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社長の自己顕示のツールやマーケのツールとして「ソーシャル」「エシカル」使う企業を見極める方法

某インパクトスタートアップで経営企画をしている友人とソーシャルビジネスについてあれこれ話す機会がありました。

その中で、昨今の「ソーシャルグッド」に対する関心の高まりと、それに関連してソーシャルグッド、エシカルといったものを「ファッション」や「自己顕示のツール」として使っている人も多いという話題になり。

どうやって見分けたらいいか、という点についてその方が言っていたのは
「本物と接する事」

例えば骨董品も本物と贋物の見分けは一般の人にはわからないけれど、
多くの本物と接してきた人であれば本物とそうでないものの違いが分かるのだろう、と。

なんでも鑑定団に出ている、鑑定士の 中島誠之助 さんは 長年にわたって多くの本物を見てきたからこそ、一般の人にはわからない、本物と偽物の違いが分かるのでしょう。

私も多くの企業と接する中で、社長さんや企業の方がおっしゃる社会への想いというものが心の底の内発的動機からだと感じる事もあれば、自己顕示的な動機のように伝わる事もあります。

それもこれまで20年にわたり、多くの、心の底からの本気で世の中を、会社を、社会をよくしたいという経営者と接してきたからこそ、感じる違和感だったりニュアンスの違いなのかもしれません。

もちろんファッション的な、自己顕示的な動機であっても、物理的にその企業が世の中を良くする動きをするのであれば全く問題ないと思います。

(そしてこの人は純度100%、この人は自己顕示が100%、と白黒はっきりするものではなく、多くの人がグラデーションだったりマーブルだったり、さまざまな想いを含めている、という大前提は置かせてください)

ただ長くこの世界を見ていると、経営者がファッション寄り・自己顕示のツールとして「ソーシャル・エシカル」をアピールしている場合は、その自己顕示や自己愛の強さが組織運営にネガティブに作用し、優秀な社員の流出となる事例を実際に複数見てきました。

本物とそうでないものの違いは、「本物」と多く接する事で見えてくるようになります。

なるべく純度の高い人や企業とつながっていく事で、見る目を養っていく事が一つの対策となります。

もしそうしたつながりがまだなかったり、自分ではわからないという方は、当社のようなエージェントにご相談いただいたり、ご自身が信頼される方に相談されてみるとよいと思います。



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