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私の怒り表現がゴリラだった

継子であるボーイへのイライラ、モヤモヤの件は散々書いてきた。

理由や詳細はさておき、
私の"怒"の変遷を辿ってみる。

怒りは自然に湧き上がるのではなく、
悲しみや不安が根元にあるらしい。

私の場合はこんな感じ。

・私が作ったご飯を食べてくれない
=行動が否定されたような悲しみ

・爪を噛んでいる
=愛情不足、大人になっても噛み続けるのではないか不安

・子どもが動いてくれない
=スケジュール通りにいかない不安

このように出来事→悲しみと不安→怒りのサイクルが起きたときの私の身体の状況はこんな感じ。

自分の身体の中の血流が速くなるのがわかる。
血管が波打っている感じ。
手が震え出す。

どうにかしてこの怒りを相手に伝えたくなる。

まずはボーイの身体が標的になる。

・腕を引っ張って放り投げる
・突き飛ばす
・部屋に閉じ込める

家の中であれば物にも当たる。

・テーブルや机を叩く
・ランドセルを吹っ飛ばす
・宿題プリントを破り捨てる

まるでゴリラのような感情表現。

カウンセリングを受けたとき、
アンガーマネジメントとして
その場から離れて1人になったらいいと言われて、
急いで1人で風呂に入ったときもあったが
湯船に浸かってからも怒りの感情がおさまらず
ボーイを怒鳴って呼び出し浴室に服のまま立たせて湯船から文句を言いまくったときもあった。

あの時のボーイのハの字眉毛は忘れられない。

人間だったはずの私が、いつからこんなゴリラみたいになっちゃったんだろう。
一生このままなのかな・・・

悲しみ・不安

全てボーイのせいだ!!!怒り

ゴリラ

最初に戻る

これは・・・
まるでゴリラの永久機関、、!!!



そこから私が人間に進化できたのは、
やはり人間になりたいという気持ちを強く持っていたから。

このままじゃいかん!と強く思った自分が
コーチングを受けてアドラー心理学を学んで、
怒りの根っこにある自分自身への失望感、自己否定に気づき、それを受け入れることで、
すこーしずつ、
ゴリラから進化した。

身体を使って大暴れすることは減ってくると、
次に出るのが言葉。

ドスの効いた
「ねぇ!」
「ちょっと!」
「困るんですけど〜!」
を活用。

嫌味や皮肉はお手のもの。

でもまぁ結局口うるさくブーブー言っても
向こうもブーブー言うので、
ただブタが増えるだけ。


最近はやっと人間らしくなってきた。

いまの表現方法は、顔だけ。

身体→言葉→表情という変遷。

ゴリラ→ブタ→人間。

エコな進化。

うわ〜やだ〜っていう顔
きったな〜いっていう顔
なにしてんのっていう顔

この3パターンを使い分けている。

これまでの変遷のおかげで、
私が何でお怒りになるかわかっているボーイは
無意識の行動で『あ、やべ』ってとき
必ずこっちの顔をチラッと見る。

そのタイミングに顔を作っておけば
即軌道修正を始めてくれる。


そしてこれから私は賢者になる日が来る。
なにがあっても涼しい顔で受け止める。


これまでの歴史に無駄なものなんて一つもない。
これまでの進化のおかげで、今があり、これからがある。

最後に、ゴリラさん、ブタさん
私の怒りの変遷に例えてごめんなさい、ありがとう。

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