神山六人

fromH、恋人を喪った安田短歌、北海道とフランチェスカの話をします。おたより戦士。 …

神山六人

fromH、恋人を喪った安田短歌、北海道とフランチェスカの話をします。おたより戦士。 https://shirasu.io/u/Kamiyama_6hito

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  • カルシラおたよりまとめ

    さやわかのカルチャーお白洲おたよりコーナーに投稿したおたよりをまとめました。

  • 安田短歌のこと

    2016年9月19日ヨリ

  • 赤い夢を探索する

    これまで書いた、はやみね作品についての記事をまとめます。

  • 新時代の交流強化型動画配信プラットフォーム「シラス」のこと

    「シラス」についての記事を(勝手に)まとめていきます

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  • 固定された記事

※北海道はイメージです① Ver0.8+

はじめに 「北海道」という文字列は、単なる行政区画の単位を超えた意味を多くの日本人に与えている。北海道ミルクや北海道メロンと「北海道」の3文字が入っていれば、ちょっとした特別感を感じる人もいるだろう。むしろ道民であれば、牧場の名前がなかったり、夕張メロンのようなブランド名でない漠然とした「北海道」というネーミングを単純に喜ばないかもしれない。このような雑な言い回しは、内地の少ない降雪で止まる交通機関や、函館と網走を1泊2日で回るような旅程などと同じく、北から目線で冷ややかに

    • 文フリ、百都市構想とか地方文フリとかっていうのを調べるとつらくなる。中央集権がいいってことか、てめぇら………

      • 幸せの青い鳥が飛び立った日です。地球は火の海。天は割れるでしょう。

        • 単純にみんなイーロン・マスクを信用してないのだ。まぁ、マスクマンだからな

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        ※北海道はイメージです① Ver0.8+

        • 文フリ、百都市構想とか地方文フリとかっていうのを調べるとつらくなる。中央集権がいいってことか、てめぇら………

        • 幸せの青い鳥が飛び立った日です。地球は火の海。天は割れるでしょう。

        • 単純にみんなイーロン・マスクを信用してないのだ。まぁ、マスクマンだからな

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          7本
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          29本
        • 月末(とそれ以外の)読書会関係
          23本

        記事

          もうnoteをTwitterにするしかないよ…トホホ…

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          2022.11.4

          コスプレイヤー・カメラマンを引退し、これに伴い、撮影の依頼受付や同行、アニクラ・コスイベ参加等活動を全て終了致しました。過去に自分が撮影した写真全てについては以後もご自由にお使いください。この際、名前の掲載は不要です。 尚、活動終了にあたり、写真アカウントは削除致しました。カメラ撮影関係の問い合わせには全て返信出来かねますので、ご了承ください。

          おたよりコーナー#33で読まれました

          「その先の、道へ。北海道」流行らんよな~。どうも、神山です。 さて、恒例のおたよりです。今回は北海道おたより連載だ!ついにフランチェスカとゴールデンカムイの話をするよ!ってやつ。いろいろ細かいところ重ねて論じるより、全体感について話した方がいいよね、っていうことでフィクションとか物語についての話になりました。このあたりちゃんと言語化できてないままに書いている感じはあるので、もっと詰めていきたいですね。 さやわかさん、おたより戦士のみなさん、こんばんは。神山です。いつの間に

          おたよりコーナー#33で読まれました

          (Re:)もう助けてなんていわないよ、フランチェスカ。

          2021年3月29日にゲンロンカフェにて行われた『さやわか×武富健治×春木晶子 北海道を衝け―番外地はいつミルクランドになったのか』というトークイベントにて「北海道は外部からどのようなイメージを持たれているのかを内面化し、自己イメージの操作に特化している土地だ」という話があった。「北海道らしさ」を他都府県からのイメージを参照し、再生産する気風があるということだ。 2021年のGWに、白老や登別といった胆振地方を観光した。この近辺は、「ウポポイ=存在した・しているアイヌ」「伊

          (Re:)もう助けてなんていわないよ、フランチェスカ。

          (Re:)誰のための探偵小説―『天帝のはしたなき果実』とその生る樹について

          X.載らなかった前口上、あるいは、祈り 2014年6月28日、東京、吉祥寺シアター。 ぼくはそこにいた。「いま、ここ」にしかない煌めき、その為に。 舞台・天帝のはしたなき果実。  ―ヒトとヒトが分かりあうために。    青春に咲く衒学のSF舞台劇、     その緞帳は上げられる―。 原作:古野まほろ、脚本・演出:松澤くれは 第35回メフィスト賞受賞作、『天帝のはしたなき果実』が舞台化されると知るや否や、万障繰り合わせてでもその場に立ち会うと決めた。 映像にも残されてい

          (Re:)誰のための探偵小説―『天帝のはしたなき果実』とその生る樹について

          おたよりコーナー #32で読まれました

          始めると無限にやっちゃうね。どうも、神山です。 今日はおたより、先日会社化15周年となったカイロソフトについてのものです。お楽しみください!では! さやわかさん、おたより軍団のみなさん、こんばんは、神山です。今日のおたよりは、カイロソフトのゲームについて。カイロソフト、ご存知でしょうか。代表作はおそらく『ゲーム発展国』シリーズでしょう。僕はフリーソフトとして配布されていたPCゲーム版の『ゲーム発展途上国ⅡDX』を20年近く前にプレイしていました。今もこのゲームは公式サイトで

          おたよりコーナー #32で読まれました

          鮨・肴匠くりやレポート

          今回はさやわかのカルチャーお白洲256番組アーカイブ記念番組で紹介されていた札幌の美味い寿司屋こと、「鮨・肴匠くりや」(札幌市白石区・本郷通商店街)に行きましたので、そのレポートとなります。おたよりでも送りましたが、更に書き加えたバージョンとして公開です。 今回のコースはひとり14,000円+ドリンク代。ふたりで行って40,000円には届かないというくらいの金額でした。8月から値上げ(コースが+2,000円)ということもあり矢も楯もたまらず勢いで行きましたが、本来的には誕生

          鮨・肴匠くりやレポート

          (Re:)死にゆく世界に生きるということ

          ・はじめに 作家・思想家である東浩紀は「震災でぼくたちはばらばらになってしまった」と、自らが編集をした雑誌「思想地図β vol.2―震災以後」の巻頭言で言葉にした。「ばらばらになる」が示しているのは「意味を失い、物語を失い、確率的な存在になってしまった」ということである。これは東日本大震災があった故に「ばらばらになった」ことを指しているのではない。日本の半分以上に被害が及ぶ巨大な災禍によって、人間が「確率的存在=モノとしての存在」であることを思い出したということを意味してい

          (Re:)死にゆく世界に生きるということ

          2022年10月10日に発行される本について

          告知!どうも、神山です。 劇ァ卒論集が出るよ 劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト論文集こと、舞台創造科3年B組卒業論文集が10月10日に発行されます。ぼくも8000字程度の論文(とういうより批評)『舞台創造科における刹那性と永遠性について―我々は何者なのか―』を収録いただいています。 https://saboteng23.wixsite.com/sotsurongodo 同人誌として1部5,000円、参加者120名、500ページの本を同人誌として作れるのか…という感

          2022年10月10日に発行される本について

          10年目に向けて。(Re:)を携えて。

          fromH、来年で10周年になります。どうも、神山です。 fromHは批評誌invertを発刊する批評・評論ユニットである。 結成秘話 大学生になった年のGW直前、ハラケーこと編集長・伊丹空互から、一通のメールがあった。…と、事実を確認すべく当時のメールを探したが出てこない。メールを受けた時の(現実なのか、後付けなのかわからない)記憶はある。その日のおそらく昼休み、大学生協前あたりで伊丹から文フリに出ないか、という内容のメールを受信したはずなのだ。どこかに遺っているメー

          10年目に向けて。(Re:)を携えて。

          (Re:)夢見るこどもと赤い月―夢水からマチトムへ、はやみねかおるの世界

          ・はじめに 柄谷行人は『日本近代文学の起源』の中で次のように指摘している。 人々が―児童心理学や児童文学が―理想とし提示する「真の子ども」は存在しない。かつて子供だった人間が、そのことを忘れて、「こうあればよかった・こうあるべきだった」と、子供に願うのである。 そういった議論を前提に置きながら、1989年に講談社児童文学賞に入選し、1990年に「怪盗道化師(ピエロ)」でデビューした作家、はやみねかおるの諸作品を用いて本論を展開する。 なお、本論では「ミステリ/推理小説

          (Re:)夢見るこどもと赤い月―夢水からマチトムへ、はやみねかおるの世界

          (Re:)三十一文字の返信―『#恋人を喪った安田短歌』の狂気と優しさ

          1.恋人を喪った安田短歌とは何か 『恋人を喪った安田短歌』(以下、安田短歌)とは、映画『シン・ゴジラ』[i]に登場する安田龍彦文部科学省研究振興局基礎研究振興課課長(以下、安田)の恋人が作中時系列の2016年11月7日午後18時30分[ii]に巨大不明生物・通称ゴジラが口から放出した放射線流に巻き込まれて死亡したこと(太字・架空設定)に立脚し、作中時系列・世界線の前後内外を問わずに、安田や恋人、同僚、ゴジラ、街並などについて様々な視点から詠まれた短歌の総称である。 発足は

          (Re:)三十一文字の返信―『#恋人を喪った安田短歌』の狂気と優しさ