おもしろき ことをせんとや
せっかく趣味で書いているのだから、おもしろくなければ。
この生を、あとどれだけ生きられるのかはわからないから。
趣味で小説(といっていいのか?)を書こうとおもってから、もう十年くらい経ちます。
最初はなかなか書けませんでした。
今も、書けているとは思っていませんが、なんとなく、形になってきたような? 気はしています。
ジャンルは主にBLなので、読む人を選ぶような作品です。
誰でも読んで面白い、と思えるようなものは書けないです。
書いている私は楽しい。
表現や、言葉が出てこないことも、たのしめる。
「う~ん、う~ん」
と悩んで、書いた文章を読んでは、
「下手だなぁ」と思う。
「もっと、うまくなりたいなあ」と思う。
こんな幸せなことはないかもしれない、と思っている。
2024年4月に小説サイトにて「本の虫」というショートショート作品を書きました。
2024年5月現在、書くつもりがなかったのに続きが思い浮かんだ。
そんなつもりは全くなかった。
「でも、思いついちゃったからさあ」
こういう時、大学時代の先輩の言葉を思い出します。
先輩は、卒業間近にもかかわらず、研究室の追いコンのための動画制作に
いそしんでおられた。
完成直前になって、編集アイデアが思いついたらしいのですが、
それは追いコン二日前くらいのことだったかと記憶しています。
「完成しているのなら、それでいいんじゃないのかな」
当時の私はそう思った。
でも先輩は、寝る間も惜しんで作り直していました。
完成した動画は、めちゃくちゃ面白かった。
きっと、作り直す前だっていいものだったに違いないのに、先輩は、あえて作り直した。
だって、思いついちゃったから。
それからは私も、先輩にならって、思いついたらやる、の方を選ぶようになりました。
せっかく生まれたのだもの、おもしろおかしく生きなければなあ、と日々感じています。
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