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恋文・ラブレター

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みんなのフォトギャラリーでイラスト・画像をご利用してくださった方の記事。 そして💬コメント欄には、書ききれない熱い想いをここに綴ろうと思います。ラブ❤️レター💌といっても、同性に対… もっと読む
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#小説

noteでヤル気を失くして去る人

noteでヤル気を失くして去る人

僻み根性丸出しで、今夜も楽しく書いてみる
先に牽制したからね

トップページにある大量の作品を
どんな作品があるのか、目にした
やっぱり、スキがたくさんある記事に注目する
そして、落胆した

率直に言って
「どこに1000以上のスキ価値があるの?」
書き手が楽しくしてりゃいいのだけど
一応、文章には構成もあるじゃん
※ 岸田奈美さんじゃありません

「この人はああいうのが好き」は、分かる
分かるけ

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【創作大賞2024応募作恋愛小説部門】【恋愛小説】 かんざし(改訂版) 9章

【創作大賞2024応募作恋愛小説部門】【恋愛小説】 かんざし(改訂版) 9章

       

        9章 神経質な仁平は、パチンコ屋で何度か手を洗う。本音ではどこの誰とも知れぬ輩の触れたハンドルを握ることすら不潔に思えたのだが、いかんせんこれはちと病的と思い直したが、時に温もりや湿りを覚えると,どうしても手を洗いたくなる。触穢観念に近いのかも知れない。そんな理由で、その日も仁平は手を洗っていた。そこに、娘がやって来たのだ。バケツを手にしている。男女二つある手洗い

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のち、高校受験はネタの宝庫

のち、高校受験はネタの宝庫

2月も2日になると、高校受験を思い出す
1月に受験した中高一貫校の合格発表があり
担任から結果を聞いても実感が湧いて来ず
帰宅して、ポストにある封書で確認した

合格しても落ちた子がいたのか、訝しかった

中高一貫校の答案は今でも記憶に残る
5教科全てが「カエル」で統一されて
最後の科目、英語では吹き出しそうになった
「またカエル?」

イソップ物語の「王様を求めるカエルたち」
幼稚園で読んだ童話

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平凡で当たり前のことが集う

平凡で当たり前のことが集う

noteについて、ももまろの現状

結果的に誰も傷付けず
誰にも毒にならない話をしようとすれば
平凡で当たり前のことしか言えなくなる

「これが平和ってものなのか」首を傾げる
平和=ぬるま湯じゃない

表面を繕い、付和雷同
仲良しごっこで嫌なことがあっても
波風立てないのが平和なのかと

平和は、安定安心した暮らし
心や経済的などにも不穏がない暮らしだとしたら
表面さえ良ければ、衝突は避けられ

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うさぎ系女子になれなくて

うさぎ系女子になれなくて

甘え上手な女性を、うさぎ系女子というらしい
甘え下手な女性は、猛禽類女子か?

うさぎというより、人の懐にヌルッと入る
ウナギ系女子の間違いだったかな

もうすぐレオ氏の誕生日
「お誕生日、なにがいい?」
リクエストに応じてAmazonで注文した

素直に「これがいい」と言ってくれるのは助かる
うさぎ系男子だと思う

逆に、わたしは一切言わない
「とんでもないことです」
一旦は、敬語で丁重にお断り

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『グスタホ』

『グスタホ』

南米のどこだっけな

どこかの出身だって言ってた

どっちにしろすごい貧しくて

兄弟も多いから

一発逆転で稼げる仕事がしたいって

だから男子は

ボクシングや野球でのし上がるか

それが出来ないなら

ギャングになるか

そんなところの出身らしい

でどういうわけか今

うちの会社に居て

独身寮で

俺の隣の部屋に住んでる

野球部に所属してるけど

うちの野球部って別に

都市対抗野球と

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偶然の再会で学びを得る

偶然の再会で学びを得る

母と買い物に出る
「ももちゃんは友達が多いね」
友達じゃないんだけどな、思いながら
「それはないぞ」

昨日だけで、同級生と先輩に偶然会った
先輩とは1年前にも偶然会って、話をし
「ランチ行こうね」
テキトーな約束をして以来

後ろから大声で
「ももまろ!」呼ぶ声がして
「どしたん?髪の毛、ピンクじゃん」
そっか、1年前のわたしは茶髪だった

「ランチ行こうって言ったじゃないですか」
わたしから話

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迷える中年羊が駆け込む場所

迷える中年羊が駆け込む場所

今年も、中岡始さんに占ってもらう
『今年も』だから『去年も』みてもらった

中岡始さんの占い・鑑定かもしれないが
実生活に即したアドバイスをもらえ
現状への慰めにもなるが、未来への指針になる

悩める中年は霧が深い闇を彷徨う

誰彼なしに悩みや愚痴は言えない
特に人間関係となれば、悩みや愚痴は
主観では他者への説明だが、客観では悪口と陰口

灯りのない闇を人に頼れない自分

ハッキリ言って、not

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[1分小説]  きもち

[1分小説] きもち

月曜日の6限目の授業中、佐山 美弥子は、窓の外を見るともなく眺めていた。

『陽が傾くのが早くなったな』

終業のチャイムが鳴るまで、あと3分。

すでに宿題のページを終えた彼女は、ぼんやりと時間が過ぎるのを待つ。

中学生の頃、両親が離婚した。

「ママね、パパとお別れすることにしたの」

両親の壮絶な言い争いを見続けて数ヶ月が経つ頃、母親が口にした言葉である。原因はパパの浮気らしい。

「美弥

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[1分小説]  ホラー

[1分小説] ホラー

「ねぇみっちゃん、怖い話ききたい?」

「えぇ〜、なんで突然ホラーなのぉ?」

みっちゃんが「えぇ〜」と言って口を開く時は、
たいてい話の先を待っている時である。

「サチったら、あたしが怖い話苦手なの知ってるでしょ〜」

会話を切り出したはサチ続ける。

「そういうホラーじゃないから」

サチの話はこうだった。



休日、閉店間際の夜9時少し前に、チェーンの喫茶店に入った。街でよく見かける、

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冷たさの流儀、明日はないと思え

冷たさの流儀、明日はないと思え

「ももまろ、冷たいね」
思わず「正解!越後製菓!」

自分でも冷淡な人間で
人への寄り添い方が上手くないと思う
時折、人との距離を置きたくなる

でも、わたしが後悔しないようにだけは心掛けて
例えば
「ももまろ、嫌い」言われたとて
感情的にならず
「大好きだったのに、ぴえん」と言う

人はわたし含めもれなく、明日があるか分からない
万物に於いて
有限の命は本質であり、真理
明日が分からないから後味

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「華麗にスルー」は、特効薬

「華麗にスルー」は、特効薬

「クソリプは無視に限る」
ネット上の自分に危害を加える人は無視して
自分が楽しむ空間を確保するのがいい
…それができにくいんですよ

昨夜のX(旧twitter)で行われた
嶋津さん、今野さんが主催なさる
『第3回 対話パーティ クソリプ大賞』を
笑いを堪えて聴いていた

クソリプとは下記リンクを参照

そして今朝はパーティの模様ではなく
クソリプが来たらどう対処するかを考える

SNSで傷ついた

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掌編小説 | 出獄

掌編小説 | 出獄

 はじめて夫に触れたのは、彼の心臓が動きを止めて、およそ、三時間ほどが経ったころだ。
 いつでもガラス越しに、眺め、言葉を交わしていた夫の口もとは緩み、やさしく微笑んでいる。顔に触れてみれば、思いのほか柔らかかった。細い腕は、その印象よりもずっと逞しく、手首から肩にかけて何度か擦っていると、やはり、このひとに抱かれてみたかったという切ない思いが溢れて、涙がこぼれた。
 このひとは長い間洗脳されてい

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掌編小説 | わたしの石

掌編小説 | わたしの石

 小さな船の冷たい床に寝転がり、空に浮かぶ男の人を見ていた。
 わたしは船に乗せている大きな石が、片方の足を潰してしまっていることも忘れて、スーツを着ているその人を目で追っていた。彼はサラリーマンなのかな、なんてのんきに思っていた。わたしの目に映るのは、青い空、白い雲、そしてサラリーマンだった。

いつだったか、わたしはこの船に乗り込んだ。着の身着のまま、後先を考えずに、この小船に身を隠す

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