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相手への思いやりは、子どもにも伝わり、それが当然のことになる

英会話教室に通っていたときがある。

特別仕事で必要だったわけではないけど、
自分の給与を何か学びに使おうと考えて、
海外旅行に役立つかなと英会話を選んでみた。

1年半くらい通ってみて、英会話力はほぼ変わらなかったけど
先生たちは生徒が英語で何か言うと必ず「Good‼」とか「Nice try!」とか、
とにかく承認してくれて、褒めてくれるから、すごく気持ちよかった。

英語以外にも、海外の文化についても教えてくれた。
そこで得た家族円満の秘訣はいまでもかなり役に立っている。

レイコ先生は日本人の先生で、アメリカ人のご主人と国際結婚をしていた。
息子さんが二人いて、アメリカに住んでいた時期もあるらしい。

あるクラスで、私が今度シングルファーザーと結婚して
いきなり小学生男子のお母さんになると話したら、
レイコ先生は祝福してくれて、海外ではステップママと呼ぶと教えてくれた。

そんな名称があるとは知らなかった!

私は日本語の『継母』しか知らなかったし、
白雪姫に出てくる恐ろしい魔女がそれだったので、
あんまりポジティブな言葉だと思っていなかった。

アメリカを筆頭に海外ではステップファミリーが多いのよとレイコ先生は話してくれた。

いろんな人に結婚の報告をするとき、
結婚相手に連れ子がいることも伝えると、驚かれた。
私自身、なんとかなるでしょというスタンスではいたものの、
顔には不安な色が残っていたと思う。

レイコ先生もそれを察してか、家族円満の秘訣を一つだけ教えてくれた。

すごくシンプルだけど、意外と大事なこと。
誕生日や記念の日には必ず、
相手を喜ばせる準備を子どもと一緒にすること。

相手が好きな料理を作ったり、
感謝の気持ちを言葉で、手紙で伝えたり、
その人に似合いそうなお花を選んだり。

ちょっとしたことでもいいから、
相手が喜んでくれることを一緒に考えて、計画して、実行するのだ。

ボーイが小学校1年生のときから、
我が家では大切な日を特別にして過ごしている。

旦那のとしくんは外国並みに愛情表現をするタイプだったこともあり、
照れることなく、この文化はスムーズに定着した。

5年生になったいま、
来月の父の日にはお父さんの好きなチーズケーキを作ろうと提案してくれた。

相手への思いやりは、子どもにも伝わり、それが当然のことになる。

2年前の母の日、
私に欲しいものを聞いたボーイは、
としくんと一緒にデパートに買いに行ってくれた。

美容液と化粧水のセットを買ってくれたのだけど、
使い方までメモしてくれていた。

“けしょう水の前
使うときワンぷっしゅ
けしょう水はふってから。”

あぁ、めちゃ愛情溢れてるじゃん・・・
グッドだしナイストライだしアメイジングじゃん・・・・

子ども、きらい。とか
嬉しそうだとイラっとするとか
いろいろ言ってますけど、
それも事実なんですけど、

幸せMAXになるときが、あるのも事実。

幸せは相手次第で勝手に来るものではなく、
いかようにも呼び寄せることができるのも事実。



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