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第2回FABTCG体験会&交流会参加レポ/FAB初心者によるゲーム紹介

1.Flesh and Blood TCG体験会に参加してきました!

今回は、Takenoko様のFlesh and Blood TCG体験会に参加してきたので、体験レポートやゲーム紹介などをさせていただきたいと思います。

Flesh and Blood TCG(以下FAB)とは、

「Flesh and Blood」(以下FaB)はニュージーランド発のトレーディングカードゲームで、アメリカではMTG、遊戯王、ポケカについで4位の人気を博しています。(2021年秋時点)
本作の舞台は「RATHE」と呼ばれるファンタジー世界。
数あるヒーローの中から一人選び、装備品を整え、技となるデッキを携え、他ヒーローと1対1で腕を競い合います。

Fab Unofficial Academy@wikiより

【公式HP】https://fabtcg.com/

という近年海外で人気のトレーディングカードゲームです。
私も半年ほど前に、YoutubeのCannel Fire BallのチャンネルでMTGの動画を見ていた際にリンクにプレイ動画があるのを発見して、そこから是非ともプレイしてみたいと思っていたのですが、日本国内で展開しておらず、輸入しようにも昨今の円安で二の足を踏んでいたため、こういう形式で有志の方がイベントを開催していただけるのは、非常にありがたかったです。

本日のイベントでは、最初に初心者用ティーチングデッキや構築済みデッキをいただき、全体的なゲームの概要、ルール、プレイ方法などを教えていただたいた後、フリーで様々な方と対戦させていただきました。

最初はIraというヒーローのティーチングデッキを使いゲームの流れを確認しならがプレイ、

ティーチング忍者ガールさん

その次は、いただいた構築済みデッキ、私はDromaiという
カード効果でトークンを大量に召喚、それをドラゴンに変身させて、
自分の攻撃も含めて連続攻撃を仕掛けるジャブ連打型の攻撃的ヒーロー
のデッキで参加者の方々と対戦させていただきました。

ドラゴン召喚ねーちゃん

遊んでみた感触としては、
コスト出してモンスター出して攻撃!的な既存のTCGとはかなりゲーム感が異なり、
手札のリソース管理や、毎ターンのコンバットでのダメージコントロール、相手の防御札の読み合い、などが独特で、特に後半のライフが少なくなってからの接戦具合がかなり白熱した展開になり、通常のTCGとはかなり異なった体験が出来て、とても面白かったです。
デッキのリーターカードとなるヒーローの能力も、尖ったものが多く
(小技で連続攻撃、トークン召喚、一撃必殺、ダイスの目でパワーが倍or半分?などなど)
確かに色々なデッキを触ってみたくなるゲームだなと思いました。

今回が初めてのFABな未経験者の方以外にも、経験者で何個もデッキを持っておられる海外の方なども参加されてましたね。上記のデッキはその方々に見せていただきました。
やはり、まだ日本では取り扱い店舗が無いので、皆さん遊ぶ場所を求めているのでしょう。

帰り際に体験会で使ったデッキ以外のヒーローデッキなどもいただいたので、今後周囲のゲーム仲間に布教しつつ、またこのような交流会がありましたら、参加させていただければと思います。

このLexiさんは相手のコストを増加させるトークンとかで妨害するコントロールデッキとの事


2.初心者によるFlesh and Blood TCG雰囲気紹介

という感じで、今日自分が使ったデッキの話とかでもしようかと思いましたが、そもそもFABとはなんやねん?という方ばかりだと思いますので、
簡単にゲームの雰囲気を紹介しようかと思います。

※お時間のある方は、有志の方が制作されている↓のVOICEROID動画シリーズを一通り見ていただければ、詳細部分もよく分かるかと思います。何なら私の記事とか読まなくてもいいくらいです。
1日千回見て、みんなもFABを覚えよう!

このTCGは以下の3種類のカードを用いてデッキを構築し、
対戦相手と戦闘を繰り返し、相手のライフを0にすることが勝利条件となります。

◆【デッキ構築に必要なカード紹介】

ティーチングデッキのヒーローカード、Ira(アイラ)さん

【ヒーローカード】
ハースストーンのヒーロー、シャドウバースのクラス、リーフファイトのリーダーなどに相当するカードです。ゲーム開始時から場に出ています。
右下の緑丸のところが初期ライフ、左下の青丸が手札枚数になります。


ティーチングデッキIraさんの武器

【装備品カード】
ヒーロー同様、ゲーム開始時から場に出ています。
こちらは必要なコストを支払うことで、攻撃に使ったり、防御に使ったり、能力を使ったりできます。
このカードであれば、「1ターンに1度、1コスト(赤丸)を支払うとコレでアタックできる」という感じです。左下の黄丸のクナイみたいなマークの数字が攻撃力です。(これなら1)防具なら右下に数字が書いてあります。

下段にNinja Actionとあるので、NijaであるIraさんデッキで使えるカードなのだ

【アクションカード】
メインデッキに入るカードです。ドローフェイズでドローしたこのカードを使って、相手に戦闘をしかけます。
右上の赤丸が使用コスト、左上の丸穴が3つあるのがこのカードを手札から捨ててコストの支払いに充てた際に発生するリソースの数です。
つまり、このカードであれば、攻撃に使うのであれば1コスト必要、他のカードのコスト支払いに使うのであれば2コスト発生、となります。
下段の数字は装備品と同様に、左下が攻撃に使用した際の攻撃力、
右下が防御に使用した際の防御力、となります。
そうです、このゲームのアクションカードは、攻撃にも防御にも使えるのです。どっちに使うか悩ましいですね~
(※防御専用カードとかもありますが、説明面倒なのでここでは割愛)

盤面はこんな感じ

wikiから引用させていただきました画像

実際に配置するとこんなんです。

Iraさんはティーチング用に武器1つだけなのでちょっと寂しい…
通常はこんな感じで、頭防具、胸防具、足防具、腕防具、武器って感じ

これで、ヒーローカードに書いてある手札の枚数分ドローしてからゲーム開始です。
ターンの進行順はこんな感じ。

またまたwikiから引用

◆【実演】
実際にゲームの進行をやってみますと、
最初のターンは①は何もないので、②アクションフェイズへ。
こんな感じの手札だとすると、

じゃあ、0コストの《Head Jab》を使って攻撃してみましょう。

そうそう、大事な事を忘れてました。
このゲームは1ターンに1度アクションポイント(以下AP)をもらって、
そのAPを使う事でアクションを行えます。
アクションというのは、カードの下に「〇〇Action」とか「〇〇Reaction」と書いてあるカードの使用だったり、テキスト欄に「Action」って書いてある能力の使用だったりを指します。

 ※22/11/14  02:51修正 ReactionカードはAPを消費しません。
  リアクションタイミングでのみコストを支払って使用できます。
  失礼いたしました。

え、じゃあ《Head Jab》を使ったらもうこのターン動けないやんけ?
と思われるかもしれませんが、そこで重要になるのが「Go again」の能力。

公式に上がっている画像がなぜか絵違いVerなんじゃが…?

テキスト欄の真ん中に堂々と書いてありますね。
この「Go again」があると、カードや能力を使用したあと、APが返ってきます。つまりもう一度行動できるというわけですね。
このFABでは「Go again」を持つカードが相当数あるようで、
これを駆使して連続攻撃を仕掛けるわけです。
逆に防御側プレイヤーとしては、「Go again」を見せられると、
「次の攻撃があるかも……」と防御札の配分を考えなきゃいけなくなってしまうわけですねぇ。

ということで、最初に行動するのは「Go again」持ちが良かったりするので、「Head Jab」で攻撃確定です。
そうしましたら、相手が《Skittering Sands》で防御してきました。

防御に使うときは仮にカードに使用コストがあってもコストを支払う必要はありません。そして右下の防御の値を使ってダメージを軽減します。
今回の攻撃では、攻撃側の《Head Jabが》攻撃力1、防御側の《Skittering Sands》が防御力2なのでダメージは0点になります。
仮に攻撃側の攻撃力が3だったら、その差分の1点がダメージとして防御側に入ります。
このアクションでのダメージの応酬は終わりですが、先ほど説明した通り《Head Jab》には「Go again」があります。APが返ってきて、再び行動可能になります。

※因みにアタックしたカードを前の方にやっているのは、攻防のやり取りの際にコンバットチェインが開かれるからなのですが、詳細はwikiとか動画を見てください。

今度は武器で攻撃してみましょう。

《Edge of Autumm》は攻撃するために1コスト必要です。
コストを発生させるためには、手札のカードをピッチ置き場に捨てる(カードをピッチする)必要があります。
《Edge of Autumm》の能力の使用を宣言し、さっきの手札から《Lunging Press》をピッチしてみましょう。

武器をコンバットチェインに、ピッチしたカードは右のピッチ置き場に

《Lunging Press》はリソース値(左上の丸の数)が3なので3リソース発生します。そのうち1リソースを《Edge of Autumm》の使用コストとして支払い、《Edge of Autumm》でのアタックと「Go again」を得ます。
ちなみに、ここで発生させて余った2リソースはターン終了時まで残っているので、この後のカード使用時などのコストにも充てられます。
先を見越してピッチするカードを選んでいきましょう。

で、2回目のアタックになるのですが、
そうそう、ここでIraさんの能力を見てみましょう。

あなたの2回目のアタックは攻撃力+1を得る

はい、Iraさんは2回目のアタックを強化してくれる能力を持っています。
つまり、この《Edge of Autumm》での攻撃はこのターン2回目の攻撃なので+1されます。
ここでは相手は防御しなかったとしまして、そのまま《Edge of Autumm》でのダメージ2点が通ります。

そして「Go Again」があるのでさらにアクションしていきます。
先ほどピッチした2リソースが残っているので、それを使って手札から2コストの《Brutal Assalt》で攻撃してみましょう。

攻撃力4点で特に能力はなし。
相手もそのまま防御無しで受けたとすると、4点ダメージが通ります。
そして、このカードには「Go again」が無いので、APは返ってきません。

出来る事が無くなったので、アタック終了。
ここでコンバットチェインが閉じて、場にあった装備品とかのカードは元の場所に、攻撃や防御に使ったカードはそれぞれの墓地に行きます。

そして③エンドフェイズに移ります。
ここで余った手札があれば1枚、盤面のヒーローの下のアーセナル置き場に置くことができます。

アーセナルに1枚置く

アーセナルに置いた手札は、手札と同じようにプレイすることができますので、実質手札が1枚増えるようなものです。ただし、プレイしかできないため、防御に使用したりピッチしたりすることはできません。

次に、ピッチゾーンに置いたピッチしたカードを山札の一番下に置きます。
そう、コストに充てたカードは山札に戻るのですが、使用して墓地に行ったカードはそのまま墓地です。

ここまで終わったら、手札の枚数がヒーローカード指定の数になるまで引き(Iraさんなら4枚になるまで引く)ターンエンド。
相手のターンとなります。

以上が簡単な1ターンの流れとなり、これをお互いに繰り返して、
先にライフが0になったプレイヤーの敗北となるのです。

大体どんな感じのゲームなのか、雰囲気だけでも分かっていただけたら
幸いです。

やはり、このゲームで特徴的なのが、

●「ドローフェイズが自分のターンの最後」

という点で、ゲームの流れから大体想像いただけると思いますが、
・自分のターンエンドに手札上限になるまでドロー
⇒相手のターンで相手が攻撃してくるのでコスト払ったり防御に手札使用
⇒手札が減った状態で自分のターン開始
⇒使いすぎると満足に攻撃できない?!
⇒相手を攻撃できないと、相手の手札を自由に使わせてしまうのでじり貧

となるので、返しのターンまで考えた毎ターンの手札リソースの管理が
非常に重要になる気がしています。
なお、始めたばかりの私は、よく分かっていません!!

3.私の使用したDromaiデッキ紹介

私が今回の体験会でいたただいた構築済みデッキは、Dromaiというヒーローで、これがなかなかクセのあるデッキだったため、後学のために今日分かったことなどを含めて記事にしようかと思いましたが、
前半のゲーム説明を書きあげた段階でめっちゃ疲れたので、
(初プレイのゲームで紹介記事は大変!覚えた!)
要点だけメモっておくくらいにしとこうかと思います……。

このヒーローは2つの能力を持っています。
・カード上部のバーが赤いカード(=ピッチ時に1リソースしか出ないカード)をピッチすると、Ashトークンを生成する。
・あなたがカード上部のバーが赤いカードをプレイしたら、自分のすべてのdragonがgo againをアタック中に得る。

Ashトークンというのは↓のやつで、

雑に説明すると追加の装備品みたいなもんです。
で、このトークンはこのままだと攻撃力とか持っていないのですが、
他のDromaiのカードでAshトークンを変身させる能力を持つものがあります。

Transform target ash you control into an Aether Ashwind って書いてある

で、トークンを生成した後に↑を使ってTransformさせると
さっきのAshトークンの上に↓を重ねて変身させます。

Aether Ashwingになりました

こうなると、攻撃力とライフを持つようになります。
さらに、↓の装備品があると

Dragon Allies (Aether Ashwingの下段にDragon Allyて書いてあるのでこれらの事)が0コストでアタックできるようになります。

これで、トークンたちでアタックできるようになります。
なので、Droimaiの動きとしては

1.上部バーが赤いカードをピッチしてDromaiの能力でAshトークンを生成する
2.上部バーが赤いカードの中でAshトークンをTransformさせられるカードをプレイして、Ashを変身させつつ、Dromaiの能力でgo againを付与。
3.装備品の能力ですべてのトークンをアタック可能に。
4.トークンはターン終了時に消えないので毎ターン増産しつつ、パワー1のジャブで連続攻撃

となります。さらに、Dromai専用カードには、

上記のchain Linkが4以上(雑に言うと4回目の攻撃後)に使うと追加ダメージを与えるカードなどがあるので、先ほどのトークンでchain数を稼いで、このようなカードにつなげるのが理想的と思われます。

こんな感じ

構築済みデッキの内容だとそんな感じですが、
公式のカードリストを見ていると、Aether Ashwing以外にも色々ドラゴンがいるらしく、しかも、イラスト違いのカードも存在するようで

COOL!!欲しい!!

デッキの強化が楽しみでもあります。(パックが入手できれば…)

◆Dromaiの問題点
とまあ、めっちゃ攻撃できるヒーローなんだな~って事は書いてきましたが、当然デメリットもあるわけです。

まず、上部バーが赤いカードというのは、ピッチしても1リソースしか出ないカードなので、Dromaiの能力を起動するためにデッキ内を赤カードだらけにすると、高コストのカードが使えない、使おうとすると手札を大量に切らないといけないのです。

さらに、Dromaiのカードの多くや、生成するAshトークン自体が、Phantasmという能力を持っていて、

テキスト欄の最初のやつね

これはPhantasmを持つカードが攻撃し、相手が攻撃力6以上のカードで防御した場合、即時に自壊しコンバットチェインが閉じてしまうというデメリット能力です。
さらに困ったことに、Phantasmで自壊するとそのカードがgo againを持っていたとしてもカード自体が無くなるのでgo againが失われ、次のアクションにつなげなくなってしまうのです。
つまり、前述のAether Ashwingトークン全員にgo againを与えて連続攻撃するという作戦も、初撃をクソデカ攻撃力カードで防御されると瓦解してしまうのです。
そんなデメリットもあり、一撃必殺系のアクションを持つヒーロー相手は
かなり分が悪いマッチアップだなと感じました。

ただし、Dromaiのカードは1リソース発生の赤カードばかりを使うことを想定されているのか、コストのわりに打点が高いカードが多いようです。

2コスト8点!

連続攻撃作成が通らないようであれば、トークンの攻撃でPhantasmを対処できる高攻撃力のカードを防御で切らせつつ、
こういうカードで一撃狙っていってもいいのかもしれません。

あとは、ブースターパックのカードで、なんか構築を変えられるカードとかあるかもしれませんしね!
ワイはもちろん、始めたばっかなので何が収録されているか分かりません!


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