鍼灸臨床で必要なサルコペニアの評価法
こんにちは。てっちゃんこと白石です。
前回はフレイルに続き、加齢に伴う衰えを表現する「サルコペニア」について基礎的なお話をしてきました。
「サルコペニアってなんとなく筋肉が衰えるやつだよね」
「フレイルとサルコペニアは何が違うの?」
と曖昧に捉えていた方にとっては新しい発見もあったのではないでしょうか。
忘れてしまったという方はこちらをご覧くださいね⬇️
前回で述べたことからもお分かりの通り、「サルこペニアは筋肉量の減少か否か」だけで判断するものではなく、”サルコペニアは骨格筋量の低下だけでなく、筋力・身体機能も含めた衰えである”ということが大事なポイントです。
上記の図をご覧になって頂けるとイメージしやすいかと思いますが、加齢に伴い「筋肉量・筋力・身体機能」これら3つの衰えが生じてしまうことがサルコペニアとなります。
今回は「じゃあ具体的にどんな評価をしていけばいいの?」という点について解説していきます。
まずはこちらの図をご覧ください。
このサルコペニア診断基準は、元々ヨーロッパの老年医学会の研究グループから始まったんですが、改訂を繰り返す中「でアジア人向けの診断基準も必要」となって作成されたものになります。
上記の診断基準の図で押さえておきたいのが
担当している患者さんの中で『あ、この人サルコペニアっぽいな』と疑いをかけた際、
この3つのいずれかをスクリーニングとしてやってみて、引っかかったら握力か5回椅子立ち上がりテストをやってみよう。
そこでも引っ掛かったら専門機関へ繋げていこう。
こんな感じのことを述べています。
とはいえ、上記の説明だけではふんわりイメージが出来ただけで、臨床現場で実践出来る状態にはまだ不十分かと思います。
ここからはもう少しわかりやすく解説していきます。こちらの「サルコペニア臨床のSTEP」のイメージ図をご覧になった方が分かりやすいのではないでしょうか。
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