を変えていく。
 向こうから女の子が歩いてきた。黒のボブヘア。膝丈のスカート。グレーのブレザーで近所の高校の子だとわかる。
 俯きがちにとぼとぼと歩くその子。やれやれとゆっくり歩く私。やがて私たちはすれ違った。
 その時、私はふとあの心もとなさを思い出したのだった。
 あのく

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しらけた中指

しらけた中指

いいなもう一切俺に関わるなよ?

鼻白んでハイハイわかったわかったと返す

繰り返してもこの先はもうないから安心なさってちょうだいな

腐れ縁なんていらない

もう腐っているんだし

くるものは拒まないけど去るものも追わないわ

去るものを見送るくらいなら先にいなくなることにしてるのよ

いらないから番号消していたのにね

わからないのかとため息をついた

自分の所有ぶつ

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あなたは誰? #青ブラ文学部

あなたは誰? #青ブラ文学部

昔から、縁を切りたくても切れない。
決して、嫌いなわけじゃないんだけど、たまにあなたのことが誰だかわからなくなる時がある。

例えば、漢字1文字だけを見続けていると、記号に見えてくることはないですか?

「字」という文字をずっと見続けていると、私はなんの意味も持たない記号に見えてくる。
初めは、「ウ」という文字と「子」という文字に別れて見えるんだけど、それを通り越して見続けると、なんの意味なのか全

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腐れ縁

腐れ縁

  アイツとは30年来の「男」友だちだ

特に好きなヤツでもなく
会いたいとも思わない
私の恋人だった人の親友だと言って
近付いて来た
元彼に聞くと「単なるクラスメートだよ」と返事が帰ってきた

何?危ないヤツ?
私は防御態勢に徹した

夜、祖父母の家に戻ると笑い声が外まで聞こえる
まさか?え?何?
祖父母を攻略して私を捕獲する気?
怒髪天の私はヤツに罵声をあげた


いや、あげることが出来なか

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【青ブラ文学部 / #腐れ縁だから】

【青ブラ文学部 / #腐れ縁だから】

山根あきら様
お久しぶりです。お邪魔いたします。

腐れ縁、腐れ縁。
私と腐れ縁のひとって誰?

う~~んと考えてみて、やっぱ『自分自身』だろうと思いました。
だって死ぬまで縁が切れない。

最近初めて脳科学の本を読んだのですが、
ーーーゲノムって・・・ガチャよなあ・・・・・・
と思いました。読めば読むほど。

去年書いた記事に、
「実際、親ガチャってのはあるんですよ。ええ、ええ。私はッ、実感とし

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*お題『#朝焼け』・#青ブラ文学部

*お題『#朝焼け』・#青ブラ文学部

『恋って正しくないよね〜 正しくないのが
恋だよね〜』

『正しいに支配されて、正しいに飲み込まれたら、それは…恋じゃなくて好意があるって
ことじゃない?』

☸︎˳*✦︎∗︎˚೫˳♡︎˳೫˚∗︎✦︎*˳☸︎

みずみずしく水分を含んだオレンジ色に
魔法みたいに染まる朝焼け色を
一緒に見たいなって♡
他の誰かじゃダメだって
この人じゃなきゃダメだって
そう思ったら

叶わなくても

それが ♡恋♡

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短編 | 別れた午後に...

短編 | 別れた午後に...

 一晩中睦み合ったあと、女がボソリと言った。

「あたしたち、これで終わりにしましょうか」

 愛欲に溺れながらも、もうこの恋が終焉に近づきつつあることを、私も察していた。

「そうだね。このまま、いちばん綺麗な状態でピリオドをうつのが良いのかもしれないね」

 ベットの上で最後のキスを交わしたあと部屋の外へ出た。サクラの花が咲き誇っていた。

「まぁ、綺麗ね」
「そうだね。本当に綺麗だ」

 し

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【掌編小説】ゼロ、イチ、ゼロ #青ブラ文学部 #腐れ縁だから

【掌編小説】ゼロ、イチ、ゼロ #青ブラ文学部 #腐れ縁だから

「コンピュータは数字のゼロとイチの組み合わせで動いてるんだ」と零くんは言っていたけど、わたしにはよく分からない。

窓の外からはミーン、ミンミンミンミー、といつまでも続く蝉の声に混じってきゃはは、と歓声が聞こえた。このマンションに住む子どもたちが鬼ごっこをしているのだ。
わたしは外で遊ぶのが苦手だ。走るのがおそいし、すぐに疲れてしまうし。

だから学校が終わると毎日こうして零くんが何やらパソコンを

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