在宅での問診力は超重要。臨床現場で問診が上手くいかずに悩んでいるあなたへ。
こんにちは。てっちゃんこと白石です。
前回からスタートした問診シリーズ。
「問診のクセに問診してないじゃん」という批判覚悟で作った第1回目の記事でしたが、思ったより反応が良かったのでホッとしました。。
購読者の方からのご意見もいくつか紹介しますね👇
さて、今回は2回目となる今回は"信頼"のフェーズについて話を深めて行きたいと思います。
1.信頼フェーズとは何か
問診は前段階でいかに”話したい相手”と思わせるかが問診をより良いものにするかの成功の秘訣でもあります。
”問診は開始時点で8割は終了している”といっても過言はありません。
さあ、ついに患者さんとお部屋で対面しました。入室から席に着くまでの道のりだけでも注意するポイントが多すぎてグッタリした方もいるかもしれませんが、訪問の現場って”そういうもの”なんですよね。
自身が勤務する店舗に直接来院してもらうのと異なり、自分自身が患者さんの自宅に訪問する場合、”ルールは患者さんにある”となるわけです。
相手のパーソナルスペースにいきなり入り込むわけですから、お作法には細心の注意を図らないといけません。
2.1st Impressionで違和感をチェック!
話を戻しますが、あなたは今患者さんと対面しています。
問診における”2.信頼”のフェーズでは、実際に患者さんとの挨拶や簡単なアイスブレイクを通じて問診を円滑に進めることになります。
その際に患者さんと直接対面する中で感じた1st Impressionというものを大切にしましょう。
在宅医療の現場において、基本的にはケアマネージャーもしくは家族から何かしら情報共有を受けて鍼灸師が訪問することになります。
その際、現病歴やADLレベル、年齢などの基礎情報をある程度聞くことで「おそらくこんな状態の方だろうな」ということを想定することができます。
これって治療院ではあまりないことなので、在宅ならではかもしれませんね。
例えばこのような事前情報を聞いていたとします
こういった情報を聞いた時、あなたならどういった想像を働かせますか?
この少ない情報からどれだけのことを想像できるかが臨床力を磨く上で重要ですので日頃から訓練するようにしておきましょう。
仮にボクが想像するなら以下のようなことを考えます👇
このような想像をある程度働かせた上で訪問に備えます。
このような想像をした上で実際に訪問すると『あれ、予想と違うぞ...』というギャップに気づくことが出来ます。これは良い意味でも悪い意味でも。
アイドルでいう”ギャップ萌え”とはまたちょっと異なります。
実際ボクは、良い意味でギャップを感じた場合には直接
「事前に聞いていたお話では〇〇な状態かなと思っていましたが想像していたよりお元気ですね」と口に出して伝えることもしています。
この1st Impressionは在宅医療では初回訪問時の度にトレーニングを積むことで鍛えられますのでぜひやってみてくださいね。
3.まずは自己紹介と感謝の言葉、そして目的を告げよう
”見出し1”では、結局あなたの妄想の中だけで終わってしまいました。ここからようやくあなたは患者さんと言葉を交わすことが出来ます。
そんな時、第一声でいきなり「腰はどうですか?」なんて聞かないですよね。
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