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エッセイあれこれ、それ、どれ?

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ふと思って、ふと書きたくなったこと。思いつきをただ書きつづっただけ。まとまりのないものを、ここにおさめようと思っています。また、他のクリエイターさんの記事で、心に刺さったものを、… もっと読む
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エッセイ | 初夏の花

エッセイ | 初夏の花

 動物・植物の名前って、覚えるのが苦手なんです。
 名前がわからない花を見かけると、Googleレンズで調べてみよう、とは思う。けれど調べても、覚える気持ちがないからすぐに忘れる。
 いや、覚えようとしても、やっぱり忘れてしまうんですよね。

 なんで薔薇は薔薇と呼ばれ、桜は桜なのか?
 なぜ菜の花は菜の花なのか?
 
 ソシュールの言語学を引き合いにださずとも、花の名前など、恣意的に決まるものな

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夢中になる事を見つけることで…

夢中になる事を見つけることで…

2020年6月28日からnoteを始めて、もうじき2年が経とうとしてます。

今まで記事をご覧頂いたり、スキやコメント本当にありがとうございました。

普段は長文をあまり書かないのですが、今日は過去を振り返りながら自分のことについて書いてみようと思います。

「お母さん、noteでもやってみたら?」始めるきっかけになったのは娘の一言でした。

それまでの私はこれと言った趣味もなく、自己表現をする事

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みんフォト・アルゴリズムの謎を解く

みんフォト・アルゴリズムの謎を解く

 去年の夏の記事だが、ずっと頭の片隅に、しちゃうおじさんの「みんフォトのアルゴリズム」の記事があった。

 アルゴリズムと言うと難しそうに響くが、この記事では「物事の手順」くらいの意味に考えてもらえばいい。

 例えば、代表的なアルゴリズムには、「料理」がある。キューピーの3分クッキングみたいなイメージ。

 誰でも同じ素材があり、同じ手順で料理すれば同じものが出来上がる。そういう手順のことを「ア

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ギアナ三国密入国体験記

ギアナ三国密入国体験記

皆さんはギアナ三国を知っているだろうか?私の友人や読者の中の百戦錬磨の旅行オタク達からは「そんなの常識だろう」と返ってくるかも知れない。

ただ大多数の人間は多分知らないと思うので地理やらそこを踏まえた上でこの文章を認めていきたいと思う。南米一周旅行者ですら飛ばしてしまう人の方が大多数の地域だからだ。

まぁ旅行・地理オタクは落ち着いてもらいたい。今回は通常のルートを逸脱した行程を辿っているのでそ

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詩 | 清純派宣言

詩 | 清純派宣言

いつも同じ公園の同じベンチに
足を組んで座ります。
誰かが座っているときには
その人が離れていくまで
黙ってお待ちしています。
あたしのお気に入りの席だけど
あたしのモノではないですから。

ここに座っているときが
素の自分に戻ることができるのです。
もちろん 汚れているときもあります。
でも ちょっと手でササッと
小石や落ち葉を払うだけ。
そして腰をおろします。

桜が舞う晴れの日には
鮮やかな

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エッセイ | 写真加工が面白い | 小さなオルゴール・やせたガールの日常[#青ブラ文学部]

エッセイ | 写真加工が面白い | 小さなオルゴール・やせたガールの日常[#青ブラ文学部]

 noteに記事を書くようになってから興味を持ったものに写真加工がある。

 初期の頃はヘッダーになにも貼らずに投稿していた。しかし、「ヘッダーを付けたほうが記事が見つけやすくなります」みたいなことをnoteから指摘されて写真を貼るようになった。

 最初のうちは空の写真を撮っていた。というのは、建物や人がうつりこむと場所が特定されたり、プライバシーの侵害になることを恐れたからだ。また、空の写真な

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山根あきら | 際の美学(わたしの現代新書)

山根あきら | 際の美学(わたしの現代新書)

 出版社の執拗な執筆依頼に根負けして、私はここに一冊の本を出版することになった。
 「際の美学--美学か、それともただの派手さ? --」(わたしの現代新書、妄想哲学出版社、2024年)。

 美学という学問に関して、一般読者に専門用語を用いずに執筆することは、想像以上に難儀だった。
 「これ以上簡単には書くことはできないだろう」と満を持してゲラを送ると「先生、もっと簡単に書き直していただけないでし

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桜、綻ぶ頃…… (日記)

桜、綻ぶ頃…… (日記)

毎年、桜が咲き始める頃、私の心は固く閉ざされる。春めいた陽気がかえって気持ちを不安定にさせる。暗闇の中で、絶えずもがいているような感覚。何もする気になれない。

桜なんて見たくない。
母の死を思い出す桜が、この世から無くなってしまえばいいとさえ思ってしまう。

2019年4月、医師に母の余命を告げられた。
後、数日の命だと。

(とうとう、来るべき時がきた……。
いつの間に、そんなに悪くなったんだ

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枝垂れ桜を英語でなんという? | 桜の英語・桜の算数あれこれ

枝垂れ桜を英語でなんという? | 桜の英語・桜の算数あれこれ

#枝垂れ桜 (シダレザクラ)
weeping cherry blossom(tree),
a drooping cherry-tree

🤔泣いているサクラ(weeping cherry)、うなだれるサクラ・垂れ下がるサクラ(drooping cherry)かぁ。
#夜桜
cherry blossoms at night,
illuminated cherry blossoms

🤔

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『黒いものをまとい』

『黒いものをまとい』

温かさを感じて

黒いものを触り

まとって外へと

吸収しやすく

浸透しやすく

内側に聴いてみる

手から入り

外から中へと

温かさが伝わる

冷えていたもの

温もりを感じて

新たに歩く勇気

もらって

白いもの

避けていたはずなのに

マスクだけが

白かった

直ぐに陰り

寒さを感じたが

黒いものの有り難さ

感謝して

新たな夜を迎える

黒い夜

少しだけ怖くなくなっ

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青ブラ文学部募集要項 | お題 | 合わせ鏡 (3/17まで)

青ブラ文学部募集要項 | お題 | 合わせ鏡 (3/17まで)

①「#合わせ鏡」をテーマに作品を書いてみませんか?

②記事のタイトルあるいは作品中で、「合わせ鏡」という言葉を用いてください。表記の仕方には、「合わせ鏡」「合せ鏡」「合鏡」など複数あるようですが、どの表記を用いてもかまいません。

③エッセイ、小説、詩、俳句・短歌、写真など形式は自由です。文字制限はありません。「合わせ鏡」という言葉は比喩的に用いてもかまいません。

④一応の締め切りは、2024

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