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「ジョブ・カード」の内容をドラマチックにできないか


新ジョブ・カード制度QA

https://www.job-card.mhlw.go.jp/

 

■「ジョブ・カード」とは

以前のキャリアコンサルタントの交流会で「ジョブ・カード」が話題になりました。

その時はすぐチェックできず、かなーり時間が経ってしまいましたが、自分でも「ジョブ・カード」を作ってみました☆
※免許証のような固形のカードが発行されるのではなく、データが中心です




そもそも、「ジョブ・カード」とは何かというと、私がよく例えるのは病院の「個人カルテ」です。

子ども頃から掛かり付けの病院がある方ならば、子どもの頃からの診療日や診療内容などの「医療記録」がまとめられた「医療用カルテ」があると思います。

「ジョブ・カード」とは、個人の資格・技能・職歴などの「記録」をまとめた「キャリア版の個人カルテ」だと考えてください。

「医療用カルテ」はなかなか見せてもらえませんが、キャリアの個人カルテは自分で作れるので見れます(笑)



スマホでサクサク作れます(^o^)v


■「ジョブ・カード」の活用方法

一般的に新卒就活や転職などの選考では、「エントリーシート」「履歴書」「職務経歴書」などの書類が使われます。

キャリア支援側の私が言うのもナンですが、書類作成のために自分史を振り返ったり、仕事の棚卸をするので、これらの書類作成は手間がかかります(;´Д`)

しかも、作成したあとに記載内容の「客観的な評価」が難しく、作成者ご本人だけではチェックすることができない場合があります。

書類作成の参考本やアドバイスが載っているサイトはたくさんありますが、情報が多すぎてどれが正解ともいえないのが現状です。

というのは、企業・職種・評価者によって書類チェックのポイントが異なるからです。そうなると、何百パターンも記載例が必要で、網羅できません。


こういった千差万別の書類作成をシンプルに統合してくれたのが、「ジョブ・カード」だと思ってください。

つまりこれは、キャリアに関する必要な共通項目がまとまった「キャリアの個人カルテ」のような便利なものです☆


■「ジョブ・カード」の内容をドラマチック(二次元化)にできないか

先ほどふれた選考にかかる書類記載内容の「客観的な評価」について、1つの妄想です。


私は書類作成のサポートをしている経験から、書類記載内容から浮かび上がる「人物イメージ像」を客観視することが大事だと考えています。

客観視とは、評価者の立場にたって、記載内容が実像と離れすぎていないか、謙虚過ぎて能力が伝わりづらくなっていないかという視点です。


そこで、「ジョブ・カード」作成サイトまたは作成アプリとAI生成システムを連携させて、文字情報を「映像化」できたら楽しいし、ご本人も客観視できやすくなるのではないかと思いました。

昨年から話題になっている『ChatGPT』などを応用したAI生成システムによって、BGM選曲はもちろん、経歴(自分史)の自動ナレーション、モデル人物による再現ドラマ風の動画という1本の「映像」にまとめるのです。


以前の記事で、【AR・VR】関連業界が2023年は発展の可能性が大いにあるとコメントしました。


私はデジタル技術が進化し、いずれは人間の感情をフォローしてくれるのではないかと過度の期待をしており、技術者の方には申し訳ないです(笑)


より良い「映像化」をするには文字情報が必要になります。
この点、新卒の方は、資格・技能・職歴について書けることが無いというお悩み相談が特に多い印象です。

でも、一緒に自分史を振り返ったり、趣味や課題活動、アルバイト経験などの経歴(キャリア)を自由に語ってもらう「ナラティブ・カウンセリング」という手法などで丁寧に聞いていくと、驚くべき逸材がゴロゴロいます☆

「クラスでは大人しいがアウトドアでは無類のリーダーシップを発揮する」

「最小限のレゴブロックで船や乗り物を表現できる」

「アルバイト先では教育係のエキスパートになっている」などなど


本人が気付いていないような貴重な経験、取り組んだことの魅力や学んだ事などをデジタル技術やAI生成システムで映像に仕立てることで「セルフ・ドキュメンタリー」が作れます。(たぶんできるハズ! 笑)


ある種の物語にすることで、登場人物の行動やエピソードの流れを評価(客観視)しやすくなります。
違和感があった部分は、元の文字情報を変えてみたりすることで映像も少し変わります。(たぶんできるハズ! 笑)


採用選考における「書類」やそれに代わる物についても変化があります。
コロナ禍における非接触型の選考方法としてオンライン化が進み、「自己紹介の動画投稿」や「課題のデータ提出」が一般化しつつあります。


こういった変化を通して、内容もそうですが、新しい変化に応募者がどう対応できるのかという部分もみていると思います。

素晴らしい動画内容に仕上げられるスキルを持った人もいれば、提出に手一杯の人もいるでしょう。完成までのプロセスにも人物面(個性)がでてくるので、そこも選考材料になると思います。


■「ジョブ・カード」ふくめ文字情報をAIによる二次元化が普及した場合の労働市場の変化(妄想)


①新卒選考における自己紹介動画のスタンダードになる・・・編集者、製作会社の増加?

②映像に必要な素材(画像・人物)の取り扱いサイトが増える・・・有料化によるビジネス拡大?

③二次元化による作品がSNS・劇団・芸能事務所のスカウトの目に留まる・・・才能発掘のチャンス拡大?

※ジョブ・カードは証明証のような固形のカードが発行されるのではなく、データが中心です




◆参考になったnoterさんの記事



トップ画面のイラストは、AKISENさんの作品です♫


#つぶやき #キャリア   #ジョブ・カード #妄想


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