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京都ひとり旅② 嵯峨嵐山文華館で北斎が長生きだったと知る

2023年12月上旬、
一泊二日の京都ひとり旅に行って来ました。

旅のルートです。
1日目 福田美術館→嵯峨嵐山文華館
2日目 養源院→智積院→相国寺

今回は嵯峨嵐山文華館について。

福田美術館から、歩いて5分もかからない所に今回の展示第二会場となる嵯峨嵐山文華館はあります。

福田美術館のチケットを見せると100円引きで入れます。

福田美術館からホントにすぐでした!


浮世絵の2つの種類を知る

英語解説があるのも外国人に優しいです。
(私は日本語解説が難しいと
よく英語解説を読んでやっと分かるということがあります。
ここではそんなことなかったです。)


美術検定の勉強中に、たぶんこういうことが書いてあったはずなのですが…。
(机に座って勉強するってスタイルは、もうこの歳になると身に入らないのかもしれない)

浮世絵には「肉筆画」と「木版画」の2種類があって、こんな違いがあるということをここで初めて納得しました。

展示の中で素敵だったのが、こちら↓

この写真ではあまりですが、
本物はとってもキレイ

3枚の掛け軸を使って、月の美しさに見惚れている人たちを描いています。

それぞれ場面は違えど、同じ月の下、同じ月を見上げて、キレイだなぁと同じように思う人たち。

今はもう大晦日に「紅白歌合戦」観るって人が減ってるのかもしれないけど、子どもの頃は日本中のたくさんの人が同じ「紅白歌合戦」を見てるんだと思うと、それだけでひとつになっているような、とても温かい気持ちになったのを思い出しました。

(だからって、今の私は「紅白歌合戦」見たり見なかったりなのですが)

それから、北斎は長生きで90歳近くまで生きたことを知りました。

北斎が85歳の時に描いた
《端午節句図》
90歳の北斎のイメージすると
北斎おじいちゃんが身近に感じられます


テレビで見たばかりの百人一首の札に感激!

こちらの嵯峨嵐山文華館には百人一首の展示コーナーがあり、これがとても興味深かったです。

どうして歌を途中までしか聞いてないのにどの札が分かるのか、その謎がこちら↓の映像展示物で解けました。

百人一首についての映像
勉強になりました

歌人のフィギュアの展示もズラリと並んでいました。

紫色の着物ではなかった
紫式部

そして、こちらの札↓
ん?どっかで最近見た。

北海道の百人一首の札

月曜日にやってるマツコデラックスの番組で紹介されていました。夜ふかしです。

北海道の百人一首では、上の句を詠まないみたいです。

好きな歌は?という質問に、札の見た目が好きと答えていたのが印象に残っています。確かにかっこいいです。

東海道五拾三次を圧を感じながら観る

2階に行くと120畳の大広間に東海道五拾三次の展示です。

ひっろ!
旅館のお食事の間みたいでした。

こちらもごちゃごちゃしてなくて、分かりやすいマップです。

 「白隠が生まれた地」などと
その土地の説明が書かれていました

人が少なくゆったり観れると思ったのですが…

私のひとつ前で観ていたお婆さんが、とてもゆっくり観る方で、それは良かったのですが、途中から私のひとつ後ろから来た方がかなりのハイペース。
しかも何やらぶつぶつ言いながら、鑑賞していました。(←ちょっとこういうのに私は急かされる)

はあぁぁぁぁ〜。
詰まってしまう。

今思えば、ちょっと外れて後ろの彼女を先に行かせればそれで良かったのですが、そんなことしたら失礼かなとか考えてしまい、とにかくその時は必死。テンパってしまい、そんな余裕なかったです。

結局、最後の1枚というところで、おばあさんかなーりじっくりと観ておられ、私が追いつき、もちろん後ろの彼女も追いつき、

はあぁぁぁぁ〜。

と内心かなり焦りましたが、後ろの方はどこかへ行ってくれました。ふぅ。一安心。

なんか、圧を感じて、ゆっくり観れなかったなぁ。


まとめ

「ゼロから〜」ということで、第二会場のこちらも解説が分かりやすかったのがやはり良かったです。

音声ガイドがなかったので(私が気づいてないだけかしら?)あったらもっと楽しめたかもと思いました。

ショップもこじんまりな感じだったので、こちらでは何も購入しませんでした。

その後は1人、夕暮れ時の渡月橋を渡り散歩しました。

嵐山来たし、やっぱり渡っておかないと

そして、時間まで公園で暇つぶしして暮れていく空を眺めて、
(隣のベンチはカップルでした。ごめんねー)時間になったので、予約しておいたお店へ。

ひとり居酒屋で京都のおいしいお酒をいただきました。

予約しておいた「ぼくらの食堂」さん

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