Daisuke Inoue
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スピードは新しい信頼の通貨である
「仕事を速く仕上げる」には複合的なスキルが必要人でも組織でも、相手の能力を計るのに一番手っ取り早い評価指標は「仕事の速さ」だと私は考えます。なぜかというと、仕事を早く仕上げるには、以下のような複合的な能力が要求されるからです。
論理的思考能力
OODAループという考え方があります。人や組織の行動を、Observe(観察)して、Orient(方向づけ=分析)して、Decide(判断)して、Act
「攻撃的」でも「受け身」でもない「アサーティブ」なコミュニケーションとは?
丁寧な言葉遣いでも攻撃の意図があれば攻撃的金曜日の22時。会食を終えて新橋駅で電車を待っていると、ホームに駅員さんの怒号? が鳴り響きました。「はー・なー・れー・てー・く・だ・さ・い。発車できませーん」。言葉遣いは丁寧ですが、その口調には誰が聞いてもわかる強い苛立ちが感じられます。駅員さん、その気持ちよくわかります。一人の酔客の不注意が、大勢に迷惑をかけるだけでなく、その人自身を危険に晒すことにな
もっとみる毎朝「ベットから飛び起きる理由」はあるか?
ikigaiとは毎朝ベットから飛び起きる理由年末年始のお休みは楽しいものですが、年明けの仕事はじめは憂鬱なものです。今からそんなこと思い出させるなって? そうですよね、すみません。でももし、皆さんの仕事が、「毎朝ベットから飛び起きる理由」になるとしたら。仕事はじめも、きっと「もういくつ寝ると」と指折り数えるイベントになることでしょう。
仕事が「毎朝ベットから飛び起きる理由」だって? そんなことは
ただフォースを信じて突き進んだほうがいいときもある
May the Force be with you先日、提携先企業との会食があり、先方の社長に乾杯の挨拶をお願いしたところ、スター・ウォーズの例え使った素晴らしいスピーチを披露してくれました。その人の十八番らしいので、どんな内容だったのかはここでは伏せておきましょう。それを聞いてふと思い出したのは、若い頃に働いていた会社の、偉大なリーダーの口癖です。「フォースと共にあらんことを」。
スター・ウォ
感情的に話すのではなく、感情について話す
ビジネスコミュニケーションで「説得」は悪手いきなり質問ですが、皆さんは説得されたいでしょうか? 家電を買うとき、または企画の提案を受けるとき、店員さんや営業の人に「説得されたい」と思う人はいるでしょうか? 自分の中で答えが大方決まっていて、あとは誰かにその決断を後押しして欲しい、ということはあるかもしれません。ただそれは、「説得されたい」というのとは少し違います。
日常でもビジネスでも、誰かに説
もう「バズ」はいいんじゃないでしょうか
結局のところ、バズは何も生まない「無限の彼方へさあ行くぞ!」。いや、そっちじゃなくて。「バズる」のバズです。いや、私だって「バズりたい」という色気がないわけではないです。このnoteだって、バズってくれればそれに越したことはありません。ツイッターやnoteのアイコンを叩いて、「うわ、ありえねー!」とのけぞるほどの通知を見るのは、何というか快感です。承認欲求が満たされます。
ただ、それだけなんです
キャリア自律は大事だけど、他律はゼロにしなくてもいい
「配属ガチャ」は、3〜5年の短いスパンで見れば確かに「ガチャ」
この時期、新入社員研修を終えて配属が決まり、連休明けからいよいよ社会人として本格始動、という方も多いのではないでしょうか。配属は希望通りだったでしょうか? 企画職を希望していたのに営業職の配属だったり、本社でのデスクワークを希望していたのに地方の工場に配属されたり。どんな会社でも全員の希望を叶えることは現実的に不可能なので、不本意な
「緊張」の本質はダメのレッテルを貼られる恐怖
実力とは技術とメンタルのかけあわせWBCやワールドカップなどの国際大会は、普段スポーツを見ない人をも熱狂の渦に巻き込みます。世界中の人が注目するスポーツイベントは、普段にも増してドラマチックなのでそれも当然です。私はスポーツ観戦が生活の一部なのですが、国際大会はやはり感動もひとしおです。それは選手たちの「二つの戦い」を目撃できるからです。
一つは選手同士の技と技のぶつかり合い。そしてもう一つは、
キャリアには「計画」などいらない。「コンパス」があればいい
キャリアは「計画された偶然」5年前に時間を巻き戻してみてください。今これを書いているのは2023年の2月なので、ここでは2018年の2月を5年前としてみます。そのときの、向こう5年間の人生計画はどのようなものだったでしょうか? 私は計画と言えるほどのものは持ち合わせていなかったのですが、いくつかちょっとした夢がありました。そのうち1つは8割方実現したように思われます。1つはまた途上で実現していませ
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