3ヶ月やってみる

根本的にはADHDで飽き性の私だが
" 3ヶ月やってみる " という 自分ルールを設けて暮らしている。

このルールというか信念のお陰で ダイエットも成功したし
汚部屋も片付けたし資格も取得できた。

学生時代の体験が影響しているようなので、 今日はその話をしてみたいと思う。

 中学で英語の成績が伸び悩んだ時、塾講師が
「これを一冊だけでいいから隅々までみっちりやって。すぐには変わらないけど、3ヶ月後の試験で結果が出るから」 と言って、私にある教材を与えた。

それは、比較的薄いシンプルな教材一冊。
特別な中身ではなかったけれど 具体的な努力の方向性と 結果が出る期間をハッキリ告げられたのが響いたのか すんなり先生の言葉を受け入れられた。

その通りにやってみると、 先生の言う通り 直後の定期試験には結果が反映されなかったが、 3ヶ月後の学年末試験ではグッと成績が上がった。

それは私にとって結構衝撃的な体験で。

成績が悪いから あれもこれもやらなきゃ!と思って焦っていただけの時よりも
それ一冊を完璧にやれと言いきられたほうがうんと集中できたのだ。

そのやり方が、先生にとっては当たり前のノウハウだったのか
私の性格を見極めてのことなのか
つける薬がない人間に対する賭けだったのかはわからない。

それにしても、 大人の言う通りの結果が言う通りの時期に出たこと。
これは人を信じて頑張ってみて良かったと思えた学生時代の貴重な体験だった。

その後は同じやり方で 漢検2級の勉強を3ヶ月前にはじめてみた。
レベルは高校卒業・大学・一般程度なので中学生にとってはけっこう大変な内容だ。
英語の時と同様、取り組んだのはたった一冊。
躓いたら辞書で調べながら進めた。
本当にそれしかやらなかった。

しかしこちらも見事合格し、内申点も良い方向に転んだ。
これも自分にとっては自分を認めてあげられた大きな成功体験になっている。
それからはとにかく
勉強でも、習い事でもなんでも " 3ヶ月は頑張れる子 "になった。

だめなら3ヶ月後にサッパリと諦められる。

今も
何か取り組もう、チャレンジしてみようと思った時の初速は早い方だが
その理由はこの信念に従っているからだと思う。

ADHDの私にとって 何かをコツコツ続けることは一見難しいとも思えるが

" 取り組む理由に心から納得し、自分を信じられていればできるんだ "
という、書いてみれば当たり前のようなことの大切さに気付かされる。

もっと言えば
" 人の言うことは聞いておけ " という教訓にもなっている。

言いなりになる訳では無い。

発達障害の人のこだわりの強さや異常な執着はあまり良い方向には向かわないことが多いと私は思っている。
(私自身人が好きで人と居たいタイプなので尚更)

基本的に人の話を聞かないため、自分を客観視出来ないところから孤独になる。

そういった過去の体験から 私はめちゃくちゃ人の言うことを聞くようにしているし、 めちゃくちゃ鏡を見るようにしている。

自分らしく生きることは 自分勝手に生きることとは違う。

だから 人になにかアドバイスされたときは一言 「参考にします!」と言ってのけるくらいの発達障害でありたいと思っている。

あの塾には小4から小6まで通ったのだけど
先生たちには本当に感謝しています。

最近はジムに通い始めて丁度3ヶ月が経過した。
運動経験はゼロだったが、 今は慣れてきて
数日身体を動かさないでいると少し気持ち悪い。
(これ、言ってみたかったんだ)

これからもこうやって色んなことに取り組んで 自分を良い方向に変えて行きたい。

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