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エッセイあれこれ、それ、どれ?

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ふと思って、ふと書きたくなったこと。思いつきをただ書きつづっただけ。まとまりのないものを、ここにおさめようと思っています。また、他のクリエイターさんの記事で、心に刺さったものを、… もっと読む
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#私の作品紹介

『スイッチ』ー詩ー

『スイッチ』ー詩ー

スイッチを入れないと
動かない
テレビからも
ラジオからも
情報は入らない
洗濯物は増えるばかり
スイッチを入れないと
スイッチを入れないと

よし!
    ハァ…
 勘弁……
 … … 仕方ない
あー
       なんで…?
スイッチを入れないと
動けない、動けない

この感情も全自動なら
どんなに便利だろう

気づいてよ

能動的に
自分のスイッチは
自分で押してよ

…。

✴︎

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【blog】「結婚式の話。」

【blog】「結婚式の話。」

私たちは再婚。
私には一人娘がいて、所謂ステップファミリーだ。

結婚式はしないつもりだった。
ところが、あれよあれよと話が進み、結局挙げる事となった。

結婚ともなれば、準備は大変。
当然いろんな事を決めて行くうちに、喧嘩が耐えなくなった。
まぁ、よくある話である。

それでも、なんとか当日を迎えた。
私達は、宿泊の出来る会場だったので、前日から会場入りしていて、一泊していたので朝はゆとりがあっ

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短歌・折句 | 愛してるよ🌸君のこと🌸いつも感謝しているよ💞

短歌・折句 | 愛してるよ🌸君のこと🌸いつも感謝しているよ💞

愛  愛してる
し  詩を紡ぎつつ
て  手をとった
る  ルージュに染まる
よ  よろこびのキス💋

君を抱き  き
君の熱のみ  み
感じたの  の
 おでことおでこ  こ
 二人いること  と

い  いつだって 
つ  ツンデレ見たい
も  もう一度
感  感想なしで
謝  謝るばかり

 照れ隠し  し
  サングラスして  て
 見つめ合い  い
心で語る  る
  ずっと好きだよ 

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有料記事について

有料記事について

 最近「有料記事」が目に付きやすくなった。今までそれほど有料記事か無料記事かということを気にせずに、タイムラインに流れてくる投稿された記事を開いて読んでいた。しかし、タイムラインの仕様が少し変わって、有料記事には「○○ポイント」みたいな表示されるようになったから、目立つだけなのかもしれない。

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エッセイ | 作品は投稿した瞬間に自分だけのものではなくなる。

エッセイ | 作品は投稿した瞬間に自分だけのものではなくなる。

 もう2年近く前のことになるが、「#作者がコントロールできること・できないこと」という記事を書いたことがある。

 なかなか作者が思ったとおりには作品は読まれることがない。もっと作者の作品に込めた思いに耳を傾けたらどうだろう?、という気持ちで書いた。

 だが、どんな作品であっても、それが古典的な地位を占めるような作品であればあるほど、誤読というか、換骨奪胎したような解釈をされるのはやむを得ないの

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記憶冷凍[毎週ss note]

記憶冷凍[毎週ss note]

風呂に入っているとき、奇跡的に素晴らしい旋律が頭に浮かんだ。しかし、今にも消えて忘れてしまいそうだ。

手元には書くものが何もない。私は頭を抱えた。
 
「ダメだ!早くしないと忘れてしまう。どうしたものか?」

しばらく考えて、語呂合わせで記憶にとどめることを思い付いた。

ki-o-ku-re-i-to🎵ki-o-ku-re-i-to🎵

ふふふ、これで完璧だ。

ki-o-ku-re-i-

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レモンの木漏れ日(回文)

大概せこい。個性がいた。
たいがいせこいこせいがいた

求愛ハウス栽培。刺す、奪い合う雪。
きゅうあいはうすさいばい さす うばいあうゆき

対面。薄ら暗すぎて、無敵すら暮らす運命だ。
たいめん うすらぐらすぎて むてきすらくらすうんめいだ

肉のみ余酔。アンタが花壇愛す黄泉の国。
にくのみよすい あんたがかだん あいすよみのくに

余談の尾鰭も、木漏れ日を呑んだよ。
よだんのおひれも こもれびを

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重版出来! | 全集を読む意義について

重版出来! | 全集を読む意義について

 小林秀雄のエッセイに「読書について」というものがある。以前記事に引用したことがある。

 上の記事(↑)で紹介したのは抜粋なのだが、簡単に全体を要約すると、「『文は人なり』という意味を真に理解するためには、全集を読め」ということである。経済史家の内田義彦も同じような主張をしている。

 基本的に、古典と呼ばれるような名著を読むときには、「信頼」が必要である。

 批判的であることを良しとする風潮

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詩 | ようよう白くなりゆくは...

詩 | ようよう白くなりゆくは...

しだれ桜に しなだれつきしあと
妖艶なる花 地に落つを見ゆ

花にとってかわりしは
涼やかに揺れし青き葉の音

かの青き葉に 彩りを
与えんとする 藤の花
我と藤とは 似たる者かな

永遠なる儚さを
慰める物は唯だ花のみか?

好色の 男に絶えず 揉まれつつ
よごれし體 艶やかに

脱皮せしこと 数千年
移り行く時を 渡りつつ
刹那を重ねて たどり着きけり

一秒ごとに 死を重ね
そを生と名づく

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短編小説 | 忙しい人

短編小説 | 忙しい人

 ある夏のことである。浜辺で寝そべりながらジュース🍹を飲んでいた。

「今日も暑いですね。しかし、浜辺でバカンス✨🌴🌺✨。いいですよね」
通りすがりの人が話しかけてきた。私はバカンスを楽しんでいるわけではなかった。

「今、とても忙しいのです。放っておいてくれますか?」
相手に失礼だと思いつつ、こんなに忙しい中、他人の邪魔に耐えきれず言った。

「すみませんでした。このあとお仕事なのでしょう

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