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都会の喧騒を見て思った

今日は哲学会で「規範」の問題にふれた。
規範とは「行為のありかた」の基準を位置付ける理念を持つことであり、存在することの本質的意義を原理的に考える、「存在の理法」というものを追求することにつながり、そこには「神聖不可侵」と表現できる、超越した聖なる次元を捉えなければならないことを確認した。

一般に規範とは、「~すべし」という命令法でその行動を規定する。

この時、その根拠としてどのような正当性を保証するのか、

これらの問題については現代における合理的精神がもたらした、「合意形成」のルールであるデモクラシーという方法論での相互承認に依存するほかない状況が現代社会の内にある。

しかし、わたしたちは生きている社会の中で多かれ少なかれ味わう不条理に直面する体験の中から、慣習の中に生きる規範が、真理に基づき絶対的であるとは言い難い現実と向き合わなければならない事例が数多くある。

これら規範について合意形成をする現代社会のメカニズム、そのプロセスでは、およそ解決でき得ない問題が山積みされていると言っても過言ではない。

我々はこうした苦難と茨の道に充ちた人生を自覚し、試行錯誤しながら現実を受け入れ、努力していくしかない。

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