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転生したらFだった件

DからFにいく方法を考えてみた

転生じゃなくて転調ですが。

とある掲示板の質問にDからFに転調したいという話があったので、試しにやってみました。個人的にはあまり何から何に転調したいと思うことはないです。知らない間に転調しているので。

今回は説明用のデータを作っています。

とりあえず打ち込んでみる

音楽理論はいまいち知らんわ、という状況なので、いろいろ打ち込んでみて実際の音を確認します。DAW は Studio One Professional を使います。コード音源は何にしようか悩みましたが、KOMPLETE 14 の SESSION GUITARIST Electric Mint を使うことにしました。

SESSION GUITARIST Electric Mint

エレキギターでジャカジャカやってくれる音源です。メロディーは弾けません。パターンが Acoustic に比べるとやや少ないような気もしますが、今回は 31 Funky Magic C と 59 Funky Fare D を使います。

(fig.1) 31 Funky Magic C
(fig.2) 59 Funky Fare D

白玉(全音符)でコード演奏をしてくれますが、今回はコードをしっかり指定したいということで、各弦の音を指定して弾いてもらいました。LATCH MODE は Stop within 1/8、PATTERN SYNC は Start on key を指定します。

(fig.3) Playback

パターン1: 何も考えなくてもそのままつながるのでは?

コードDの構成音は D、F#、Aで、コードFはF、A、C なので、共通音のAがあります。だったら特に経過コードを入れなくてもそのままガッチャンコすればつながるのでは。と思いました。

サンプル曲では 0:10 あたりです。後ろのメロトロンが A の音を出しているので、そこにコードがしがみついている感じです。

パターン2: Aを構成音に持つコードを使ってみる (0:26~)


Aの音でつなげるのなら、Aの音を含んでいるコードなら何でも使えるのではないか、という発想です。D→A→Am→F でどうかな、と思ってやってみました。これはギターがうまく対応できていない、というか打ち込みが下手でよく分からない感じです。

パターン3: Fの前にC7を置いてみる (0:45~)

Fにつなげたいのなら直前はC7だろう、というのは音楽理論を知らなくても分かります。個人的には dim とか sus4 を使いたいところですが、余計なことはしないで素直にC7を置いてみます。

というのはいくら何でも凡庸すぎないか、と思ったので、直前に D♭を挟んでみました。DからC7に行くから間の音のD♭を使ったという安直な発想です。

パターン4: Dから半音ずつ上げてFまでつなぐ (1:03~)

音楽理論とかコード理論とか分からないのですが、ロックやポップスでありがちなコード進行だと思います。全体を半音ズラした時点で共通音は無いので、階段のような雰囲気【謎】になります。

このパターンはリズムを工夫すれば効果が抜群なのですが、今回は単なる3連符にしました。半音上げたり下げたりのパターンはベースを合わせるのが簡単で威力も倍増するので、ここからベースを参加させることにしました。音源はお気に入りの Rickenbacker です。調子に乗って先日紹介したスライド奏法を使った fill in をキメようとしています。微妙です。

パターン5: とにかく半音で上げていく (1:21~)

これもよく知らないのですが割とあるパターンだと思います。DからAまで半音ずつコードを上げていきます。

この箇所はギターも16分音符で半音ずつ上げているのですが、流石にギター音源がついてこれないようです。

(fig.4) ギターパート

このような階段を打ち込むには、まずDのキーを押して音を複製してから↑キーを押して半音上げる、というのを8回繰り返すのが楽だと思います。

なお、1~5以外にも対応方法はたくさんあると思います。特に理論的に成立するパターンが絶対にあると思いますが、残念ながらコード理論を知らないので…

mixing

(fig.5) 音調整

ミックスダウンの前に、メロトロンを少し右、ベースを少し左に寄せておきます。Impact (ドラムパート) が2つフェーダーが出ていますが、何でしょうね。気にしません。

実際に WAV を作ると音量オーバーになるので、ドラムとベースを少し下げて、さらにメインも -1.3 に下げて対応しています。しっかり調節しても意味がないデータなので、とりあえず警告が出なければいいのです。

余談

また日付を間違えた

YouTube に動画を上げて公開してチェックしている時に日付が 2024-05-26 になっていることに気付きました。動画を完全削除して、作り直したものを登録し直しました。完全削除は2度目です。

リズムパターンは自前

ドラムは叩けないのでヴァーチャルに叩きたい、という欲望があるのでリズムパータンは基本、全て自前です。適当に叩いてみて変なら修正、という作業でやってますが、「変」の基準がそもそも変なので叩き方も変かもしれませんが、こだわりません。

なお、手の数とか気にしないで叩いているので、阿修羅像みたいに手がたくさんないと叩けないことがあると思います。

Ride を使いがちな傾向があるかもしれません。

ベースが左側

左耳は高音や小さい音がよく聞こえないということが分かっています。Studio One は左右反転が簡単にできるので、やってみると分かります。ということで低音を左に寄せる癖があります。

ただし、声を認識したり、ノイジーな所から音を拾うようなことは左耳の方が得意なのです。余計な音域が聞こえないのがプラスに働いているのでしょうか。

最近の話ですが、耳掃除をしたら楽器音の分解能が上がって感動したことがありました。音響装置に金をかけるより耳掃除かもしれません。

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