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6387 サムコの業績についてポイントまとめてみた

✅ 1979年9月に株式会社サムコインターナショナル研究所を設立し、半導体製造装置の製造・販売を開始
✅ CVD装置やエッチング装置などの電子部品製造装置メーカーで、半導体向けが中心
✅ 筆頭株主は会長兼CEOの辻理氏で12.2%、次いで辻理氏の資産管理会社であるサムコエンジニアリング株式会社が11.4%、(一財)サムコ科学技術振興財団が9.9%、以降は、創業家一族とみられる辻一美氏、辻猛氏、サムコ従業員持株会などが並ぶ
✅ 会長兼CEOの辻理氏は立命館大学理工学部卒→1977年3月サムコインターナショナルを創業→1979年9月同社設立後、社長を経て、2018年10月現職に就任
✅ 社長兼COOの川邊史氏は京都大学工学研究科卒→1999年4月9502中部電力に入社→2008年7月同社に入社→2016年11月副社長を経て、2018年10月現職に就任
✅ 売上高の構成比は、CVD装置が10.3%、エッチング装置が52.0%、洗浄装置が12.9%、部品・メンテナンスが24.8%
✅ CVD装置とは半導体の表面に薄膜を形成して堆積する装置であり、同社では日本で初めてプラズマを利用したCVD装置を開発・販売した
✅ エッチング装置とは半導体に精密な溝を彫る等の加工を施し、凸凹を形成する装置であり、半導体の高集積化に必要な技術の一つである。主にLED製品向けや半導体の研究用途として活用される
✅ 洗浄装置では薬液を使わずに半導体の表面を洗浄する、ドライ洗浄装置を製造する
✅ 部品・メンテナンスでは、既存装置の部品販売やメンテナンス、移設・改造作業を担う
✅ 分野別の売上高では、電子部品・MEMS分野向けが最も多く、LED・LD等のオプトエレクトロニクス分野向けと部品・メンテナンス向けが次ぐ
✅ 海外売上高比率は44.0%で、地域別で見ると中国が20.6%、米国が12.2%、韓国が3.5%、東南アジア・インドが2.1%、台湾が1.0%、その他が4.7%を占める(2020年7月期)
✅ 売上高は受注状況により変動が大きい。2019年7月期はスマートフォン市場での需要悪化や米中貿易摩擦による受注減が影響して前期比▲9.7%の減収だったが、2020年7月期はCVD装置の売上拡大やアジアや欧州での受注増に伴う海外売上高の増加が影響して前期比+18.9%の増収となった
✅ 経常利益は2017年7月期に受注減の影響を受けて損失を計上したが、2018年7月期から2020年7月期にかけては+44.4%の増益

PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)


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