擬態 25 まもるンち 2024年5月10日 14:19 D君は大学時代、大きな銀杏の街路樹の幹に、“眼”を見つけたことがあるという。眼は二つ。白目があり、その中心に黒目がある、いわゆる眼だ。車の助手席にいるD君と眼が合うと、その二つの眼はゆっくりとまばたきをした。D君を見つめたまま動かない。五秒ほどして、D君は視線を前に戻した。それ以上はやばい、と思ったらしい。その後、同じ場所を何度も通った。しかし、かの銀杏に眼を見つけることはないという。 ダウンロード copy この記事が参加している募集 書いてみる 締切: 7月23日 #創作大賞2024 #体験談 #都市伝説 #実話怪談 #ホラー小説部門 25 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート