フランス語のスラング:ビールが教えてくれた意外な表現
はじめに
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クリスマスプレゼントのお返し
言葉の意味、その土地の言語
知らなかった言葉の意味で危険な目に遭った経験をしたこと、あなたは、ありませんか?
今日は、私がフランスでやってしまった、恥ずかしくて、まだ友達にも話していない失敗談を書いていこうと思います。
クリスマス休暇に入る前、毎年必ず生徒さんからクリスマスプレゼントをいただきます。
私は、年明けにお返しします。
お返しはいつも日本っぽいものを心がけていますが、その年は日本へ一時帰国もしておらず、何も日本っぽいものがありませんでした。
そこで、ある生徒ジュリアン(仮名)にはビールを贈ることにしました。
ジュリアンはフランス人で、アルコールが大好きで、日本のアニメが大好きな、彼女がいない独身の30代男性です。
可愛いアニメチックなデザインのビールを選び、ジュリアンが喜ぶ様子を想像しながらウキウキでレジに向かい、
レジには若いカップルがいて、私の前で待っていました。
彼らは、ニコニコしながら私に順番を譲ってくれました。
実際に買ったビールはこちら↓
うちに帰ってラッピングしようとしたら、夫が帰宅。
私:「これ、ジュリアンにチョコののお返しにしようと思って…。」
夫:「あの、若い君の日本語の生徒のジュリアン?」
私:「うん、そうだけど」
夫は、大笑いしながら 「悪いことは言わない、やめとけ」
私は、せっかく買ってきたのになんでだよー。って夫の態度に正直イラッとしました。
夫:「Levrette って意味、知ってるの?」
私:「知らない、何?ビールの名前でしょ?」
夫:「ちゃんと意味、自分で調べてみたら?」クスっ
だって
なんて意地悪な人なんだろうって思いながら
調べてみたら、なんと
フランス語で、性交体位の一種、英語では、日本語に直訳すると「犬スタイル」、日本語では「後背位」という意味のスラング表現というではありませんか!!!!!
しかも、「比較的下品であり、場合によっては相手を不快にさせることがあるので、注意が必要です」と書いてある。
そんな意味の単語なんだ。
ガーン
贈られても、反応に困りますよね。
友達とかなら、冗談でアリかもですけどね。
レジで順番を譲ってくれた若いカップルのニコニコ、いや、ニヤニヤも今ならそーゆーことだったのかなぁ?って理解ができます。
この出来事をきっかけに私は、言葉の難しさと理解することの大切さを再確認。
必ず分からない単語が出てきたら、雰囲気だけで判断せずにしっかりと辞書で確認する事を心がけています。
もうね、この「Levrette」フランス語は一生忘れないでしょうね。
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