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もし私に黒歴史があったらどうなるか実験してみた

 どうもこんにちはPhotonです。

 私は中学生時代、なるべく黒歴史を作らないことをモットーに生きてきました。
 私の友人たちは互いの黒歴史で互いを牽制しあい秩序を保っているのですが、私にはそのような黒歴史がないため拘束力がありません()。
 もし黒歴史があった場合どのような感情を覚えるのだろうかという好奇心もあります。

 そのため、私は2023/6/5から10日間「もし私に黒歴史があったらどうなるのか」という内容の実験と観察を行いました。
 なかなか興味深い経験ができたのでnoteにその内容をまとめようと思います。

記事内用語等解説

用語

α高校:私が通う高校。
β高校:a氏(後述)が通う高校。

ブロ解:フォロワーを一度ブロックしてから解除することで強制的にフォローを外させる行為。アカウントを非公開にした状態でこれを行うことで対象者に鍵垢の内容を知られないようにすることができる。

人物紹介

私:この記事の執筆者、Photon。

主な観察対象
a氏:私の友人の1人。β高校に通う。黒歴史を友人に知られたくないと言っておきながら、それをTwitterの鍵垢に投稿し友人に発掘され煽られるということを何度か繰り返している。もし私と彼が同列になったときどのような対応を取るのかが気になるポイントである。
b氏:私の友人の1人。彼の通っている高校には私の中学生時代の知人はほぼいない。頻繁にa氏の黒歴史をネタに煽っている。もし私がa氏と同様の状態になったらどう反応するのかが気になるポイントである。

協力者
c氏:a氏と同じくβ高校に通う。あらかじめ実験の概要を伝えておくことで誤解を防ぐと同時に、隔離された環境ゆえ噂の拡散具合が掴みづらいβ高校にてデマが広がるのを防ぐ証人となってくれることを期待する。

 そのほかにも何人か出てきます。また、特定の誰かの発言内容を引用する際に誰かの本名が含まれる場合は、私の場合はPhoton、他の人の場合は固有のアルファベットで置換します。

もし私に黒歴史があったらどうなるのかの実験(仮)

 ※一応実験のレポート風にはしていますが半分遊びです。若者言葉やインターネットミームが多分に含まれます。

実験の目的

 黒歴史をいつも話のネタにされるa氏などの人と同様の感情を得る経験をする。
 もし私に黒歴史があったら周囲の人はどのような反応をとるのかを知る。

手法

実験期間

・2023/6/5から10日間。2023/6/14になったら実験終了手順を行う。

実験開始手順

・「同学年の女子に交際を頼み断られた」という旨のツイートをする。※
@photon2997を鍵垢にする。b氏だけは時間差でブロ解する。

※「この程度のことで何が黒歴史だ、そんなの学生にはよくある話ではないか」と思うかもしれない。確かにそうだ。それにいつもの私ならばたとえ少し辛いことがあってもエピソードトークのネタに昇華させてしまうだろう。しかし、この実験では明らかに隠すような素振りを取ることでこれを黒歴史であるかのように演出する。それによりただの青春の甘酸っぱい一コマ黒歴史たりうるのだ。これはa氏の過去の挙動より学んだことである。

観察

・所定期間周りの人の動向を観察、記録、体感する。
・主にa氏とb氏の動向を観察する。

実験終了手順

・所定期間経ったら「このツイートは黒歴史があったらどうなるか体験するための実験だった」という旨の引用リツイートをする。
・「〜って内容の実験したんだよねw」というエピソードトークを拡散し、デマの肥大化を防ぐ。

外面そとづら保護のための対策

・5/16に「面白い実験思いついた」という旨のツイートをしておく。
・このあたりの話題に関心があり、かつ隔離された環境ゆえ情報の拡散具合を計り知ることが困難なため、β高校のc氏には実験の概要を伝えておく。
・α高校で私に都合の悪い情報が流れ収集がつかなくなった場合、これからの生活において多大な悪影響が出ることが懸念される。そのため、α高校の人には実験終了手順と同様の対抗ミームエピソードトークをあらかじめ拡散しておく。

実験内容のタイムライン

2023/6/5

 「前々から思ってた人に勇気出して”月が綺麗ですね”的なアレ言ってみたけど大爆死しました 死」「あまりでしゃばったことするもんじゃないな もうやだ」とツイートした。このツイート群は以降「黒歴史ツイート」と呼称することとする。

ツイートのスクリーンショット。諸数字は編集で削除済み。

 アカウントを非公開にした。感想:他人に交際を申し込むことの示唆的な表現が思いつかず、少々無理のある表現になってしまった。(また、文面が病み系のイタい人のようになってしまった。)果たして中学時代の友人たちはこれを理解できるのだろうか。

2023/6/6

 b氏をブロ解した。
感想:これにより、あたかも「大爆死」の事実を隠しているかのように装うことができる。実際は1日近く経過しているため、流石に彼もこのツイートに気づいてはいると思うが。

2023/6/7

 a氏とb氏から反応があった。

 a氏はLINEの私の黒歴史ツイートのスクショを提示したうえで「大丈夫か?」と言った。「まさか君が心配してくれようとは予想外だったよ」と返したところ、「草」「煽ってもええんやで」という返信が来た。
 その後仲のいいコミュニティのLINEグループにて行われていた通話に入ると「Photon君だ〜www」といったような反応を見せた。明らかに煽っている。
a氏の反応に対する感想:一番最初に反応があったのが彼だった。もし誰一人として反応を見せず実験を終了したらあまりにも虚しくて危うくそれ自体が黒歴史となる可能性があったため正直非常に安心した。

 b氏はグループ通話に入った私に対して「何でブロ解すんだよ〜」と執拗に十数回もブロ解のことについて言及してきた。「本当は理由わかってるけど敢えて君に言わせたいの」とのことだ。「今日はあんまり見えなかったねw」という旨の煽りをした。
b氏の反応に対する感想:たとえ相手が私だろうとa氏だろうと対応はさほど変わらないのだろう。彼の友人に対する煽り癖を垣間見ることができた。

総合的な感想:これは今までに経験したことのない特殊な感覚だ。とてもワクワクする。非常に面白いinterestingの方
また、a氏は彼の黒歴史にある気象要素を重大な事柄として含んでいるため、ある気象要素の話題になるとそのことに言及されることが多い。私の場合はb氏の発言により意図せずしてそれが「」になったわけで、良い比較対象となることを期待している。再び会話の流れで月のことに言及して反応を見るのもアリかもしれない。

2023/6/9

 実験期間の半分ほどが経過した。

 どうも早くネタバラシ的なことをしたい気分だ。「私がわざわざ黒歴史をTwitterに公開するだなどと、その気になっていたお前らの姿はお笑いだったぜ」と言いたくてたまらない。それにTwitterを鍵垢にしていると自分の投稿やリプライをフォロワーにしか見てもらえないのも辛い。
 しかし流石に1回しか友人とコンタクトとらずに実験を終了するのではデータが少なすぎる。最低でもあと2回はグループ通話などで接触しよう。

2023/6/10

 仲のいいコミュニティのLINEグループで通話が行われていたためそこに入った。
 a氏のみがいた。
 6/7の話より、「」の話題を出したら何かあるかなと思って「この前UniverseSandboxで太陽系の天体を月の位置に置いて遊んでて木星を置いたら潮汐分裂したんだよね※」といった話をした。
 結果、特に「」に触れられることなくトランクスルーされた。なんだよ面白くないな。
※ちなみにこれは嘘です!。実際は地球が木星に接近する場合のロッシュ限界は約5.5万km地球が剛体の場合から10.5万km地球が流体の場合の範囲であるため、月までの距離である38万kmに近づいても地球は潮汐分裂しない。まあ強い磁場やそれに伴う放射線、海流の秩序の崩壊により大量絶滅は必至だろうが。

嘘です!


 また、a氏はもう既にある気象要素に関する話題を克服しそれを高校で笑い話のネタとしているらしい。

 a氏によれば「b氏はa氏を煽るときは少し自重していたらしいけどPhotonはいつも俺のことをbと同様に煽っていたから『Photonをガッツリ煽っても別にいいだろう』と思ってるみたい」とのことだ。

 ここで、話題はとある中学生時代の友人に移った。彼は中1からの仲で、今もよく会話する。ここではe氏とする。(dはbと混同しそうなので読みやすさを優先してeにする。)
 a氏によればe氏は「トランスヒューマニストくん意外と元気そうで何より」と言っていたそうだ。(私のTwitterのプロフィール欄に『トランスヒューマニストの男子高校生』と書いていることから、私を指す隠喩であろうと思われる。)
 a氏はe氏を通して私の黒歴史ツイートを知ったらしい。
 a氏は「俺たち(a氏とe氏)はそこまで煽る意思はない」と言っているが同時に「bと絡むときは盛大に煽りまくるだろう」とも言っていた。

 a氏に「あの件の情報が欲しい」と言われた。具体的には相手がどの辺りの人なのか知りたいとのことだ。私は同じ高校の人だと言った。
 どうやらa氏によれば、b氏は「前から思ってた」という文面から私が交際を申し込んだ相手が中学生時代の友人だと推測していたようだ。もしそれが合っていた場合、Instagramから相手の特定を試みるつもりだったようだ。

 小学生時代や中学生時代のコミュニティで恋愛の話をしない理由として互いを互いの黒歴史で牽制し合う関係が理由としてあるのだろうという話をした。

総合的な感想:黒歴史ツイート以来2回目の会話だったため落ち着いて話ができた。はじめは盛大に煽り散らかす状態が1週間は続くのではないかと予想していたが、意外ながら私の友人にそのような傾向は無いのかもしれないと感じた。彼らは交際を申し込んだ相手が誰なのかをInstagramから特定しようと試みていたようだが、これはコミュニティの人たちの詮索癖の表れだととれるだろう。実のところ私も同様のことをしたことがあるし。
また、流石に無理があったのかの話題に触れてくることはなかった。もしその場にb氏がいたらそこから煽ってきたのかもしれないが。

2023/6/11

 別にこの実験のために意識して送信したわけではないのだが、仲のいいLINEグループに「もしもブロリーに彼女ができたら」という面白いブロリーMADを共有した。(珍しくクズロットカカロットが優しい素振りを見せるのでおすすめ。あなたもどうぞ?)
 そしたらb氏が「彼女、ねぇ」と言った。
感想:草。

 a氏とf氏(中学生時代の友人。e氏と比べて頻繁に会う。)と家系ラーメンを食べに行った。特にこれといってイジってはこなかった。
感想:黒歴史ツイートを投稿して以来初めて彼らと物理的に会ったが、その話題に触れられることはなかった。彼らとしても私の黒歴史を発見したことによるハイ!な気分のピークは過ぎ去ったのかもしれない。

2023/6/14

 「これはもし黒歴史があったら周りにどんな反応をされるか体験するための実験でした 結構良い体験ができて非常に興味深かったです 協力者の方、ありがとうございました」とツイートした。

全体を通しての感想

 (煽られたことによる)屈辱、(反応が見られたことによる)安心、(今までにない経験をしたことによる)好奇心が満たされる興奮が共存しているというなんとも特殊な感覚を覚えた。このような感覚は自然にnaturally生きていたらそうそう得られることはないだろう。
 もしこれが捏造の黒歴史でなかった場合は後の2つが存在しないことになる。なかなか堪える精神的苦痛なのだろう。しかし、a氏が黒歴史を克服しエピソードトークのネタとしていることから、時間の経過で精神的ダメージは和らげることができると考える。どのくらいの時間がかかるのかは個人差といったところか。
 実験手法における課題として、もし「これ何かの実験なんじゃないの」と言われた場合の対処法を用意していなかったことが挙げられる。既に1回このような実験を行って周囲が疑心暗鬼になった状態で再び同様の実験を行えるかは不明だが、次回はその場合の手順も考えておく必要があると思われる。

納め口上

 いかがでしたか?

 マジでしょーもない自己満実験ではありますが、なかなか面白い体験ができたのでこれはやってよかったと思いますね。
 全体を通しての感想は半分くらい自明なことしか書いていませんが、身をもってそれを体験できたのは大きいです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。Photonでした。

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