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親子の思考性の違いがポジティブに見えた話

我が家はステップファミリー。
私は初婚で小学生男子の母となり4年の月日が流れた。

旦那としくんと小5ボーイの3人で暮らしている。

最近は母としての経験値が増し、ちょっとやそっとのことじゃ動じない精神力を手に入れた私。

でも担任の先生との懇親面談は必ず旦那としくんと2人で参加する習慣は変わってない。

年に数回ある担任との面談。
必須のものと、任意のものがあるが我が家は任意も含めて一度も欠かさずに時間をもらっている。

ボーイが小1で転校したばかりのころ(3人で暮らし始めたころ)にボーイのことでいろいろと先生にお世話になることがあり、その名残でもある。

今では悩み相談ではなく、家での様子と学校での様子をそれぞれ情報交換し合う時間として活用している。


小5ともなってくると、昔ほど家で学校の出来事を話すことも減って来ており(聞いてもあんまり出てこない)担任の先生からのエピソードがいつも楽しみだ。


ちなみに必ず毎回夫婦2人で行くので(他には見たことない)、それなりに教育熱心な親だと認識されているだろう…


前回の面談で先生から、ボーイは考察力が高いと評価いただいた。

理科のノートを見せてもらうと、確かに何行もの考察が書き連ねられていた。

実験の予想と結果が違ったとき、多くの子どもは『違った』という結論で思考を終えるが、
ボーイは『なぜか?』を深掘りするらしい。

温度が違ったのではないか、量が違ったのではないか、と更に仮説を立てて検証する。

そういうボーイの行動が、周りのクラスメイトにも影響している場面が何度もあると話してくれた。


なるほど・・・

私は思い出していた。

この前ブロッコリーの芯だけ炒めた副菜を食卓に出したとき、ボーイに言われたことを。

ボ)お母さん、ほうれん草も入れたの?
私)いや、ブロッコリーの芯しか入ってないよ
ボ)いいや、見て?これはほうれん草の茎だよ
私)いや私がブロッコリーの芯切って炒めたんだからブロッコリーしか入ってないって
ボ)いや、この見た目と食感はほうれん草だよ?
私)ブロッコリーにもそういう茎があるのー!!!


作った本人がブロッコリーの茎しか入れてないって言ってんのに信じないなんて、失礼なやつ!!!

このとき私は憤慨していた。

なぜ疑うのか?

ボ)お風呂沸いてる?
私)沸いてるよ
ボ)ほんとに?(お風呂場に見に行く)
私)沸いてるって言ってるんじゃん!!

信じられないなら最初から聞かずに自分で確かめろよ!!!

私の心の中で『信じてもらえない』という悲しみが怒りとなっていた。


そういう人だ、嫌な人だ、とラベルを付けていたが、理科の実験に取り組むボーイの話を聞いて『ちゃんと確かめたい人』なんだなぁと改めて思った。


私はどちらかというと深く思考せずに、なんとなくでやり過ごすことが多いタイプなので
ボーイと真逆かもしれない。

彼が自分がこれまで食べたほうれん草の茎と、今回のブロッコリーの茎が一致したという結論を出しただけ。
お風呂が沸いた音を聞いた覚えがないから確認しに行っただけ。

そこに『私への不信』という文字はなかった。

もちろん嫌な思いをしたことはブーブー言いますけど!


旦那も私も営業職が長かったこともあり、相手を不快にさせないコミュニケーション術に長けていることから、ボーイのはっきり物を言う研究職タイプとは日常でぶつかることは多々ある。


それはそれとして、ボーイにとって将来この経験がいろんな環境に身を置いたとき役立つことを願っている。

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