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福島初夏の旅~ドキュメント72時間聖地巡り~(前編)

あまりテレビは見ないのですが、欠かさず見る少ない番組の一つにNHKの「ドキュメント72時間」があります。
お店や場所など一か所に取材クルーが3日間貼り付いて、そこを訪れる人から色々な話を聞き出すという番組です。
3月と4月にお隣福島県の放送があったので、今年のゴールデンウイークは泊まりの旅行の予定も無いので、日帰りで行ってくることにしました。
遠くまで行くのにその2か所を廻るだけではもったい無いので、近隣の観光スポットも廻ってきました。


今回のスケジュールはこんな感じ。

1.二本松のバイパスドライブインで食事
2.二本松城を散策
3.須賀川市の特撮アーカイブセンターを見学
4.大束屋珈琲店で休憩
5.安達ケ原の鬼婆伝説のある観世寺にお参り
6.まきばのジャージーでアイスクリームを食べる

少し説明すると、特撮の神様と言われた円谷英二さんの生まれ故郷が須賀川市なのです。さらに生家は喫茶店で、それが大束屋珈琲店です。
1と6がドキュメント72時間で取り上げられたお店でです。

位置関係はこんな感じ
二本松エリアが1,2,5 須賀川エリアが3,4 伊達エリアが6 です

1.二本松バイパスドライブイン

二本松ICを降りて間もなくの所にある昭和レトロな24時間営業のドライブインです。

茶色い建物は併設されているゲームコーナーとお風呂

自宅を8時に出発して東北自動車道を南下、予定通りの9時40分に到着しました。
放送の影響でお客さんが多かったのか、食材が切れてしまったとかで入り口に準備中の札が貼られていましたが、提供まで時間がかかってもいいならどうぞとの事で、先に精算をして席につきました。

狙っていた朝定食は品切れ中

朝食を抜いてきたので猛烈にお腹がすいており、よせばいいのに朝からラーメンとチャーハンを注文しました。息子はチャーシュー麺、家内はモツ煮込み定食。
幸い我が家の頼んだ品は切れている食材と関係無かったのか5分程度で配膳されました。

思いのほかチャーハンの量が多かった
でも美味しかった

そうそう、ドライブインはこういう味でいいんですよと麺をすすり、チャーハンを口に運びますが、最後は気合で飲み込むほどの満腹になってしまいました。そういや胃がちっちゃくなってたんだった・・・・
去年のわんこそばから学んでいません。

外を見るとまだ早い時間なのにお客さんが次々とやってきます。そして全部県外ナンバー。テレビの影響は大きそうです。

さぁ、苦しいお腹をさすりながら、腹ごなしも兼ねて二本松城へ向かいましょう。

2.二本松城址

室町時代にこのあたりを治めていた畠山氏が築いた城で、江戸時代になり何人か城主が代わった後、丹羽氏が幕末まで居城としていました。
戊辰戦争では大勢の子どもたちが戦に駆り出されて命を落としています。
このあたりのお話は k_maru027 さんが非常に詳しく丁寧に何本も記事を書かれて小説まで出版されています。興味のある方は是非ご一読を。

駐車場に車を停めてお城へ向かいます。我が家が停めた駐車場はからは正面、いわゆる大手門はずっと向こうにある様子です。
少し距離があるので、このまま登って行く事にしました。
すぐに三の丸の広場に着きました。さぁ、サクっとてっぺんまで登りましょうと軽い気持ちでいましたが、ここから二本松城の恐ろしさを知る事になるのです。

ここからは心の声、妄想モードでお送りいたします。

かような小城一揉みに落とすのじゃ!(オーッ!)
えーいスズメバチとは小癪な。尋常に勝負いたせっ
一体この坂はどこまで続くのじゃ
持参したお茶が残り少のうござる。殿、ここは一度退いて態勢を整えては?
退くものは斬るぞ!進め進めーっ!搦手より本丸を目指すのじゃ
登れども登れども着かぬわ
気温も30度を超えているではないか
小城と侮ったは我らが不覚・・・無念じゃ

心の声

小さなお城だと思ったのですが、想像以上に山でした。
ほうほうの態で本丸にたどり着きましたが、昔の人の健脚ぶりには恐れ入ります。

この上が本丸跡
右の一段高いところが本丸跡
正面に見えるは安達太良山

本丸からの眺めは素晴らしいものでした。
本丸の少し前にある搦手門からめてもんのあたりに残っている石積みは現存する最古の野面積のづらづみらしいです。写真を撮り忘れたのが残念です。

こちらは正面にあたる箕輪門

次はここから40分程のところにある須賀川市に向かいます。

3.須賀川特撮アーカイブセンター

特撮の資料やジオラマの展示があります。施設の規模は小さいですが無料なのが嬉しいところです。

外壁に怪獣やカメラの絵が描いてあります

内部はカメラでの撮影は禁止ですが、スマホでの撮影は可という不思議なルールです。

ウルトラマンがお出迎え
カラータイマーが無いのは休みなく働くため?
奥に見えるのはミラーマン
ミニチュアです
これもジオラマ
家に飾りたいです

あまり広くないので、予定より遅れていたこともあって早めに切り上げて次の場所に向かいます。

後編につづく

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