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子どものなりたい職業が「会社員」は本当に異常だ

子どもがなりたい職業が3年連続で1位になったそうです。
いや、もう本当にこれ、異常だと思うんですよ。
何が異常かって、そもそも「会社員」って職業ではなく社会的身分なのに、子どもたちはさも職業かのように錯覚してしまっている。
公務員も会社員と同様に社会的身分であって職業ではない
それなのに、職業として見られている。

たとえば、警察官とか教師とか消防士であれば、身分は公務員ですが職業です。
エンジニアであれば身分上は会社員ですが(個人事業主や起業家もありうる)、立派な職業ではある。

にもかかわらず、子どもたちは職業と社会的身分を混同した認識を持ってしまっている。
まあ職業か社会的身分かというのはそのうちわかるでしょうが、それ以上にほぼ100%なれるものを憧れの対象として見ているのは本当に嘆かわしいことだと感じます。
サラリーマンなんてよほどヤバいことをしない限り誰でもなれます。
憧れでもなんでもない。
なんて言うと、「サラリーマンをバカにするな!」という反論(というか怒り?)をする人もいるかもしれませんが、バカにしているわけではなく、実際誰でもなれるのは事実です。
大企業などは確かに難易度は高いでしょうが、プロ野球選手やJリーガー、医者になるのと比べたらはるかに簡単でしょう(医者は医学部に合格するのが難しいですが)。

「なりたい職業『会社員』」という事実から、子どもは本当に安定志向になってしまったのだなと思いました。
安定志向それ自体は悪くないですが、まだまだ人生長いのだし、もっと様々な「職業」を知ったほうがいいのでは?と感じました。


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