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函館二泊三日親孝行旅[その4 夜景ツアー編]

こんにちは。あるいはこんばんは。
とりあえず、前回は昼のタクシー観光までをまとめました。
で、その記事ですが、何故かnoteの国内記事まとめに入れていただいてました。こんなに山場のない旅行なのに、なんかすみません、て感じです。

今回は、いよいよこの親孝行旅の一番の目玉となる函館夜景ツアーについて書いていこうかと。
とりあえず、前回までのあらすじは以下になります。



館内で休憩〜食事

温泉に入って疲れをとり、夕食の時間まで休憩です。
私は今すぐにでも、さっき買ってきたケーキを早速食べたかったのですが、「お母さん、あんまりお腹空かない」というし、そもそも先に夕飯だろ、というわけで。
腹ごなしの温泉の後、今日もまた、1階ロビーでなんかやるらしいので、夕食前にちょっと見てみることに。こういうとこ、THE観光ホテル、ですね。
とにかくインバウンド客も多いですが、太鼓叩きに飛び入り参加していた若者が北海道民だったのを見て、湯の川温泉は、函館観光の人だけじゃなく、北海道民が温泉に浸かりにくるところでもあるのだな、と思った次第。関東の人間が箱根や北関東の温泉に行くのと同じような感じなのかな?

毎日何かしら余興やるの、大変ね
道内から来ているお兄さんが飛び入り参加していました

夕食は、例によってバイキングですが、2日目には別に一品サービスがつくとのこと(きっと、ビュッフェメニューが同じだから、二日目の人に配慮しているのでしょう)で、お刺身盛り合わせがきました。
あとは昨日食べなかったジンギスカンなど。肉は、ラム肉と豚肉が選べたので、私はラム肉オンリーに。相変わらず写真が下手です。

ジンギスカン!
左の小鉢が今日のオプション料理

海藻系の副菜などをなるべくとるように心がけましたが、どうしても、唐揚げ(北海道ではザンギと言いますが)はとってしまう。デブの性(さが)。そして母も意外にもジンギスカンを食べてました(しかもラム肉)。あと、やはり母はあい変わらず、食後のコーヒーが気に入ってましたね。テイクアウト用もあるのが気が利いてます。こうして、夜景ツアー前に、結局お腹いっぱいになりすぎ、テレビを見ながら寝てしまいました。ちょっとだけ。

車内は運転手さんのトークで愉しむ

19時、昼間の運転手Oさんがお迎えに来ました。
タクシーに乗り込むと、まず一言。
「今日はすごく混んでいるようなので、本当は1時間半コースで予約していただいていますが、2時間はかかると思っていてください」
と、念押しされる。
マジすか。そんなに混んでるんだ…。
ゴールデンウイークだしね。
「途中、ロープウェイの行列が見えるから」
そして、意外なことに気づく。
私、普段はタクシーで世間話とかできないタイプなんです(うちのダンナはよく、「運転手さん、今までロングってどこまで行きました?」というトークを必ずするんですよね)。あと、美容院でも、こなれたトークとか難しくて…。でも、旅の空気のせいなのか、運転手さんが話が上手なのか。とてもトークがこなれていて楽しいのです。
ここで、運転手さんとしたトークを少しまとめてみましょう。

①熊が出る話

熊が出るといえば、函館が一番じゃないか、と言う運転手さん。最近は、町に熊がやってくるというニュース、よくありますけど、函館にも熊がたくさん出るんですって。でも、ニュースになったり警察がきたりすると面倒だから通報しない人が多いんだとか。

②大泉洋のお兄さんが市長だという話

今の函館市長は、大泉洋のお兄さんらしいんですが。テレビ局のアナウンサー?が、市長のことを「大泉洋のお兄さん」と紹介したら、「市長の弟がタレントなのであって、タレントの兄が市長ですと紹介するとは何事か」と物言いがついて、そのアナウンサーは左遷されたという噂話とか…。
さらに、観光客が増えている中、タクシー運転手が不足しているらしくて、ライドシェア始めるらしいんですが、「勝手に決めちゃってさ。大体ね、ライドシェアの前にタクシー運転手に歩合じゃなく給料出せばいいんだよ」なんて愚痴も。
コロナのとき、歩合制だからと休業補償がなく、やめていった人たちも多いとのこと。それで人が足りなくてライドシェアって…本末転倒よね。

③函館山のロープウェイの話

函館山のロープウェイって、120人くらい乗れるんですね。めちゃデカイ。あれ、個人経営だからめちゃ儲かってるらしいですよ。大人1800円。
タクシーで、ロープウェイ乗り場まで乗せるときに「帰りのロープウェイはすごく混雑するから、このままタクシー乗るほうがいいよ」と教えても、「ロープウェイに乗ります」という客が多いんですって。私は思います。若いカップルとかでね、「あの時はすごい混んでて大変だったねー」なんて思い出話をするんなら、ロープウェイを使うといいでしょうが、お金が払えるならタクシーに乗りましょう。
本当はね、私も最初はバス・ツアーを頼もうとしていたんですが、満席だったので、タクシーにしたんです。(バスもね、上まで乗せてもらえるときと、途中でロープウェイに乗るよう言われるときがあって、小競り合いの元になるらしい)
これが怪我の功名というやつ。タクシーのおかげでとてもラクチンに頂上まで行って、穴場の場所から夜景を見ることができました!

というわけで、百万ドルの夜景!!!

初の夜景!!!

山を登りながら、函館山の説明も。
昭和20年まで要塞として使われ、一般人の立ち入りは許されなかったとのこと。今も砲台が残っているんですね。
東京タワーと1メートル違い、標高334メートルの山頂からの眺め。天気良くて良かった!!!

そして、頂上は激混み。帰りのロープウェイの行列は90分を超えています。待ちきれなくなった人たちが急にタクシーを呼ぶそうですが、大体タクシーで登ってくる人は貸切がほとんどなのと、GOアプリで呼んでも距離で山からだなと思ったら、みんな行きたがらないんだそう。しかも、22 時から一般車両が通行解禁になるので、夜中まで渋滞は続くのだとか。
「ね、すごい行列でしょ。例えば普通にタクシーで、湯の川温泉から函館山までいくと片道3000円くらい。ロープウェイが一人1800円。二人ならほぼ1万円。貸切とそんなに変わらないよ、って言うけれど、ロープウェイに乗るから良いですって言う人!多いんだよね。でも、あの行列見て、えーってなって、やっぱりタクシーにしようって思ったときにはもう遅いんだよね」
ごもっとも。

山を降りたあとは、元町界隈からベイエリアのライトアップされてるところを回ってくれます。

八幡坂。来たときはガラガラだったのに、急に人がワラワラと…。
運転手さんは「俺、お客を呼ぶみたいなんだよね。居酒屋とかでも、俺が入ると次から次へとお客が来るの」と笑う。色んな会社のタクシーがやってきて大渋滞。同じ会社のタクシーも。ちょっと、その車の停め方どーなの?ってことがあったりするみたい。
昼間は車両通行止めの道も車で通れるので、ライトアップされた街中を走ってくれます。
そういえば、元町公園にはペリーの像があるんですが。ペリーが初めて日本に上陸したのは、函館だったんですってね!(浦賀は、沖には来たけど、上陸はしなかったんですって!知りませんでした)

八幡坂。昼間とは雰囲気が違う!!!
昼間よりライトアップした方がキレイ。
レンガ造りの金森倉庫。
暗闇の中に見える灯。さっきまであそこにいたのね

ベイエリアを回りながら、三菱グループの創始者、岩崎弥太郎の話とか、サッポロビールを作った人の話とか、ちょっと、覚えきれないくらいトリビアトーク満載で、気がつけば、もう2時間経つじゃないですか!!!

もうすぐ湯の川温泉につく頃、「今、どこですか?」と無線が。
「湯の川にお客さん送ってるところです」
そう言ったけれど、どうやら、「山」からお呼びがかかったらしい。
「はぁ〜、山だぁ」
私たちをホテルに送り届けてくれたあと(この時点ですでに9時過ぎ)、運転手さんは山へと戻って行きましたとさ。お疲れ様です!!!

明日は帰ります。

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