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障害がある方を理解するのにおすすめのドラマ・映画

こんにちは!パーソルダイバース キャリアアドバイザーのいわつきです。
日々仕事をする中で、人事ご担当者様から「障害がある方のイメージがなかなか湧きません」「●●障害とはどのようなものなのですか?」などのお声をよくいただきます。確かに、その障害がある方と出会ったことがない、接したことがない状況だとイメージすることは難しいですよね。

"イメージができない⇒なんとなく不安⇒採用はやめておこう"

このようなことが障害者雇用の領域では多々あるかと思います。ではどうしたらよいか。「そうだ、映像を見ていただければわかりやすいのではないだろうか!」そのように考えました。
ということで、本日は障害がある方を取り上げたドラマや映画をご紹介いたします。たくさん紹介したいところですが長くなってしまいますので、
今回は、よく企業様からご質問をいただく
"発達障害" "統合失調症" に関連した作品に絞ってご紹介いたします。
動画配信サービスが普及した現在、きっと気軽に観ることができると思いますので、ぜひご覧ください!


発達障害者が主人公『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』

発達障害という言葉はよく聞くものの、馴染みのない方からは、どのような障害なのか実はよくわかっていないというお声をいただきます。

そのようなご意見があるのはおそらく、"ひとくちに発達障害と言っても、様々な種類がある" ことが考えられます。発達障害の代表的な種類として、以下が挙げられます。

・ASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)
 
社会でのコミュニケーションや人との関わりに困難さを感じることが多いとされています。また興味や関心、行動が限定され、独特のこだわりや反復行動がみられます。
・ADHD(注意欠陥多動性障害)
 
不注意、多動性、衝動性の3つが特徴で、集中が必要なことに集中できない、注意が長続きしない、落ち着いていられない、必要のない動作や行動が多くなる、衝動的に行動する、他人を遮って自分が行動する、といった症状がみられます。
・LD(学習障害)
 
全般的な知的発達に遅れがないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力のどれか、もしくは複数の能力において習得や実践に困難を感じる障害のことです。

この中のASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)の方を主人公として最近話題になったドラマで、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』という作品があります。

主人公であるウ・ヨンウ弁護士は、ASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)の障害があります(作中では同障害が自閉症と表現されています)。

※以下ネタバレを含みます
非常に愛らしいキャラクターで、また異常なほど優秀な頭脳を持っていますが、独特な口調やコミュニケーション、反復行動、こだわりの強さなどがあり、周囲の人は手を焼きつつもフォローをしてくれる状況が描かれています。ASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)の障害がある方がみんなウ・ヨンウ弁護士のような方かというと全くそうではありませんが、同障害がある方の症状として挙げられる、
・社会でのコミュニケーションや人との関わりに困難さを感じること
・興味や関心、行動が限定され、独特のこだわりや反復行動
が表現されており、それがどういったものなのかは、わかりやすくイメージができることと思います。(あくまで一例としてご理解ください)

統合失調症当事者が主人公『ビューティフル・マインド』(ノンフィクション)

統合失調症とは精神疾患の一つで、およそ100人に1人がかかると言われている病気です。主に陽性症状(幻覚や幻聴など、無いはずのものが現れる)と陰性症状(感情、意欲や気力、集中力など、あったはずの機能が失われる)が現れますが、適切な治療と周囲の協力によって回復できるものとも言われております。※症状の有無や内容、回復具合は個人によって異なります

その統合失調症の患者を主人公とした映画が
ビューティフル・マインド』 です。

本作品はノンフィクションで、ノーベル経済学賞を受賞した数学者ジョン・ナッシュの生涯が描かれています。

※以下ネタバレを含みます
ラッセル・クロウ演じる主人公のジョン・ナッシュは、作中で統合失調症に罹患していることを言い渡されます。
"大切な友人、仕事が、幻覚であった"
これまで現実であると信じて疑わなかったものごとが存在しないことを知らされ、ジョンは受け止めることができず、絶望します。家族や友人に支えられ、とてつもない苦悩の末、統合失調症と共生していくことになった姿が描かれています。統合失調症の症状、その度合い、回復具合などは個人により様々ですので、みんながジョンと同じ経過となるわけではありませんが、一方、"統合失調症とはどのような病気であるか" "当事者やその周りの人の苦悩はどのようなものであるか" を知るにはとてもわかりやすい作品であると思います。個人的にも、大好きな映画です。

まとめ

以上、"発達障害" "統合失調症" に関連した作品のご紹介でした。
映像作品のため誇張された表現もあるかもしれませんが、それぞれの障害内容がどういったものであるかをイメージしやすくなるかと思います。
ぜひ、一度ご覧いただければと思います。

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