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勉強時間を確保することの重要性

社会人の多くは忙しい中でスキマ時間を見つけ、コツコツと勉強することが重要であると考えています。
ただでさえ忙しい仕事、時間のかかる通勤、このような状況下では長時間勉強するのは難しいので、とにかく5分でも10分でも地道に学習する。
そのようなことが理想であると考えられています。

しかし、勉強というのはある程度時間をかけないと知識が身につきません。
特に外国語や数学など学習分野が広い勉強ほどまとまった時間を確保しなければなりません。
1日に最低でも1時間、できれば3時間ぐらいほしいところ。
休みの日は5時間ぐらい勉強してようやく知識をモノにすることができるのではないでしょうか。

私自身はこれまで英検準1級、TOEIC700点台、仏検2級と外国語系の資格を取得してきましたが、それはひとえに勉強時間を確保したからに他なりません。
一定期間無職だったことに加えて、仕事も残業をほぼしない、通勤は往復20分程度(徒歩と電車すべて含め。札幌は通勤に時間がかからない)だったので、徹底的に勉強にフルコミットすることができました。
もし、私が社畜となりて深夜まで残業し、会社への通勤は往復2時間かかる、プライベートは飲み会に合コンに婚活、みたいな世界線で生きていたら間違いなく勉強はできていなかったでしょう。

どういうわけか、日本人ビジネスパーソンは「忙しいことこそが正義であり、暇な時間が多いのはゆゆしきこと」みたいな考えを持っています。
だから、忙しい状態を改善しようとする発想がそもそもないんですよね。
忙しい状態を維持していたら、一部の優秀なビジネスパーソンを除いて、資格試験で成果を上げるのは難しいでしょう。

資格でも資格に関係のない勉強でもいいですが、何かを成し遂げたいと思ったら、極力忙しい時間は減らしましょう。
残業が常態化しているなら、定時で帰り続ける、通勤時間が長いなら会社の近くに住むなど。
ある意味で、「日本人ビジネスパーソンのあるべき姿」(働きまくり社畜になる)からはかけ離れますが、とにもかくにも時間を確保することが重要です。

勉強において、「忙しい」は美徳でも正義でもなく、根絶しなければいけないものなのです。



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