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なんでもない話を書いてみるのもまた一興なのです。

今朝、いつも通り家の玄関を出て、振り返って扉を閉めようとしたとき、足元でササっと動き、外から玄関の中に滑り込んだ影が目に入った。

その正体は、小さな蜘蛛だった。

以前、自宅にいつの間にか入り込んだ蜘蛛について書いたことがある。

あぁ虫たちはこうやって家に侵入していたのか、やはり玄関からだったのか、と思わされた。

嫌になっちゃうわ、と思いながら、つぶすのはかわいそうなので、なんとか外に追い出すことにした。

こういうサイズの蜘蛛は後ろから迫ると前方にジャンプすることを知っている私は、一度出た外側から玄関を越えて素早く自宅内に回り込み、すぐさまティッシュを数枚抜き取った。ティッシュを持った手を蜘蛛にゆっくりと近づけ、玄関の外に向かって誘導するように迫ると、蜘蛛はやはりぴょんぴょんと飛んでいきながら玄関の外に出て行った。

もし私が侵入に気づかずにそのまま家に蜘蛛を閉じ込めた形になったとしたら、夜に帰宅して蜘蛛の存在に気づいた私は確実に蜘蛛を潰していただろう。

潰されずに済んでよかったな、と蜘蛛に心の声をかけた上で、私は今度こそ虫の侵入を許さないように素早く外に出て、玄関扉を閉めた。

ふぅ、と一息ついた後、大学への道を足早に歩いていた私はふと思った。

そういえば、蜘蛛との格闘の最中、玄関扉はずっと開いていたままだった。その間、確実に別の虫が家の中に入っているような気がしてならない。

あぁ、結局はまた家の中で虫を潰さなければならないのか。

しかしこれも、そういう虫が多い環境の一室を借りてしまった私の責任なのである。

毎日ブログを続ける中で、たまにはこういう何の内容も無い話を書くのもまた一興である。

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