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エッセイあれこれ、それ、どれ?

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ふと思って、ふと書きたくなったこと。思いつきをただ書きつづっただけ。まとまりのないものを、ここにおさめようと思っています。また、他のクリエイターさんの記事で、心に刺さったものを、… もっと読む
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2021年8月の記事一覧

はじめに

昔から書きものは苦手でした。というより苦手だと思っていました。読書感想文や小論文は文字数が決められていて、書かなきゃ、埋めなきゃ、となにかに追われるような感じで書いていました。なので、どちらかと言えば書きものは嫌いなのだと、思い込んでいました。

しかし今思えば、それは「思い込み」だったのかもしれない、と思っています。というのも、私は中学生の頃、嵐がだいすきだったのですが、そのころからブログをして

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たまに人間の暗い部分を覗きたくなるっていう話。

たまに人間の暗い部分を覗きたくなるっていう話。

小説を読むのが好きだ。
物語を通して、主人公の生きている世界を疑似体験できるような気分になれる。

淡くて純粋な恋物語とか、犯人は一体誰なのかとドキドキするミステリとか。
どれもとても面白い。

サスペンス小説を読むその中でも私は、定期的にドロドロしたサスペンス小説を読みたくなる。
登場人物たちの感情が渦巻くような、そんな小説だ。

小説の登場人物たちは、嫉妬、憎しみ、怒り…様々な感情を持っている

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趣味が合わないと仲良くできないわけでもないよねっていう話。

趣味が合わないと仲良くできないわけでもないよねっていう話。

共通の趣味は仲良くなるきっかけになる人と仲良くなるきっかけって何だろう。

同じ地元の出身とか年齢が近いとか色々とあると思うけれど、趣味が同じという場合も多いと思う。

その場合、趣味について話したり、一緒に楽しんだりすることで「気が合う!」と感じて仲良くなれるのだろう。

では趣味が合わなければ仲良くなれないのか?
それはもちろんちがう。

お互いの「語り」を楽しめることが大切今、私が仲良いと

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「自分なんか」は言ったらあかんやつ。

「自分なんか」は言ったらあかんやつ。

自分に自信がないとき、「私なんか……」「私ごときが……」「一番低いレベルでいいんです。待遇でいいんです」って言ってしまう、人もいると思う。

私もそうだった。

高校に入って、何を思ったか、吹奏楽部に入部して、初めてクラリネットを吹いた。

元々ピアノを習っていたので、楽譜を読んだり、リズムのとりかたはできたけど、楽器は初めて。

そのとき、私なんか、私なんか、って自分を低くする(見せる)ことで、

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私ってこんな人

私ってこんな人

ずっとやろうと思ってたnote。

記念すべき1投稿目は私って人をご紹介。

クリエイター名は本当のあなた本当の私。本当の私を表現出来なかった過去の経験からこの名前にしました。そしてその経験をもとに本当のあなたを引き出したいという意味も込められています。

人から見ると普通の家に生まれ、衣食住困る事もなく普通に教育も受け、結婚して子供がいるお母さん。

でもそれは人から見た自分。

実際のところ2

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語学をはじめたくなる本(その2)

語学をはじめたくなる本(その2)

気楽な気持ちで、読めそうなものを紹介します。まずは、はじめの一歩!

① 中島義道、「英語コンプレックスの    正体」、講談社+α文庫

カント哲学者が、どのように英語をコンプレックスを克服?したか。いい意味で開き直ることが大切。

②芥川龍之介、「蜘蛛の糸・地獄変」、角川文庫

この文庫に入っている短編「毛利先生」がオススメです。英語を教えるとはどういうことかを考えてさせられます。
英語の先生

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文系が数学を語ってもいいですか?

文系が数学を語ってもいいですか?

科学者が文学のエッセイを書くことは、意外と普通のことなのに、文学者が科学の論文を批評することって少ないですよね?!

私の記事を読んで下さっている方の中には、理系の方が多いようなので、「数学」の記事を書いてみようと思います。恥ずかしながら、数式の入力方法がよく分からないので、ご容赦ください。

数学の記述には、無駄が少ないですよね?途中の計算過程が全て書いてあるわけではなく、「なぜ?」が積み重ねっ

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「覚えよ、そして記憶せよ」(好きな文法用語)

「覚えよ、そして記憶せよ」(好きな文法用語)

文法って、暗記モノっていうイメージがあります。でも、インパクトが強かったり、ただの専門用語なのに、耳に残り易いものがあります。
「アア溶岩」、「パホイホイ溶岩」、「プリニー式噴火」、「柱状節理」など。(これらはブラタモリで覚えました)

では本題の「私の好きな文法用語」です。

①「アオリスト」(ラテン語など)

煽ってる人のようでもあり、サユリストのようでもあり・・・

②「母音調和」(トルコ語

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語学をはじめたくなる本

語学をはじめたくなる本

何事も最初に背中を押してくれる人が必要。つい語学(英語も含めて)をはじめたくなる本を紹介します。

やっぱり、最初に学ぶなら英語だよね、という方には

①斎藤兆史、「英語達人塾」、中公新書

岡倉天心、斎藤秀三郎、新渡戸稲造など、英語達人の学習法が紹介されています。

多言語学習に興味のある方には

②ロンブ・カトー「わたしの外国語学習法」、ちくま学芸文庫

ハンガリー生まれの著者は、ほとんど独学

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「犬の散歩禁止」(「の」のおはなし)

「犬の散歩禁止」(「の」のおはなし)

むかし、むかし、ある楽園という名の公園を大勢の犬たちが闊歩していた。

平和にワンワンと暮らしていた。
毎日、かけっこをしたり、飛び回ったり。恋愛だって自由だった。

しかし、ある日、突然
「犬の散歩禁止」の看板が設置された。

犬たちは話し合った。

🐕️:「これからオレたちどうしよう?」

🐺:「そんなに急にいわれてもなぁ。」

🐶:「仕方ないわよね。人間が決めたこと 
ですもの。」

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" With  Corona "のwithについて、「いっしょに」考えてみよう🤔

" With Corona "のwithについて、「いっしょに」考えてみよう🤔

ウィズ・コロナ。
昨年からよく耳にするようになりました。

「with派」なのか「without派」なのか?
議論の多い問題ですが、私がここで考えたいのは、前置詞「with」の使い方です。

微妙なニュアンスを担う前置詞。
冠詞と並んで使いこなすことが難しいですね。関口存男「冠詞」という本(図鑑?)がありますが、「前置詞」という名著もあるのでしょうか?

今日は、斎藤秀三郎著「熟語本位 英和中辞典

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トルーマン・カポーティ「ミリアム」をよむ。(読書感想文)

トルーマン・カポーティ「ミリアム」をよむ。(読書感想文)

トルーマン・カポーティ(川本三郎[訳])「夜の樹」(新潮文庫)には、9つの短編が収録されている。その最初の短編が「ミリアム」である。

カポーティといえば、「ティファニーで朝食を」や「冷血」などの作品が思い出されるが、「ミリアム」はとても幻想的な物語で、何回か繰り返し読んでも不思議な感覚に陥る。

ミリアムという少女はミセス・ミラーにとっては、実在の少女である。
出会いは雪降る日の映画館。そこで、

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